リー・クアン・ユー
1965年 シンガポールをマレーシアから独立させ、初代首相に就いた男。いわば建国者です。
そして、現在も顧問相、そしてGICのBoard Memberもつとめてらっしゃいます。
http://www.gic.com.sg/aboutus_mgtteam.htm
リー・クアン・ユーの長男リー・シェンロンは現シンガポール首相
 この国は一党独裁制ですので、首相の選定に国民の意思は反映されることはありません。
リー・シェンロンの奥様、何晶夫人は、政府系投資会社Temasek Holdings社長
首相夫人、つまり、Temasek Holdingsが持っている株式
Singapore Telecom 54%
DBS Group Holdings 28%
Keppel Corp 21%
Singapore Airlines 54%
CapitaLand 40%
Singapore Exchange 23%(これはOwned by SEL Holdings)
 SEL Hondingsは、金融サービス開発ファンドでMAS統括下。
http://www.sgx.com/shareholder/documents/summary_of_AGM_04.pdf
リー・クアン・ユーの次男リー・シェンヤンは現シンガポール・テレコム総裁
The Monetary Authority of Singapore (MAS)
通貨投資庁と訳されることもあるが、要は中央銀行。
金融政策、通貨政策、通貨発行、金融監督庁、外貨準備金の管理
http://www.mas.gov.sg/about_us/Introduction_to_MAS.html
Board Memberは首相によって指名。
http://www.mas.gov.sg/about_us/mgt_structure/Board_and_Management.html
一族が、首相、GIC、テマセクの代表に就任することによって
通信、銀行、造船、航空、カジノ(って本当は不動産開発会社だけど)などの国家主要産業全てと
証券取引所、金融監督、通貨発行権・管理権(SGDはManaged Float by MAS)など
金の流れ全てを掌握する。
あっ!ところで、リー先生何歳でしたっけ?
1923年生まれ。85歳か�。元気でがんばってくださいね。