外交関係
外交関係は中世ヨーロッパに成立し、1648年のウェストファリア講和会議以降一般化したが慣習法によって規律されてきた。今日では1961年にウィーン外交関係条約が採択され、日本を含む181カ国が批准している。
外交使節の種類は次の2つに分類される。第1は、特別外交使節であり、特定の任務のために臨時に接受国に派遣される。特別外交使節には、国王や大統領などの国家元首、首相などの行政府の長、外務大臣など、中央の政府機関に属する者が任命される場合もある。第2は常駐外交使節であり、接受国に常置される。外交使節団は外交官の身分を持つ、大使などの長と外交職員のほか、事務職員と技術職員、薬務職員から構成される。