岸信介は1896年山口県吉敷郡山口町(現在の山口市)に生まれる。父佐藤秀助と母茂世の間には3男7女がもうけられた。信介はその次男である。他の兄弟姉妹がすべて田布施生まれであるのに、信介だけは山口町で生をうけている。父秀助が当時たまたま同地で県庁の役人をしていたからである。秀助はもともと岸家の出だが、同じ田布施にある佐藤家の家つき娘茂世と結婚し、佐藤姓を名乗る。秀助18歳、茂世14歳の時である。茂世の両親は継ぐべき息子たちに恵まれながら、長女茂世の婿養子として秀助を迎え、佐藤家から分家させる。「佐藤信介」がのちに「岸信介」へと改姓するのは、実は父秀助の実家に信介が養子として入ったからである。
> わかりやすく日本で最も有名な非民化した家系図を載せておこうw
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