なぜ中国の皇帝は世界一残虐なのか?
> アジア一国一愛人構想、その活動は中国・インドネシアの内戦・革命を震源とし引き起こされるアジアの動乱を収益化することを目的としている。その将来を彷彿とさせる”中国の輝かしい過去”に興味が湧くだろう?
世界で最も残酷な処刑方法を2つ挙げろと言われれば、私は躊躇無く「凌遅の刑」と「腰斬りの刑」を挙げる。私ならずとも世界の刑罰史や拷問史の研究家なら、この2つが飛び抜けて残酷の処刑であると認定するのに異存は無いだろう。両方とも中国の伝統的処刑である。「凌遅の刑」とは3日かけて徐々に死刑囚の体を切り刻んでいく。刑吏も死刑囚も腹がへるから、途中で食事したりする。一部始終を公衆が見物している。この処刑は20世紀の初頭まで存続していた。いかにも4000年の歴史を持つ国の処刑らしい方法だ。もう1つの「腰斬りの刑」だが、読んで字のごとく、上半身と下半身を両断する処刑である。この処刑が世界刑罰史上最も残酷な処刑といわれる所以は、体を真っ二つにされた後も、しばらくは生きているからである。同じ処刑でも、中国では「腰斬りの刑」は打ち首の刑より重い刑罰と位置づけられていたのだ。人間は首を斬られてしまえば、脳と心臓が離れてしまい、たちまちのうちに意識を失って死んでしまう。斬首はされる本人はそれを目撃することも確認することもできない。しかし胴体を斬られたのでは、脳と心臓が離れていないため即死しない。腰斬りは斬り離された下半身を自分で見ることができるのである。死ぬまでに若干の時間があるのだ。それが死ぬ者にとって魔の時間となり、苦しみ抜いたあげくに死ぬということになる。