天塩川木材工業の破産から1ヶ月もたたない97年12月24日、漁業資材製造の函館製網船具が函館地裁に自己破産を申請し、その日のうちに破産宣告を受けた。負債総額は138億円に上った。函館製網船具の業績不振は、米国と旧ソ連が200カイリ漁業専管水域を設定した77年にさかのぼる。いわゆる「200カイリ体制」によって、北洋漁業の減船が始まり、本業の漁業資材の売り上げが急激に落ち込んだのである
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