発展途上国はなぜ貧しさから抜け出せないのか
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UNDPにによれば、1960~1967年、発展途上国の方が先進国より大きな経済成長を遂げたのに、発展途上国における一人あたりの国内総生産は1950年代に比較して低下(年率一人当たりGDP伸び率は、アフリカ1.5%、アジア2.2%、ラテンアメリカ1.8%)し、反対に先進国のそれは著しく拡大した(西側先進国3.8%)。また、発展途上国に対する資金の流れや貿易についても同様で、緩和された融資条件の貸出資金は減少し、世界的な貿易の拡大基調に乗って発展途上国の貸出資金は減少し、世界的な貿易の拡大基調に乗って発展途上国の輸出所得は、1950年代よりかなり高かったものの、先進国の輸出がさらに大幅に伸びた結果、発展途上国の世界貿易シェアは、1950年の31%から1960年には21%と下落し、1968年にはさらに18%にまで低下した。