テレホンカードビジネスはどうだ?
スラウェシのヤツに50万ルピアほど、未払いのまま逃走された。
カラコンビジネスは?
こっちは安全だね。取りっぱぐれはほぼ無い。ただ規模が縮小しているな。
将来、ママになる気はあるの?
厳しいから夜の仕事からは引退したい。
カラコンビジネスは私も感心している。余った金はインフレで減価するので即座に換金性の高い商品＝カラコンに換え、キャバ嬢のクレジットリスクを取り、給与を担保に掛けで売り、回収に失敗する＝借金を踏み倒した女のレッテルを貼り、Blok Mから叩き出すという脅しをもって、銀行＝大資本が取れないゲリラ戦ビジネス、ジャカ1でないとできないビジネスなのである。
このようなビジネスのために資本が必要なら、私に言って欲しい。今回も事前にジャカルタに来ることは連絡しているわけだから、来る前に!　必要な資金と使途を説明してくれれば、応じないことも無い。ジャカ1はもう引退したいのか、「不動産を今買わないのか?　どうせ上がるだろ。」という楽観的な見方をしているようだ。だが私の決断は厳しい。

今はダメだ。なぜならば何も問題が表面化してないからだ。インドネシアは潜在的な多くの問題が潜んでいる。アメリカの経済、中国の政治的リスク、そしてインドネシアに潜む民族問題と国家分裂リスク、そのどれが来ても壊滅的な状態になるだろう。今ならば仕事も見つかり、カネを手にすることは難しくない、すなわち経済は好調、不動産も高いということだ。1997年の通貨危機を思い出せ。買うのはその時だ。政権が倒れるだけではすまないかもしれない。革命が起き、内戦、国家が分裂する可能性もある。全ての組織が破壊され、仕事も無い、誰もお金を貸してくれない、お金に困ったオーナーが、カネ欲しさに売る時!　そこで俺を呼んでくれ。俺と一緒に買おう。When blood on the street, buy property.
僕のジャカ1に対する人生初のプロポーズの言葉と似ていますね。ジャカ1は待つことを知らないのだ。東南アジア人は東アジア人(中国や日本)と比べると待つことに強い。だが、それは数時間、数日の話だ。何年も何十年も待つことになると欧州人に劣る。革命、内戦、国家分裂、金持ちインドネシア人は全員インドネシアから逃げ出し、新政府樹立により革命軍に家屋を破壊されたり、土地の没収もあるかもしれない。そういうリスクをインドネシアに望んでいる。発展途上国の経済発展と成長?　そんなもんはS&P500のオプションで複製してやるわｗ　それに安易な発展途上国の経済成長を期待する考えに一石を投じるために私はジャカルタに何度も来ているのだ。
家賃と価格、ジャカ1はまだ労働者階級なので意識としては、家を持っていれば家賃が毎月手に入るとしか考えない。だが、私は常識人なので、家賃収入に対して購入価格がいくらなのかが気になるのだ。購入価格＝年間家賃収入×10としたら年間10%のインフレが起きているインドネシアにおいて不動産は高すぎる。家賃収入×4～5倍が適正といったところだろうが、多分、今はその値段で帰る物件は少ない。私の目標とする買値は2～3倍だ。ただ買った当初は、家賃収入は0で落ち着いてからしか実現しないだろう。ジャカ1は、家賃も物件価格も上がるのだから、買っておけば家賃収入があり適当に売れば絶対儲かるという発想なのだ。それはある程度正しいが、適当に売るとはいつのことだか明言できるか?
店に移動。「髪の毛まだ切らないのか? 子供なら長くても良いが、大人の男性の髪型じゃない。」　さすがジャカ1、反論の余地もありません。キムタクはOKなのでしょうが、長い髪の毛は世界中の女性から評判が悪いようです。縮毛矯正の痕跡が若干残っていて、毛先はまだまっすぐなのに根元が巻いている気持ち悪い髪形なので、ジャカ1の意見はもっともなのですが、この異様な感じが自分ではかなり気に入っています。縮毛矯正＋カットした直後は、会社勤めしていてもおかしくないような「まともな髪型」にされてしまい、かなりショックでしたが、今はバッチリ、アジアに居る怪しいオヤジ風な感じに仕上がっています。
店ではカラオケで、ジャカ1の店は、1000点満点の採点式です。ジャカ1が880～910、私が850～890程度でいつも安定しています。ジャカ1は歌がうまくて、そのレパートリーも超豊富。2000年代以降の曲については、私はほとんど知らないので、勝負にならないほどに詳しいです。日本人の一般女性でも、ここまで幅広く歌知ってる人はほとんどいないというほどに、年代も幅広く歌えます。日本語と漢字が読めるので、自分でドンドン探せちゃうのも驚きです。
さて、では恒例のカラオケしりとり。ルールは単純。歌のタイトルでしりとりしながら歌うだけ。ただ、難易度が高いので、前の曲が「恋人も濡れる街角」ならドで始まるのが理想的だが、ト始まりでもOKと多少緩め。また「別れの予感」は負けではなく、カンから次につなげるのが理想的だがカでもOK。「ダンシングヒーロー」のような長音は母音始まりが多くなりそうなので、ロで始めるのが基本だが、オ始まりも許すと言った多少の裁量が働いている。同じ歌手で返歌できたりすると、ちょっとお洒落ね。
「その曲は前も歌ってたでしょ」ジャカ1の優れた記憶力。夜の店から引退したいだと? 俺が認めても世の中が認めないわ! お前ほどの歌唱力、レパートリー、記憶力、日本語力を持っていながら、他の仕事にその全てを活かせるはずもなく、その分だけ確実に給料が下がる。工場で雪だるま軍団(ヒジャブを被っているインドネシア女性の集合)と供に安月給で働くなど、お前にできるはずも無い。賭けても良い、ジャカ1は夜の世界から引退しない。後数年でママだｗ

グローバルにどの国でも似たような巨大ショッピングモール。もっとも価値が無く退屈なところだよね。
昼間、ジャカ1とショッピングモールKOTA Kasablanka。ジャカ1は30分以上遅刻、渋滞? 俺も同じ時間に道路を通ってきたが時間通りにはちゃんと着いている。ジャカルタと言えば渋滞＝遅刻は言い訳にすぎない!　と私は怒らない。しばしジャカ1のショッピングにお付き合い。本を持ってきてよかった。ショッピングモールはやはり嫌いです。タイでよくやる外のマーケットのショッピングは、煙草と飲酒が自由なので、いくらでも待てるが、本でも読まないと無理だね。服を買って欲しいとのリクエスト、安い服だったので、二つ返事でOK。
丸亀製麺だ!　値段チェックだ! うどん色々あるが40,000IDR(400円程度)。綺麗なモールの中でこの値段なら安い。ジャカ1が「お腹空いたから、ここで食べよう」というので、飲み物やコロッケやかき揚げなどを追加して二人で137,000IDR(税込みで税は10%)。味は悪くない。
私が「家電売り場を見たい」というと、ジャカ1「何が欲しいの?」。俺「違う、欲しいものは無い。何が売っているかに興味があるのだ。」
家電売り場にて
Hitachi,Pana,Toshiba,Sharp,Samsong LGなど日韓メーカーが主流だが、単体としてはSamsongが最大だが、日本勢も全部足せば、韓国勢に負けない販売スペースを占めており、いわゆる総合電気メーカーとして何でも置いてある。その他、少しなじみの薄い会社は
AKIRA(シンガポール)
Zerowatt(イタリア)
Electrolux(スウェーデン)
Modena(インドネシア)
Changhong(中国)
などが、隅っこに小さく、各社製品を出していた。
【私の消費活動】
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