板モニター オリジナルバージョン仕様
“3988 H Equity”と入力すると
現値、4本値、出来高、そしてOffer/Bid 価格と株数 上下5本まで見える
その基本の板情報だけでは、”業務上”不十分な理由について。
続編です。
ドイツ人の同僚が私の席に来て言いました。「何コレ?お前の株でも見てるのか?」
以下、実際の私の反論です。
USD Quanto Worst of Call 3Month ATM
Underlying: Bank of China,Mizuho,DBS
Sizeは5mil
って言われたらどうします?
Worstの受注の場合、指値Fixingは受けられない。
成行でDeltaを出したらどうなるか知りたくなる。
株数でしか表示されていないということは、QuantoのShares Deltaを求め、株数で比較する必要がある
微分値に為替かけなければダメだから面倒でしょ! 値ぐらいも違えば、全部違う通貨よ。
オーストラリア株なんか入ってたらAUDだけ×と÷逆だよ!
%Deltaは5-10%、金額ベースで0.5mil弱程度だろう。
これら3銘柄は、0.5milの成行注文って吸収できる板厚なんでしたっけ?
と考えるだろうから、板厚の金額ベース(USD Mil)があった方が早いよね!
まだ、あるよ。
日経先物なら1tickに数百枚ささってるのに、HSI先物の数枚しかない板見て、薄いなって印象持ってしまうでしょ。
HSIはよく見ると15000に対してTick幅1で、かなり狭い。上下5本だと2-3bps分しか見えていないことになる。
数mil買ったらどこまで食らい込むのか推定するImpact Modelみたいなものも付けても悪くないよね!
さらに、これは個人投資用の機能として説明した方がわかりやすいのですが
流動性の薄い銘柄で、ちっちゃーいサイズの板がBest Offerで、2nd Bestまで離れたら、
指値変更を何度も行い、その都度、売買許可申請書を書くのは面倒なので興味なくなりがちです。
買いたい値段以下の株数の和が、自分が買いたい数量以上になったらAlertを上げ、
それで一気に取りたいですよね!
超低流動銘柄をデリバティブで扱うことは無いからブーヤオ?
確かに、この機能はまだ業務で発動して無いよ。
Digitalや早期償還の強烈なGammaを、またぐ時まではね!
これだけ改造するのに、1時間では終わらないですよ。
これは趣味ではなく、全ての機能が完全に仕事につながってるのが、おわかりいただけたでしょうか。
普段は、たまたま、俺が持っている低流動銘柄を、例として表示させているだけ。
勘違いしないように。