月: 2013年9月

解明・拓銀を潰した戦犯 3/4 ~国内初の都銀破綻

94年12月、拓銀に再び激震が走る。大蔵省から「決算承認銀行」の指定を言い渡されたのである。決算承認銀行は経営に問題があり、当局の強い管理が必要と判断される金融機関に対して同省が指定する。過去には住友銀行に吸収された旧平和相銀、地上げ業者への過剰融資が問題となった旧第一相互銀行などが指定を受けた。この事実は顧客や株主はもちろん、行内でも首脳ら10人前後以外は誰も知らない事実として長く伏せられた。95年、拓銀は住友銀行と供に都銀として戦後初の赤字に転落する。その夏、米国の大手格付機関ムーディーズは拓銀を最低のEランクとした。当局から、そして市場から、拓銀に対して次々に下された事実上の脳死判定。破綻へのカウントダウンが始まろうとしていた。
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初フィリピン・マニラ編 3/14 ~モデル級の嬢がいるキャバ

男性諸君、大変長らくお待たせいたしました。フィリピン・マニラ編、夜遊びの時間がやってまいりましたよ。ただ、すいません、焼肉の時に、「セックスだけでは満足できない」発言しちゃったんで、殿方たちが興味のある、直接的なサービスを提供する店ではございません。キャバというよりもう少し上品なクラブです。
Club Egoist Makati
808 Arnaize Ave Pasay Road Makati City
土曜の夜でしたが、嬢の数30名、スタッフ10名弱、客10名強と言ったところでしょうか。クラブ・エゴイストの私の第一印象は、
すんげぇ、かわいい。美人ぞろいですね。
私が認知している職業・エリア別フィリピン人美人分布
香港・シンガポールなどにいるメイド<ボラカイ島を徘徊するフィリピン人<シンガポールのP-Pub<<<エゴイスト
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S&P500のオプションも、はじめちゃいました

東証・大証併合、Listed Option的には、行使価格が125円刻みになってからしばらく経った時期から、中・長期(3ヶ月より長いくらい)のAsk/Bidが閑散としている。最も短い限月では取引高も増えているためか、Market Makerが最短限月に集中しているようで、中・長期が軽視されている。1M未満のGammaとTDが好きな個人投資家にはウケは大変良いようだ。
一方、私は長め(3ヶ月以上)のオプションを中心に組むので、新規のポジションはおろか、以前組んだポジションの時価評価すらできない状態にまで追い込まれている。日によっては、長いところは完全にAsk/Bidが無いようなことも起きており、時価とリスクが計上できず、マニュアルで適当なIVを入力している状態である。(尤も長いオプションは日々の変動にはあまり影響されないのではあるが、DailyのPLをつける際に、自分で作為的にIVを入れる行為に嫌悪感を覚える) この記事がアップされる頃には中長期のMarket Makerも復帰をしているかもしれないが、数週間、この閑散とした状態を見ていると、日本の上場デリバティブ市場に対しての失望感が抑えられなくなっている。
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先物miniとか行使価格125円刻みとかそういう細かいのどうでもいい!!


ジャカルタ・リラクゼーション・アワー 13/16 ~渋滞、国民生活に支障をきたす行政

次の日、ジャカルタ時間12時過ぎに、
ジャカ1から電話「何してんの?」 
マーケット監視中。13:15には終わる。」 
ジャカ1「じゃ、家まで迎えに行く。海沿いのレストランがあるから、そこでご飯でも食べよう。」
「はい。」


解明・拓銀を潰した戦犯 2/4 ~拓銀を取り巻く怪人物

保身のための融資
92年早春、大阪の料亭の女将が日本興業銀行から2400億円もの巨額融資を引き出した東洋信金架空預金証書偽造事件、1支店の渉外課長が総額7000億円という資金を独断でバブル企業に流した富士銀行不正融資事件、そして住友銀行と密接だった大阪の中堅商社が暴力団関係者をも巻き込んで不明朗な地上げや絵画取引を行ったイトマン事件・・・。前年から金融機関を舞台とする大型犯罪が、バブルのウミのように相次いで噴出していた。そんなある日、拓銀本店内の一室で海道弘司常務と佐藤安彦副頭取が向き合った。海道が佐藤に打ち明けた。「実はすぐに数百億を融資しないとカブトデコムの経営は持ちません」。佐藤にとっては衝撃の告白だった。
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解明・拓銀を潰した戦犯 1/4 ~破綻への道

21世紀ビジョン
80年代、銀行経営は冬の時代だった。突如として金融自由化の波が押し寄せてきたからだ。戦後疲弊した国土と経済の復興を支えるため、国内には強力な行政指導の金融制度が敷かれた。これが次第に海外から痛烈な批判を浴びるようになる。世界経済の舞台で急激に台頭して来た日本に対し、「行政による強力な金融統制によって国際競争力を蓄えている。アンフェアだ」というのが海外の言い分だった。金融機関が自由に金利を決め、業務の垣根をなくし、欧米と同じルールでビジネスを行うという金融自由化の流れが、こうした外圧により日本国内で決定付けられたのが80年代半ばだった。
規制金利時代、銀行は預金と言う資金量さえ伸ばせば、自動的に儲かると言う仕組みだった。だが、この従来の経営手法は自由金利の下、手詰まりとなっていた。そんな中、プロジェクト融資や不動産融資で派手に稼ぐという方式が各行の間に急速に広まっていく。住友銀行がその先頭を切った。当時の磯田一郎頭取は、「向こう傷は問わない」と、高収益を上げるためなら多少の荒っぽさを容認した。激しい嵐のような時代の中で、拓銀は焦りを募らせていた。都銀の中では業容、収益力ともに最下位。収益競争の激化で、上位行との差は広がり、一方で地銀上位行に激しく追い上げられて一部有力地銀には逆転を許す始末だった。鈴木茂頭取は当時の行内の会合でハッパをかけた。だが景気の波はいつも北海道には遅れてたどり着く。一般消費者を巻き込んで株式ブーム、不動産ブームが道内で始まったのは、首都圏、関西圏よりワンテンポ遅れていた。ようやく拓銀が他行並みに不動産融資のアクセルを踏んだのは、「88年ごろ」とされる。完全な出遅れだった。だが、その分、闇雲に走り始めた。
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初フィリピン・マニラ編 2/14 ~炸裂したアジア一国一愛人構想の説明

連中は、T1でチェックインしたのだが、お食事・レストランなど全く無いというショボイ・ニノイ・アキノ空港。じゃ、ここから一人になるかな。
ニノイ・アキノ空港からマカティへ。空港からタクシーで770PHP、わかっちゃいるのに倍以上ボラれたw 言い訳していいですか? 連中と別れた瞬間に緊張の糸が切れたの。リゾートホテルからバジェットホテル、投資一族の継承からアジア一国一愛人構想へと、ギアチェン中だったのw メーター使ってないなーって気付いていたけど、あえて指摘しなかった。高いなーと思ったけど何も言わなかった。
さて、気を取り直して激安ホテルにチェックイン。うーん、本当にバックパックを背負っているような白人が居るバックパッカー・バジェットホテルw
そしてマジョリティはここでも中国・韓国系だ。Tune Hotel Makatiだが、価格はUS30くらい、新築なので綺麗だ。部屋は狭く、冷蔵庫も無い。シャワーだけついていてという典型的な安ホテル。嬉しいことにWifiは無料だった。
激安貧民ホテルからコンビニまで歩いたが、ボラカイに続き、ここもリトルコーリア? 韓国語の店が建ち並ぶ。むぅ・・・。Burgos通りはマカティ地区の中でも、遊び場でGo Go Bar ゴーゴー・バーや立ちんぼストリートらしい。日中ちょっと歩いた感じでは、リトルコーリアにしか見えないが、ホテルの近傍から道路を隔てれば普通のフィリピンに戻るw
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ジャカルタ・リラクゼーション・アワー 12/16 ~インドネシア中銀博物館

Indonesia Museum 入館無料
KOTAのバス停の目の前にあるので、誰にでもわかる位置。レセプションで名前を書くと、入場チケットをもらえるが、特にチケットを提出するところもないので、記念チケットと思って受け取っておけばよい。日銀見学や日銀貨幣博物館のように現役の建物ではなく、旧・インドネシア銀行(中銀です)の建物を博物館として公開している。無料で冷房が効いているので、子供、涼みに来ているインドネシアの民が多い。
さて、ネタばれになるが、インドネシア銀行博物館の最初の展示物は何だと思うね? 「通貨の価値は、金融政策によって決められるのではなく、国民の労働による」 貿易収支、高金利通貨選好、黒田バズーカーだとか、小難しいことを考えがちだが、原始的な原則を思い出させてくれるだろう。為替(FX)などという通貨の比率ばかり見つめていないで、通貨(Currency)そのものを見つめるのが、投資家としての姿勢だろう。
インドネシア銀行博物館に行くのを楽しみにしている人はまた明日。


初フィリピン・ボラカイ編 1/6 ~ビーチで遊ぶ=船は小さい!

「船に乗るの?タイの時に乗った小さな船(プーケットからコーラル島に行く時に乗った10人乗り程度のボートを意味している)は揺れるし、濡れるから嫌だな。シンガポールからビンタンに行った時のような船が良いな。」
既に説明したことだが、非常に重要なことなのでもう一度言う。シンガポールからビンタンで、乗ったのは100人級のフェリーである。世界の地図を思い出せ。国境線は常に、海岸線を奪い合うように引かれているはずだ。フェリーよりもっと大きな船が入るには深い海が必要だ。大型船入港=大量輸送できる港を国家は奪い合い、シンガポールは、その地形だけで存在している国家ということが、旅行して船に乗っているだけでわかるはずなのだ。ビーチで遊べる海ということは、ボラカイは遠浅の海。浅い海に大型船は入れない! だから今度は逆に、ボラカイ行きの船は数人乗りのボートか、それよりもちょっと大きい程度のはずで、100人級のフェリーということは無いと、ボラカイに行く前から推測できなくてはならない! (オヤジの説教は長いw)
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政治家の殺し方 3/3 ~改革を阻害する真の敵

次に公務員組織だが、私が市長になってから公務員の定数や各種手当てなどの削減を徹底して行った。交通局や水道局などの公営企業も含めた職員数となると、市長就任当時34,000人いた職員数が、退任時には27,000人と20%も減員した。法律上、公務員をクビにはできないし、推奨退職制度を設けても応じてくる者はほとんどいない。そうなれば毎年の採用を控えるしかない。第2,第4の土曜日には区役所開庁を実施するなど、むしろサービス向上を進めながら人員削減するように努めた。市民も窓口職員の応対が良くなったという実感はあるだろうが、その裏で人員を大幅に削減していることなどはほとんど知らなかった。

> はい、本当に役所のサービス良くなったという実感があります。
この前、役所に住民票入れたり、健康保険申請した時も、住民税を1円も納めてない私に対して、懇切丁寧にご対応いただきました。安易な役所叩き、公務員叩きは止めましょう。多数の職員の努力でサービスが保たれているわけですから。
失礼なことに、国語辞書にまで載っている。
お役所仕事:形式主義に流れ、不親切で非能率的な役所の仕事振りを非難していう語。
横浜では
お役所仕事:住民票が入っているという形式だけで、住民税を1円も払ってない民に対しても、採算を度外視して、極めて親切に手続きしてくれる献身的な仕事振りを賞賛していう語。
と改めなさい!


初フィリピン・マニラ編 1/14 ~空港・周辺ホテル

マニラ国際空港(ニノイ・アキノ空港)、ショボい。商売っ気はほとんどありません。シンガポールのチャンギは国際空港の中でも立派な方なので、チャンギや成田と比較してはいけないかもしれませんが、バンコクのスワンナプームと比較しても露骨にショボいです。今回は日本からのゲスト3名と空港待ち合わせ。マニラ国際空港(ニノイ・アキノ空港)はターミナルが3つあるので注意が必要ですが、日本からのゲストのJALと私が乗るJET Starは同じT1なので、T1税関後で待ち合わせしました。税関前、税関後のいずれも喫煙所、売店がほとんど見当たらないので、クーラーが効いている室内で、じっと待ちます。
ニノイ・アキノ空港 ターミナル1の待ち合わせ
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ジャカルタ・リラクゼーション・アワー 11/16 ~民としての生活と物価

プロポーズ翌日、Money Changerをうろつく。昨日のFOMC(Foreigner Occupy Market Committee、外国人が市場を支配する委員会)の結果を踏まえて、ジャカ1に追加投資を決定したためだ。日本のクレジットカードをパタヤでロスってしまって、シンガポールのクレジットカードしかない。シンガポールのクレジットカードは為替で2-3%抜いてくるので、カードは多少資金効率が悪い。現金で交換した方が率が良いことを見越して、多めにSGDを持ってきてあったのだ。SGDIDRはインターバンク7920に対して、Cipeteの両替商は8軒まわって7600-7845。話にならんな、最低でも7880は欲しいところだ。慌てずゆっくり探して効率よく交換しよう。最低がBNI(銀行)の7600、レートを出すまでに5分以上かかり、5分の挙句にでてきたレートはCipete Blok M間で最低のレートだ。最良はBlok M Plazaの3Fの両替商である。
せっかくBlok M Plazaまで来たので5Fの床屋・美容院でCream Bath(洗髪+上半身マッサ)を楽しもう。今回はどさくさにまぎれてブロー代を追加され、25,000IDRの予定が37,500IDRも取られてしまった。1時間以上かかっていたと思うので、まぁ苦しゅうないのだがな。


オブデロード一族の女たち ~クレシダ・デビュー

モルドバを倒したところで・・・、モルドバとクレシダのご登場です。主人公のクレシダが、やっと登場!!
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わー、かっこいい。初めて間近で見ましたw 自画自賛で恐縮ですが、「三角帽子と権威の外套」の紫と、手に持つ扇が西太后っぽくてお洒落だと思いませんか? 気になるクレシダの初期値と成長率。
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えっ? このネクラ顔で肉体系女子? INT10のMEN2ってバカなの? という能力値ですが、クレシダこそが待ちに待った待望の最強魔法使いの設定になってます。INT9、MEN9の成長率はヤバいよ。これ。今の時点で予想すると、クレシダの総合能力成長値は、一般キャラに限りなく近い42.5(ソルジャーが40)。一方、最強成長力を持つオクシオーヌ・フォリナー4姉妹の48.5には遠く及ばず。総合能力値では劣る設計になっているが、おそらくゲームバランスが崩れるくらい強い魔法使いになるであろう。


政治家の殺し方 2/3 ~風俗退治、その手法

建設・公務員はお金からんでますから、財政健全化、わかります。ワシらの業界、市から援助なしで細々とやらせてもらってます。法人じゃないんで、法人税払ってませんけど、袖の下いう形で警察関係の方には、お支払いさせてもらってますし、中田先生、わしらだけは勘弁してください!」
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政治家の殺し方 1/3 ~偉大な市長と作られたスキャンダル

横浜市民の生活に影響を及ぼすほどの市政=黄金町界隈のヘルス・立ちんぼ・ちょんの間などの多業種が複合して存在する日本では珍しい総合・性風俗街を警察24時間体制で廃止した敏腕政治家 元横浜市長・中田氏の本。文字で書くと簡単だが、あの街並みの前後を知っている人は、中田氏の偉業、命懸けの政治とはを理解するに易しい例であろう。中田氏の政治手腕は、横浜市の実績から私は認めているが、その中田氏が大阪市政にまで首を突っ込んでいると聞いているので、私としては、聖地・飛田新地の行く末を憂いている毎日である。


シンガポール6年目にしてジョホールバルに初めて行きました

バスで2.4SGD、1時間弱で行けるというので、インドネシアのバタム初挑戦に続いて、マレーシアのジョホールバルに行ってまいりました。前日朝の7時までウイスキーを部屋飲みしていて、10時に起きて出陣しました。ブギスからジョホール行きのバスが出ています。バスターミナルの位置はブギス駅北部の各駅停車とエクスプレスがあり、エクスプレスはノン・ストップでジョホールバルまで到着する。
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シンガポールの出国手続きで、一度下車し、ここで一度パスポートを使って出国する。それからバスにもう一度乗って、国境の橋を渡る。一般自動車道、バイク・自転車道(歩き国境越えは認められていないが、自転車越えは認められているらしい)、そしてバス専用レーンがあるのが、民であるこの私に嬉しい設計だ。マレーシア、シンガポール間の国境は1kmほどの海だが、確かに泳いでわたって逃げ出したアルカイダのメンバーがいたというのも、うなづける。ジョホールに入ると多少の渋滞があり、ここで下車して入国となる。


ジャカルタ・リラクゼーション・アワー 10/16 ~人生初のプロポーズ

今日はジャカ1が車でKOSTまで迎えに来てくれるという。17時待ち合わせだが、渋滞都市ジャカルタ、遅刻は織り込み済みだ。18時くらいにもうすぐ着くと電話がある。そこから待って30分、まだ来ない。
ジャカ1から電話「道路、間違えた。もうちょっと待て。車は白のホンダ、XXX(車種名)だ。」
ジャカ1から電話「駄目だ、混み過ぎだから、Family Martに来い。」 Family Martに向かってる途中
ジャカ1から電話「遅いな。何やってるの? んー? Fatmawatiじゃない。CipeteのFamily Mart。」 どうやら私が行き先を間違えたようだ。
ジャカ1から電話「わからないなら、Blok M Plazaに変更だ。歩くなよ。バッジャイで行くんだ。」 しかしバッジャイは見当たらず急いで歩いていると
ジャカ1から電話「止まれ。今信号に居るな? ワシはお前が見えておる。そこで止まれ。
ブィーン、ジャカ1だ・・・、19時ようやくジャカ1の車に乗り込むことができた。16-21時くらいまで、ジャカルタは慢性の渋滞に悩まされており、ちょっとでも間違うと戻るまでに30分かかるということが頻発する。私が住んでいるDamai Rayaは道が狭い上に、メインストリートのFatmawatiは北から来ると途中工事中で迂回を迫られ、かなり厳しい運転となる。ジャカ1は免許を3ヶ月前に取ったばかり、車は借り物だそうだ。さらに厳しい条件だ。インドネシアの普通自動車の免許の種類はマニュアルしかないようだ。AT限定免許の私は例によって馬鹿にされる。オートマではなく、マティックと呼ぶらしい。
会話の中でジャカ1が、行き先や、道路の名前、そして、あの車欲しいな、トヨタのXXX(車種名)、ホンダのYYYも良いなと言っている(AvanzaとCR-Vだけかろうじて聞き取れた)。ドライブの時の女の気持ちを味わった気がする。何を言っているのか、全くわからない。日本車の車種名がよく出てくるのだが、後は三菱のパジェロも聞き取れた。言い訳すると日本名と違う車、日本車だが日本で生産・販売されていないような車も多い。言い訳だな、車の名前なんか知らんわ。セダンではなく、パジェロのような車高が高い車がインドネシアでは人気なのだ。


最適行使モデル主題による交響的変容 2/2 ~離散配当

1.離散配当
2.転換時期制限(これが無ければ全ての点で、行使価値と継続価値を比較するわけだが、一般に個別株のアメリカンオプションの新株予約権やストックオプションは、転換できない時期があるので、これも加えよう。)
3.キャッシュ・フロー(オプション自身期中に何かのキャッシュフローが発生することは普通は無いが、転換社債・債券型に拡張するために、期中、評価するデリバティブが生み出すキャッシュ・フローも評価できるようにする。)
4.セトルメントディレイ(行使してから株が来るまでの期間が0ではないことに対応)
これだけならバイノミアルでも対応できるのであるが・・・、パラメーターの期間構造やVolatility Skew、モデル・パラメーター的に、そこまで拘らないにしても、配当・転換時期・キャッシュフローなどというイベントに焦点を当てて、イベントごとに時間を区切ったり、現在に近いところを細かく刻んだり、という拡張性に向かない。バイノミアル・ツリーの本質は先ほども述べたように、u・d=1で、元に戻りながら進んでいくところが肝であり、そこが大きな制約条件となる。
期間構造、Skewや主観的な時間区切りなどへの拡張性を意識しているので、三項間確率漸化式、Trinomial Tree(トリノミアルツリー)を登場させよう。拡張性、つまりTreeの格子の大きさを変えることを意識しているので、ここでは有限差分法(Finite difference method)と呼ぶのが適切だろう


ハプスブルク家の悲劇 8/8 ~神童とハプスブルク家

7.モーツァルト変死事件
あまりにも名高い「レクイエム伝説」は、ある日灰色の服を着た男が彼を訪ねてきて、名前も告げずに「レクイエム」の作曲を依頼し、5ドゥカーテンの予約金を置いて帰ったことから始まる。そしてモーツァルトの人生はこの時から一変してしまう。それまで宮廷音楽家として活躍していたモーツァルトがまるでとりつかれたように、昼も夜もこの「レクイエム」の作曲に没頭するようになってしまったのだ。音楽的にも「レクイエム」は、彼の有数の傑作であるだけでなく、一種独特な存在である。それまで天使のような軽やかな魅力をたたえていたモーツァルトの音楽が、ここではまるで人が変わったようにゾッとするような凄みのある美を描き出しているのだ。そしてその7年、”灰色の服の男”が姿を現してから、モーツァルトの健康状態は悪化する一方だった。手足は異常にむくみ、原因不明の嘔吐に苦しめられ、死の直前の11月下旬にはもう、ベッドから起き上がることもできなくなった。それでもモーツァルトは何かにとりつかれたように、ひたすら「レクイエム」の完成を急いでいた。
シェーンブルン宮の「鏡の間」で、神童と呼ばれた幼いモーツァルトが、マリア・テレジア女帝の前でピアノを演奏したことはあまりにも有名である。1762年、6歳になったモーツァルトは、家族と共にウィーンに赴き、その楽才を認められて、ついにシェーンブルン宮に伺候することを許される。そのとき少年は、なんとマリア・テレジア女帝の膝の上に飛び乗り、首に抱きついてなれなれしくキスをしたというのだ。信じられないような話だが、作り話ではない。父親のレオポルトも手紙の中で、「とても信じてもらえないだろうが、」とことわって、わざわざこの出来事を書いている。まさに無邪気で恐れを知らぬモーツァルトそのものではないか。