「中澤秀夫の所得税法違反で一斉査察なんですが、いまどちらですか?」 まずい、私がいたマンションはマルサが狙っている中澤が経営するコリンシアンパートナーズ株式会社が事務所を構えていたマンションと同じマンションだった。コリンシアンパートナーズの事務所は1801号室。私の部屋は1601号室で、部屋の作りも同じだった。
「いまマカオに来ているんですよ」口から嘘が突いて出た。「それは困りましたね、いつ戻られますか」
ほっとしたのもつかの間、落ち着くまもなくピンポンと呼び鈴が鳴る。マルサだと思い、確認のため覗き窓から覗いてみる。やはりマルサと思われる見知らぬ男の人が2,3人通路をウロウロしている。早く立ち去ってくれることを願うばかりだった。幸い3,4回呼び鈴が鳴るがその後は止まった。ガサの場合、マルサがいきなり踏み込んでいく強制捜査を行うためには捜索する場所および押収するものを明示した裁判官による捜査差押許可状が必要となる。1601号室にまさか私が住んでいるとも思っていなかったので事前準備がなされていなかったらしい。
マルサは当然コリンシアンパートナーズの元代表取締役であった私の海外渡航に関しても事前に調査済みだったが、東京国税局を管轄している財務省とパスポートを管轄している外務省では担当が違うため、マルサがリアルタイムに出入国を知る事ができるわけも無く、私がマカオにいることを前提に交渉を進めなければならなかった。ただ、その後私が初めて東京国税局へ行った時には、東京国税局は海外渡航の最新履歴を照会済みで、この日、私が日本にいたことは判明していた。
> 国税は最高権力を持っていますから、縦割り行政の縄張りすらも乗り越えてしまうのですね。くわばらくわばら。
グッドウィルで380億円を稼いだ男 1/3~国税局強制捜査
円が安い、そうだ、日本に行こう 3/4~美容院で縮毛矯正
昨日は、わずかな日本酒で寝てしまったので、午前中からランニングをしておきましょう。午後からお友達と約束があるのこともあり。若かりし頃、中学・高校時代くらいは、早朝ランニングをしていたので、そのショートカットコースを走ることにしました。このランニングコースは、最初の200mが自転車を立ちこぎしないと上れない程度の緩い上り坂で始まります。これがいきなり心をへし折ります。シンガポールのいつものコースは高低差がほとんどないので、上り坂がキツイことは走る前から分かっていました。ちなみにシンガポール最高峰のブキティマ山の標高は163mなので、高低差などあるわけないのです。実家の周りは田舎では無いのですが、高齢化が進んだゴーストタウン、中学時代と現在と、変化はほとんど無い状態です。郷土愛はほとんど皆無なのですが、自分が育った町を走るのはちょっと楽しいので、予定していたコースを少しだけ延長しました。
ブックオフ一次遠征。100~200円で購入できて、面白そうな本は読み尽くしたwというと言い過ぎですが、もうほとんどなく、ゼロではないものの、読みたいと思う本は1000円近傍に集中しています。読みたいと思っていた、「溶ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録」だけはアマゾンで価格をチェックしていたのですが、アマゾン500円(送料込み)に対して、900円で提示されており、1000円以上の書籍はお持ち帰り案件となりました。
横にある100円ショップで消耗品であるイヤホンを買います。パソコンのスピーカーは質が悪いので、イヤホンは必須品なのです。言っときますけど、アジアでイヤホン、100円では手に入りませんよ!何度も書いていますがシンガポールのダイソーは2SGDショップ(180円)、タイは60THBショップなので216円程度なのです! 100円ショップはモノによっては、アジアより割安なのです。
タイ全土落下傘計画2015 15/15~山で遭難
昨日リーラムは遅くまで仕事をしていたので、昼間は一人で、CAVEに行ってみることにしました。2時間のプチ・トレッキング、山道1時間の洞窟内1時間のコースで300THB。いかにも東南アジア人が嫌いな遊びなので、一人で行くべきでしょう。別にCAVEに限ったことではないのですが、ここでも客は全部白人です。ついて10分ほど、私含めて客3人で出発です。2時間900THBということは時給450THB(1600円程度)あれば、良いようですね。タイで時給1600円って随分高いじゃないか!と思うかもしれないので、日当で考えないとダメかな。三往復、山道6時間は怠け者には厳しいので一日あたり2往復して日当で3200円、週休二日で20日働くと64000円、ウンウン、なかなか納得の数値です。もちろん、バンコクでこの水準だと厳しいですが、ここの地元の人で家賃がタダなら十分でしょう。
平坦な道が続き、段々道が細くなって、階段より急な岩登りが始まりました。岩登りで10分くらいですかね、大した高さでは無いですが、上っているうちに、息が切れる。いよいよ洞窟に辿り着きました。洞窟内もまた階段、梯子の上り下り。むぅ…息が切れるな。額に汗がびっしょりだ。洞窟の深部に入り、霧がかってきました。ううう…おかしいかなり呼吸が乱れる…。ついていくのが精一杯だ。洞窟の途中で2回ほど5分休憩を入れてもらい、なんとか洞窟の外まで出ました。
呼吸の乱れが治らない。白人カップルには先に下山してもらうことにして、タイ人のガイドさんと二人でゆっくり下りることになりました。顔は汗びっしょり、足の動きが悪い。がんばって下るのですが、平坦でないところで足を曲げて、全体重を支えるのがとてもつらく、すぐに息が切れてしまいます。歩きながら、指先に痺れを感じ始め、痺れが顔面にまで到達し、足が動かなくなりました。ついに座りこみ、座っているのもつらくなり山道で横になりました。マズイ…動けない。リーラムに電話して助けを呼ばなければ…、ううっ、呼吸が乱れて、しゃべるのもキツイ。最後の力を振り絞って
「今、山の中。動けない、助けを呼んでくれ。カネは払う。場所はCAVEだ、詳しくはガイドさんに聞いてくれ。」
クオ・ワディス(下) 4/6~十字架にかけられるクリスト教徒
> 宙釣りの刑
観物はクリスト教徒同士の格闘から始まるはずとなり、その目的でクリスト教徒は格闘士の装をして、職業的な格闘士が攻撃及び防御に使うあらゆる武器を与えられた。ところがここに失望が起こった。クリスト教徒は砂の上に鎌や刺叉や槍や剣を投げ捨てるとただちに互いに抱き合い、苦悩としに対して忍耐するように励ましあった。あるものはクリスト教徒の卑屈と怯懦を非難し、或るものはクリスト教徒がわざと打ち合いを欲しないのは民衆に対する憎しみのためで雄々しい光景が普段与える喜びを自分達から奪うためだと断言した。到頭皇帝の命令によって本物の格闘士をこれに放ち、跪いている武器の無い人々を瞬く間に切り倒させた。
さて死体を片付け観物は闘技を止めて、皇帝自身の考案による成る神話的な場面の展開に変じた。そこに人々はヘラクレスがオイテの山で生き生きとした火で焼け死ぬところを見た。ヴィニキウスはそのヘラクレス役にウルススが回されるかもしれないと考えて身震いしたが、見たところ順番はまだこのリギアの忠実な僕に来てないで、薪の山では誰か別のヴィニキウスが全く知らないクリスト教徒が焼かれていた。その代わり次の場面では皇帝の命令でその上演に列席するのを逃げられなかったキロンは自分の知っている人々を見ることになった。上演されたのはダイダロスとイカロスの死であった。ダイダロスの役を勤めたのはエウリキウス即ち前にキロンに魚のしるしを教えたあの老人だった。イカロスの役を勤めたのはクァルトゥスであった。二人とも巧妙な機械仕掛けによって上に釣り上げられ、非常な高さから突然アレナに突き落とされたが、その際若いクァルトゥスは皇帝のポディウムのすぐ傍らに落ちたので、その血が外側の装飾ばかりでなく赤い布をかけた欄干にもしぶきかかった。キロンは眼を瞑っていたのでその墜落は見ず、ただ体の重々しい音を聞いただけであるが、やがて自分のすぐ傍らの血を見るともう少しで再び気絶しそうになった。
徹底抗戦 4/4~ガバナンス体制
宮内氏らによる「お金の横領」が発覚したのである。
そもそも私は宮内氏を全面的に信頼していた。宮内氏を信頼していたからこそ「ライブドアの配当比率を上げると堀江が一番配当金を受け取ってしまうことになるから、配当をしてはいけない」という彼の意見に従ったわけだし、増資をして私の持ち株比率を下げたり、株式交換による企業買収を進めて私のオーナーとしての権利をドンドン縮小することにも従ったのである。たしかに2004年頃、宮内氏と中村氏は、フェラーリを現金で買っていた。「中村さんすごいね!」と私が言うと「ストックオプションを行使して買ったんですよ」と言っていたし、宮内氏も、彼が中心になって設立した「ゼネラルコンサルティングファーム」という税理・会計事務所からの収入や、元々彼が持っていた税理士事務所からの収入でフェラーリを買ったのだと思っていた。
でもそれは違ったようだ。ライブドアが人材派遣会社トラインを株式交換で買収した際、ライブドアの新株が45000株発行されたのだが、この新株は投資ファンドを通じて野口氏が香港に作ったペーパーカンパニー「パシフィック・スマート。インベストメント(PSI)」の口座に移された。PSIは、後に新株を市場で売却し、2億6000万円以上の売却益を得ていたのだが、この売却益の何割かが宮内氏らが香港に作った「パイオニア・トップ・インベストメント(PTI)」という会社に振り込まれていたのである。その振り込まれたお金がフェラーリの費用になっていた。野口氏への報酬数千万円も現金でデリバリーされたと言う。似たようなお金の流れは他にもあった。ライブドアによるバリュークリックジャパン(後のライブドアマーケティング)の買収発表の直前、バリュークリックジャパン株が野口氏の会社で大量購入され、株価が高騰した直後に売却されていた。これ以外にも不自然なことは山ほどあった。彼らがこのようなことをした理由が私には未だに分からない。ライブドアの上場によって私の保有資産が大幅に増えた(私の保有株の価値が高騰したから。当たり前だが、株価が上がってもそれを売却しなければお金を得られないのに)ことを彼らは羨ましいと思っていたのだろうか?
孤高の創業者社長。ポルシェ欲しかったんだろw 小金手に入れて、まずポルシェ買うって発想が貧しくて嫌だねぇ
円が安い、そうだ、日本に行こう 2/4~大首都圏東京
KL-羽田便は日本人比率が高い。私はアジア内移動が多いので、日本人はマイノリティなのだが、日本便は日本人率がかなり高い。私の隣も日本人だった。私は機内で日本の書籍を読んでいるので、日本人なら「隣の人は日本人」というのが話さなくても分かるので、日本語で「ちょっとすいません」とか言ってくるのである。一方、日本便なので日本人のCAが2人も乗っている便だったが、CAは私に英語で話しかけてくるというw CAにとって、私は日本人には見えないらしいw 日本からシンガポールに来た日本人には「日本人離れしている、現地化している」などと言われることが非常に多いが、私はどの国に行っても「いらっしゃいませ、こんにちは、日本人?」と言われているのである。私の妹にいたっては、横浜地元において「あれ?インド人?と思ったらお前だったw」とまで言われたこともある。
Air Asia機内アナウンスで奇異に思ったのは、「アフリカの数カ国を指定して、それらの国々に滞在した者は申し出ろ」と言うのだが、英語のアナウンスでは全くそんなことには言及せず、「到着予定時間と現地の気温」程度を伝えておしまいだった。何が理由かと思って調べると、厚生労働省の仕事っぷりなんだが、
タイ全土落下傘計画2015 14/15~南十字星を求めて
初・タイ人にタイ人と間違われました。帰りのコンビニでタイ人の店員さんにタイ語で話しかけられました。パッポンで売ってるステテコと空手着のあいの子みたいなズボンとシャツ、アジア風のネックレス3つ(ワットポーで買ったリクライニング・ブッダ、今回買った三角の中のブッダ、水色の石)と数珠ブレスレッド、さらにバンコク・スクンビッド・ソイ3で購入したセクシー・サンダル。ほぼ90%タイで買った装備なので、現地化したのでしょうかw いえいえ、クラビの観光客は、ほとんど白人でアジア人見かけないので、アジア系=タイ人という勘違いというのが最も妥当な説明でしょう。
数珠やブッダ系に代表されるエイジアン・アクセ。白人しかいないこのランタ島で、これ見よがしにアジアを主張し、唯一のエイジアン感があって悪くない気分です。ジャラジャラ付けてると、バンコクでは調子に乗ってお土産買わされてる日本人に見られ、クラビでは現地の飾りをつけているタイ人、日本ではヤ○ザと思われてしまいます。当然ながらアジアでは、エイジアン・アクセは民族衣装・宗教アクセ扱いなので、「怖い」などと言われたことは一度もありません。日本におけるヤ○ザ扱いはアジアの伝統と文化、宗教に対する冒涜です。
しかし最も宗教を冒涜してるのは、異宗派を同時につけてる私だw 大乗仏教、風水、上座部仏教、イスラームを全部身につけていて、本体である私は、無”信”論者だ。今度、フィリピンで十字架でも買ってやろうかな。
クオ・ワディス(下) 3/6~大火のスケープゴート
> 猛獣、犬に食われるクリスト教徒
さてプラエフェクトゥスは合図をした。するとさっき格闘士を死の場に呼び出したカロンのなりをしている同じ老人がゆっくりとした足取りでアレナを横切り、重苦しい沈黙の中で又三度槌で扉を叩いた。円形競技場全体に呟きが起こった。「クリスト教徒だ。クリスト教徒だ。」鉄の格子が上がって、真っ暗な入り口からマスティゴフォルスの例の「砂場へ」という叫びが聞こえ、一瞬間にアレナには毛皮に覆われたシルヴァヌス(森の精)のような人の群が入ってきた。そのすべてのものは幾らか速く熱を帯びたように走ってきたが、円形の中心まで来ると、列んで躓き手を上に挙げた。民衆はそれが憐れみを乞うしるしだと考えたので、こんな卑怯な態度に憤激して足踏みを始め、口笛を吹き、空になった酒器や噛った後の骨を投げて、「獣を出せ、獣を出せ。」と怒鳴った。すると突然思いもかけないことが起こった。見ると毛皮を着た群の間から歌を歌う声が揚がり、まさにその時ローマの円形競技場で始めて聞く歌が鳴り響いた。「クリストゥス レグナト(クリストは支配し給う)」
そこで驚きが群集を襲った。罪人がヴェラリウムの方に目を挙げて、歌を歌っているのである。そこに見られる顔は青ざめてはいたが、霊感に充たされたようであった。この人々は憐みを求めているのではなく、円形競技場の民衆も元老院議員も皇帝も目に入らない風をしているのだと分かった。「クリストゥス レグナト」という声がますます高くなると、座席では遥か上のほうの見物人の列の間まで、何事が起こったのか、又死ぬはずになっているこれらの人々の口に王として讃えられる「クリスト」とは何者であるかと言う問いを抱くものがでてきた。その時新しい格子が開いて、アレナには荒々しく走って吠える一群の犬が出てきた。
徹底抗戦 3/4~拘置所の暮らし
検察庁ではクレジットカードやら携帯電話を押収され、そのまま逮捕。拘置所へと護送されることになった。拘置所に連れて行かれる間も同じような状況だった。でも不思議と冷静。拘置所では人定質問され、尻の穴を見せて部屋に送られる。刑務官が気を使ってくれて、官本という備え付けの本を三冊ほど入れておいてくれた。そのうちの一冊は「小説日本興業銀行」(高杉良著/講談社)。これがその後、拘置所内での高杉良の著書を読者するきっかけになった。もう一冊は、なぜかマンガ「難波金融伝ミナミの帝王」(郷力也・画、天王寺大・作/日本文芸者)。興奮してなかなか寝付けなかったので本があって助かった。次の日の朝。噂のくさい飯が登場した。最初の日だけはあの麦飯の臭いが鼻についた。でもすぐになれた。おいしい。
神経太いなぁ。江副さんは、カンカン踊りに衝撃を受けていたようだが・・・。
2015.04.01 リクルート事件・江副浩正の真実 3/5~検察の横暴
ホリエモンは江副さんの本も読んだというようなことを言っていたので、知っていたのかもしれないが、知っていたとしても、男の人の前で全裸になったことないなぁ。あ、忘れていただけだった、あるわ。でも相手も全裸だったからなぁ。相手が服来てて、全裸で四つんばいか。「尻の穴を見せて」とたった七文字でさらっと流せないわ。臭い飯って麦飯か、麦飯なら、俺も大丈夫そうだ。今現在、実家は麦飯が混ざった飯が出てきているw
円が安い、そうだ、日本に行こう 1/4~日本で高いものは事前に
日本行き前哨戦から日本に到着後の全てにおいて、私の金遣いはアジア中の最安値を求めた節約倹約の集大成である。日本在住の諸君らは、日本は何が高くて、何が安いかを見極める参考にして欲しい。圧倒的後進国の東南アジアに行けば何でも安い、生活コストが下がるだろうという安易な発想な諸君もまた、日本では当たり前に提供されている商品・サービスは、後進国ではこんなに高い!という参考にして欲しい。尤もシンガポールは後進国ではないのかもしれないが、シンガポールに加えて、物価が安いと想定されるインドネシア、タイ、フィリピン、中国なども含めた上でも日本が最も安いものを厳選した消費活動を日本で行っている。私はこれら6カ国を生活圏としているので、各国で最も安いものを選んで消費する立場なのである。
シンガポールから母へのお土産。母が旅行でドイツに行くため、ドイツで使うユーロのキャッシュ。為替両替手数料が安いシンガポール・ラッフルズプレイス・アーケードで調達。日本でユーロの現金を手に入れようと思うと日本の銀行の公示相場で、TTS/TTBではなく、Cash S.とCash B.になるのだが、東京銀行(みんな一緒なので一行で十分)ベースで、Ask/Bidは6.4%離れている(中値からは3.2%)。一方、シンガポールの両替商ならばAsk/Bid Spreadは0.5%程度(母の旅行資金はあまりにも小額なので記憶が正確ではないが)である。私は日本の銀行で外貨現金を手に入れたことはないが、成田空港の両替商は銀行よりさらにアコギという話である。
シンガポール・チャンギ空港でのお買い物は煙草。日本は煙草に寛容で、日本居住者は、日本産煙草1カートンと外国産煙草1カートンが非課税枠である。日本非居住者は枠が2倍で各2カートンずつ持ち込める。私は今回、日本に2ヶ月滞在する。一日7本程度なので3日で一箱のペースなので2ヶ月だと2カートンあれば良いのだが、シンガポールではマールボロ赤が1100円という超高額に対して、免税で買えば270円程度なので、調子に乗って普段より多めに煙草を吸いたいので3カートンを調達する。私は非居住者なので4カートン持ち込める立場であるが、マールボロの赤、セブンスター、ラッキーストライクを1カートンずつ、3カートンを購入した。4カートン買わない理由は、かなりハイペースで吸ったとしても1カートン以上は確実に余る量であり、仮にシンガポールに1カートンを無断で持ち込み、バレた時の罰金は一箱500SGDなので、1カートンだと5000SGD=45万円w相当となるためである。
私の生活圏6カ国で言うと、煙草の値段は、インドネシア<中国<フィリピン<チャンギ免税店<タイ<日本<<シンガポールなので、日本とタイに行く時以外は免税店で煙草を買うことはない。マールボロ赤で言うと、インドネシアは160円、チャンギ免税店は270円、日本は460円、シンガポールは1150円wとなっている。フィリピン・チャンギ免税店・タイはかなり似たような価格なので円表示で示しても為替相場次第で逆転できる程度の差しかない。最安値のインドネシアとシンガポールだと、実に7倍の価格差があるという異常事態である。日本もマールボロの赤が240円で購入できていた時代は、タイやフィリピンと同じく、為替次第でどっちが高いか決まると言う程度の違いで、真剣に事前購入するほどの価格差ではなかったのだが、460円ならば免税枠はフル活用させていただくことになる。
タイ全土落下傘計画2015 13/15~警察の居ない島
第四の都市クラビへ
飛行機がすごいね。プーケットとクラビ、バンコクからクラビのタイの国内線なのにタイ人がマイノリティだよw まぁ、国籍別なら高順位にいくだろうが、乗ってる客、ほとんど白人、大陸系欧州(東欧含む)が非常に多い。
ここでは再び、リーラム、チェンマイ->ラムプーン->リーと南下した時、リーであったリーラムの登場である。空港から1時間ほど走り、車が海沿いで止まる。フェリーを待っているという。フェリーが通過? そうではなかった。今、私たちが停車しているところはフェリーだったのだ。車が十数台でいっぱいになるような甲板が道路のフェリー。車がいっぱいになったら出発。15分ほどフェリーで次の島、ランタヤイ島に入る。小さい島なので15分程度走って、また次のフェリー。そしてランタ島である。ランタ島を地図でいいかげんに見ていたせいか、フェリーを2回も乗り継ぐところだとは思っていなかった。結局クラビの空港から2時間~2.5時間ほどかかった。
クオ・ワディス(下) 2/6~キリスト教徒処刑。猛獣の餌@コロセウム
アフリカではティゲリヌスの要求によって、その地方の住民全体が参加しなければならない大掛かりな狩が行われた。アジアから象と虎、ナイル河から鰐や河馬、アトラス山脈から獅子、ピレネ山脈から狼と熊、ヒベルニア(今のアイルランド)から猛犬、エピルスからはモロッソイ犬、ゲルマニアからは水牛と巨大で獰猛な野牛が送られた。収監された人の数が多いので、今度の競技は大きさの面でも今まで見られた全ての競技を凌ぐ筈であった。皇帝は火災の思い出を血の中に浸しローマを血で充たそうと望んでいたのであるから、流血も今までこれ以上華々しいものは提供されたことはない。陽気になってきた民衆は、ヴィギリア(夜警)やプラエトリア兵の手筈をしてクリスト教徒を狩り出した。それが困難な仕事でなかったと言うのは、クリスト教徒の大群が尚庭園の中で他の民衆と一緒に宿営していて、公然と自分達の信仰を告白していたからである。包囲されると跪いて歌を歌いながら反抗せずに捕縛した。民衆にはクリスト教徒の落着きの源がわからないので、それを頑迷と考え罪悪を固執するものと見た。
そこで民衆はプラエトリア兵の手からクリスト教徒を奪って自分たちの手で八つ裂きにしそうな形勢になった。女の髪を捉まえて牢獄まで引き摺ったり、子供の頭の敷石に打ちつけたりした。夜になると、人々の雷のような唸声が聞かれ、それが全市に響き渡った。方々の牢獄は何千という人で満ち溢れたが、それでも毎日民衆とプラエトリア兵は新しい犠牲を引っ張ってきた。憐憫の念は消えてしまった。人間が言葉を忘れ、物凄い狂乱の中にただ「クリスト教徒を獅子に食わせろ」という一つの叫びしかおぼえていない有様であった。
徹底抗戦 2/4~投資家は犯罪者扱い
スペースシャトルのせいで、世界の宇宙事業開発は停滞したといっても過言ではない。財政崩壊の危機に瀕していたソ連、崩壊後のロシアは言うに及ばず、である。え?なぜ、スペースシャトルかって?あれは飛行機の形をした宇宙船に憧れたアメリカ国民の、(負の)意識の結晶だからだ。当時の技術では実現できないことが分かっていながらも、国民の期待の高まりの前に、完全再利用型の宇宙船の建造を目指し、ロケットブースターや外部燃料タンクをつけて、「なんちゃって」再利用型ロケットにしたのがスペースシャトルである。結局は、使い捨て型のロケットよりも滅茶苦茶割高なロケットができてしまった。二度の事故によって14名の命を奪ってしまった。このスペースシャトル、あと2年でその運命を終える予定だ。そのような国家主導の宇宙事業開発ではなく、民間主体で開発すれば、コスト面でも現実的な案が提示できるだろう。そもそもガガーリンが初めて宇宙に行ったのは1961年のことだから、もう、50年も昔のことである。現在の技術を持ってすれば、当時の技術をトレースすること自体そんな難しいことではない。少なくとも国家レベルで莫大な予算と兆優秀な技術者の頭脳を投入しなければなし得ないレベルの話ではない。
バタムに学ぶ新都市建設の可能性 4/4~シンガポールの属国
せっかく運動靴を持ってきたので、バタムの街でもランニング。Nagoyaの周りは交通量が多いので、シンガポールの住宅地で走ることに比較すると走りにくい。道悪なのでバイクのスピードがちょうど走るのと同じくらい低速なので、とても走りにくい。歩くことさえ嫌いなインドネシア人からは、走っていると奇異な目で見られます。走り慣れた後輩と一緒に走りました。このペースで走ると6~7分で1km、つまり時速10kmほどで走っているようです。私はいつも一人で走っているので、経験豊富な後輩に教えてもらいました。走り終わってコンビニでビールを買いました。もっと早く気が付くべきでした。
ビールは海外ブランドであるカールスバーグ(12000IDR)とインドネシア国産ブランドのバリハイ(13500IDR)の価格が逆転しています。
これが意味することは、バリハイのビール工場はバタムには無く、シンガポールで生産し、直で輸出されるカールスバーグに、インドネシアのどこからか持ってくる・あるいはシンガポール経由で持ってくるバリハイが輸送コストで負けている現象です。輸送コスト、バカになりませんね。彼らがなぜバタム工場を使っているかもまた輸送コストであったことが正当化されました。
タイ全土落下傘計画2015 12/15~一緒に居るのは3日が限度
大酒飲みのお母様がジョインして、夕飯、iHotel付属のカラオケ、タワンナー(ローカルディスコ)の3連ハシゴ。タワンナーでファノム三姉妹揃いぶみ。美人のおネーさん、ファコム大姉、ファノム三姉妹の大御所の登場です。病院で働いているということで、看護婦なのかファコム大姉のお友達も、みんな女性、4人。1:7のスーパーハーレムナイト@ナコンファノム・タワンナーの再来です。ファノム大姉は美人ですが、コワモテではありません。お友達のうちの一人のネーさんは、美人でコワモテ、お洒落さん。「うむ、従来ならあなたが私の好みなんですけどね」と心に思いながら、投資一族にはアピアランスは関係ないので、指をくわえて見てるだけでした。ナコンファノムの村民は一般には田舎の人という感じのスタイルが多いのですが、ファコム大姉のお友達4人のネーさん方はみんなお洒落で、典型的な田舎スタイルとは一線を画すものがあります。我々がカラオケしている時間に既にタワンナーで始めていたようですが、その間に、ファノム大姉含む4人組のネーさん軍団は誰からもナンパされていなかったことでしょうw
ハーレムナイトで飲みすぎたので、夕方まで休憩。お約束の寺参り、前回は月曜日の寺、私の生まれた曜日が月曜日なので行ったのですが、また違う寺、白い巨塔がある寺です。ファノム妹は牛肉を食べないほどの仏教徒、姉・大姉、お母様も牛肉を食べるのに姉妹間でも価値観は違うようで、子供の頃は食べていた牛肉を大人になってから自分の判断で絶つことにしたようです。では仏教徒であるファノム妹に質問したところ、ゴーダマシッタールタは知っていてもナーガールジュナは知らない。「タイは上座部仏教だから大乗仏教の始祖たるナーガールジュナはあまり意識しないんだよ」くらいの回答を期待しているのだが、意外に信者って宗教詳しくないんだよね。「読んでいる聖書って旧約・新約?」と聞いても知らなかったりとかw
クオ・ワディス(下) 1/6~ローマの大火を見ながら歌を歌うネロ
ティゲリヌスはプラエトリア兵の全部隊を集めてから、近付いてくる皇帝に矢継ぎ早に飛脚を送り、火災がますます激しくなっているから観物の豪華さは申し分ないと報告した。しかしネロは、滅びていく都の光景を堪能するために夜になってから来たいと思っていた。その目的からアクァアルバナ(水道の名)の附近で泊まり、テントに悲劇役者のアリトゥルスを招き入れ、その助けを借りて姿や顔や目付を整え、それに応ずる動作を学び、これと激しく意見を交わして「おお、神聖なる町よ、イダ(トロヤの南方の山)よりも強固と見ゆるに。」という言葉の所で、両手を上に差し伸べたものか、それとも片手に琴を取ってその手を脇に垂れ、もう一つの手だけ挙げたものかと議論した。しかもこの問題がこの瞬間にあらゆるほかのことよりも重要だと考えていた。結局、薄暮に発足したが、尚ペトロニウスの意見を徴して、災害に捧げられる詩句の中に神々に対する非難の語をいくつ加えるか、それとも芸術の立場から考えてそういう言葉はこういう祖国を失った人の口にひとりでに出てこなければならないものかを語った。
徹底抗戦 1/4~会社は誰のもの?
定時株主総会の基準日までにニッポン放送株の過半数を取ることができた。その間たくさんの人たちが「和解の仲介をする」と申し出てきた。基本的に断っていたのだが、「日興コーディアルグループ」はライブドアの主幹事証券会社でもあり、有村純一社長の仲介は断りづらく、何度も話をさせていただいた。皮肉なことに、有村さんもその仲介を実質的に仕切る形になった「日興プリンシパルインベストメンツ」の社長も後に日興粉飾疑惑で辞任することになった。対するフジテレビ側についたのは「大和証券SMBC」と後に述べる「ホワイトナイト」北尾吉孝氏率いる「ソフトバンクインベストメントホールディングス」なのだが日興や村上ファンドなど、フジテレビと敵対した勢力だけが検察やSESC(証券取引等監視委員会)にコテンパンにやられているというのは偶然の産物なのだろうか。釈然としないことが世の中には多い。
私はフジサンケイグループにおける産経新聞の役割を過小評価しすぎていたため、結局、仲介者のオファーを無視してしまった。産経新聞はフジテレビから広告名目で大量の財務支援をしてもらっているくらい経営基盤が脆弱である。私の業界で言えば、頭が上がらない存在だ。そのことが常時頭の中にあった。とはいえ産経新聞は”新聞社”だ。古い世代の中には未だにテレビよりも新聞社の方が格上というヒエラルキーを信奉している人もいる。私を頭ごなしに批判するような社説を展開したことを見ても、新聞は未だに権威と影響力を持つメディアだと言える。さすがに100年以上の歴史を持つメディアだ。その現実にもっとナーバスになるべきだった。もしもあの時、私が仲介者のオファーを断っていなかったら・・・。私の置かれている立場はどう変わっただろうか?
バタムに学ぶ新都市建設の可能性 3/4~バタムの工場
「チキチキに興味は無い。それよりも工場見学をさせてもらえるなら、そちらに時間を使いたい。」
という私のわがままに対して、おじさんが「それなら明日の昼にでも工場に見学に来ればよい」と言ってくれたので早速突撃することにしました。ホテルからタクシーで15分、85,000IDRほどで工場につきました。
工場内を見学する際の諸注意を5~10分でインドネシア人スタッフから受け、安全靴、ヘルメット、ゴーグル、ビジター用のチョッキを着用します。安全靴を生れてはじめて履きました。上からパンチしてみましたが、確かに足には響きませんでした。
事務所内は、普通のオフィスで主に生産管理をしています。そこを抜けて工場へ。鉄板やH形鋼など原材料が置いてある場所、切る、穴をあける、曲げる、溶接などいくつかの工程によって区画が分かれており、工場内で働いているのは100%インドネシア人です。事務所内は白人やインド、中華系なども多民族でした。工場内の屋根が付いている部分では、原材料からパーツを作ります。そして屋外で、原材料を組み立てています。原油掘削の基地、製鉄工場の一部のように見えるコンポーネントらしきですが、他社さんの製品について細かいことはわからないそうで、なんなのかはわかりませんが、そんな感じのものが組み立てられています。
タイ全土落下傘計画2015 11/15~美しく茶きメコン
第三の都市ナコンファノムへ
得意のエアアジア、オール・ドンムアンで頑張ります。今度こそヴィクトリーモニュメントから29番バスで。ちょっと時間を間違えてフライト40分前にドンムアンに到着しましたが無事。80分フライト、1200THBほどです。800THBでバスで12時間とか言われると、良い買い物だと思いませんか? エアアジア様様です。
ナコンファノムの空港は不安になるほど小さく、タクシースタンドもありません。ファノム三姉妹(大姉、姉、妹)のうちの妹と姉が空港に迎えに来てくれました。お迎えが無いとここでの行動は厳しいものとなります。そしてまたよくわからないお兄さんがドライバーです。2013年のタイ全土落下傘計画とは違う人です。
iHotelという最近できた新しいホテルを2部屋ブッキングしてあります。一部屋600THBなので、この価格ならお付き合いで二部屋くらいはご愛嬌でしょう。2013年に泊まったNakhon Phanom River View Hotelから車で5~10分程度の距離で、「River View Hotelは、1000THB/一泊がAirAsiaで来ると800THBになる。」と書いてあるので、安い。iHotelはメコン川がホテルから見えないので、初めてナコンファノムに来る場合は、River Viewの方が良いでしょう。
初日はファノム姉・ファノム妹・ドライバーのお兄さんと4人で、Rever Side Bar お上品なタイ料理。食べやすいのですが、ちょっとローカル色が弱い料理でした。ウイスキーをボトルで注文して、全員で飲みました。っつーか2回行ったけど、ここのタイ料理はどう考えてもマズい。せっかくのタイで、空腹がもったいないので行かないほうが良いでしょう。
クオ・ワディス(中) 2/2~ローマの大火
プラエトル軍の主力は兵営に待機して都内を警戒しその秩序を保っていた。それが通り過ぎると列になったネロの虎と獅子が見えた。ネロはディオニュソスを真似る気になると直ぐこれを旅行の車につけるためである。奴隷や少年の品の良い一隊が続き、最後に皇帝自身が近づいたことは遠くから民衆の叫声で知られた。その群集の中には、一生に一度は皇帝を見たいと思っている使徒のペテロも居た。その供をしたのは厚いヴェールに顔を隠しているリギアと、慎みのない厚顔ましい群衆の真中でこの少女のために最も確かな保護をするだけの力を持つウルススとである。
そこへ皇帝がやって来た。皇帝は黄金の金具のあるイドゥマヤ(パレスチナの南部死海の西に当る山地)産の白馬6頭に牽かせたテントの格好の車に乗っていた。テントの格好をしていると云っても、その車は両側がわざと開いて、群衆に皇帝が見えるようにしてあった。そこには幾人が乗れる場所があったが、ネロは人の注意が主として自分に集まるようにしたかったので、都内を通る時は一人だけで乗り、ただ足下に奇形の異人を二人置いた。着物は白いトゥニカに紫水晶色のトガを重ね、トガはその顔に青みがかった光を投げていた。頭には月桂冠を戴いた。ネアポリスに出掛けた頃から見ると著しく肥った。顔が幅が広くなり下顎は二重になって垂れているために、元来鼻に近すぎる唇は今では鼻の孔のすぐ下についているように見えた。太い顎はいつものように絹の布で巻き、それを絶えず直している白い脂ぎった手には、関節のところに赤みがかった毛が生えて、まるで血のしみのようになっていたが、そえをエピトラル(毛を抜く人)に抜かせなかったのは、そうすると指が慄えて琴が弾けなくなると言われたからである。顔にはいつものように涯しのない虚栄心と疲労や退屈と一緒になって現れていた。一般に言うとその顔は恐ろしいと同時に道化じみていた。
リクルート事件・江副浩正の真実 5/5~国税との攻防
私の父親は株の売買をやっていて、高校教師だったのに毎晩飲んで帰ってきていた。当時は高度経済成長期でほとんどの株式が値上がりしていた。そして父親は株式を私に生前贈与してくれていて、私は社会人になってからその株の売却益を元に株の売買を始めた。のちのことだが、リクルート本体でも日興証券から山路正徳を迎え、グループの企業年金の自主運用と余資を運用し、値上がりしそうな株を買い、値下がりしそうな株を信用売りしていた。このような取引を裁定取引(アービトラージュ)という。理屈の上では利益が上がるように見えるが、ニューヨーク株式市場のダウ平均株価(わずか30銘柄の工業株によって構成されている)が上昇すれば、値上がりしそうな株も値下がりしそうな株もそれに連動して値上がりする。ダウ平均が下がれば連動して値下がりするため、必ずしも利益が得られるわけではない。ただ、いくつかの銘柄を長期間売りと買いを建てていれば、長期的には利ざやが取れるケースが多い。私は、私個人の株売買の利ざやで、私のスキー、ゴルフ、そして家族連れの海外旅行の費用、さらにグループ企業の損失の穴埋めもしていた。立花証券の石井久さんから「兜町では”売り”が悪いこととされるんですよ。私も業界紙に”売り”と書いて同業者から批判されたことがあります」と言われた事があったが確かに証券市場にはそのような風潮があるようだ。私自身もかつて足踏みミシンのシンガーミシンが日本から撤退したので、同じ足踏みミシンメーカーであるリッカーの株を売り、電動ミシンのJUKIの株を買ったのだが、リッカー株の売却だけが朝日に報道されたということがあった。
まず空売りと言わず、信用売りと言っているのは、アマなのに感心な正しい言葉遣いだ。ただ、この戦略は単なるロング・ショートでアービトラージュとは言わない。ついた先生が悪かったのかな。それから社長として社員教育のためによくない発言、
「理屈の上では利益が上がるように見える」と「長期的には利ざやが取れるケースが多い」
は卓越した売買のセンスと実績を持つ江副さんのみが許される結果論です。
バタムに学ぶ新都市建設の可能性 2/4~Nagoyaの街
ナゴヤの真ん中にあるFormosa Hotelにチェックインして荷物を置き、Formosaからほど近いショッピングモールNagoya Hillに向かった。
2013.05.21 バタム・ナゴヤ 2/3 ~攻略難易度高めのバタム
前回泊ったPacific Place HotelからNagoyaへの道のりが地図上に載っているが、その雰囲気に比べると、「意外にバタムは発展してるじゃん。綺麗?」と連呼してしまうほどだ。綺麗と言っても、オーチャードのIonを想像してはいけない。あくまでもジャカルタ、Blok MのPlaza Blok M(綺麗なショッピングモール)とBlok M Square(古い・汚いショッピングモール)の中間くらい程度のクオリティ。モール内、コーヒーは一杯20,000IDR、フードコートの食事は30,000~50,000程度なので、KFCは2ピースチキンミール(添え物はライス)は45,000IDR程度と激安ではないが、シンガポールよりは若干安い印象だ。スーパーで売られているコカコーラは1.5リットルで10,000IDR程度とかなりお安い。
民が生きていくための最低限のお食事という観点では、バタム、ジャカルタ、シンガポール、バンコク、上海、どこであっても大して変わらない。土地代の高いシンガポールであっても、ホーカーセンターは、シンガポールの高度経済成長についていけないシンガポール国民のために用意された雇用創生の場でもあり、シンガポール国民特権、すなわち、シンガポール国民がホーカーの枠、テナント料を格安で得られる権利があるゆえに、シンガポールのどこでも3~5SGDで、一食を提供できるのである。最低限の食事はどの国でも似たような価格で得ることができるが、ちょっとした贅沢な要求、高付加価値商品に対する要求、これがどのように価格付けされるかで物価の差がつく。シンガポールや東京は、高付加価値商品が割安に手に入れられることを示す、バタムの事例を順次示していこう。
タイ全土落下傘計画2015 10/15~私の横にはネーさんが似合う
バンコクに戻りました。タニヤの近所のホテルにしてみました。
Wall Street Inn
激安級です。今回、安ホテル~中級ホテルが多いので、比較すると窓無し部屋で狭いです。古いですが、問題ない。タニヤまで徒歩2分くらいです。
さて、Hat Yaiで2日間、ほぼアルコールフリーな健全生活をしていたので、ちょっと飲むか。ハーレムナイトの構成員が働いているという店に行くが、休みということで撤退。その向かいにハーレムナイト構成員が2人働いている店があるので、そちらで。しかしこの2人、シンガポールに居たのは数年前、すでにキャバ嬢を引退しており、客引きですw まぁ、俺に年齢は関係ないので、ベテランの接客でお願いしておきました。
シンガポールの同志、現タイ在住のMNB氏に、また会うことになりました。毎回登場するスクンビットソイ22の焼肉玄風館で待ち合わせです。いつも玄風館には一人で来ていて、ハラミ+カルビ+ご飯×2で600THB、ビールすら頼まないというケチっぷりでしたが、最近、年のせいか、16切れの肉を食べることができなくなり、ハラミ+ご飯=300THB程度となってしまい、焼肉を楽しめないので、二人以上の時に玄風館に赴く戦略に転向しました。しかし、タイのインフレの波は現風館をも襲っており、お得意のハラミ・カルビは280THBに値上がりしていました。それでもまだシンガポールより安い。また、卵かけご飯が140THBで食べられるのも、非日本では安いほうだと思います。
酒飲みMNB氏らしく、内臓系盛り合わせ+豚トロ+牛タンを頼んで焼酎を頼みます。いいちこが1400THBもして納得いかないので、良く知らない800THBの芋焼酎を頼みました。二人で3000THBほどでした。
MNB氏が「バンコクに居る時間が短いな。ウチに泊まったって良いんだ。ホテル代がタダだぞ」
とご好意で言ってくれましたが、
「バンコクにも当然用事はあるのだが、タイに来る目的の一つにすぎない。タイ全土落下傘計画の遂行のために、バンコクだけにとどまるわけには行かない。」
「シンガポールの寅さん」と私が言ったほどに奔放なMNB氏と、真面目で慎重な私は、誰が見ても正反対の性格なので、「二人は全く違う性格なのに、なぜ仲が良いのかわからない」とよく周囲から言われていました。表面的な性格、言動はかなり異なるものの、二人の共通する要素は、論理性、合理主義、実践重視の3つです。
クオ・ワディス(中) 1/2~クリスト教の斬新さ
キロンはもうすっかり安心したので立ち上り、壁にかかっているランプを一つ取った。ところがその際、頭巾が頭から外れて、光がキロンの顔に真正面からあたると、グラウクスは腰掛から飛び上がって速やかに近寄り、その前に立ち止まって訊いた。『私を覚えてないか、ケファス。』その声には何か非常に恐ろしいものが籠っていたので、居合わせた人々はみんなぞっとした。キロンは、ランプを持ちあげたが、その瞬間にこれに地面に落とし、やがて身を二つに折って溜息をついた。「私ではない…私ではない…御免なさい」しかしグラウクスは長老たちの方を向いて云った。『これが私と家族を売って破滅させた男です…』この男の話はあらゆるクリスト教徒にもヴィニキウスにも知れていた。ただヴィニキウスは包帯をされた時痛みのために絶えず失神していてグラウクスという名前を聞かなかったので、そのグラウクスが誰だか推測できずにいた。しかしウルススにとっては、グラウクスの言葉と結びついて、その瞬間暗闇の中で電光のように速やかであった。それがキロンだとわかると、一っ飛びにその前に出て腕を捕まえ、後ろに廻し、こう叫んだ。「これが私にグラウクスを殺せとそそのかした男です」「ごめんなさい」キロンは歎いた。「お返しします」と叫んで、顔をヴィニキウスのほうに向け「助けてください。ご信頼申し上げておりました。私を守ってください。…お手紙は…持ってまいります。どうぞ、どうぞ…」
リクルート事件・江副浩正の真実 4/5~日本は共産主義か?
「アメリカの裁判は戦いの文化だが、日本の裁判は謝罪の文化だよ。認めて謝れば情状が酌量される。弁護士の先生は真実に反する調書に署名をするなと言っているだろうが、その姿勢を貫くとかえってまずい結果になる。僕を弁護士と思い、僕の言うことを信じてくれよ」
総理公邸訪問の経緯
中曽根総理はご自信の発案で臨教審を設けて、教育改革に取り組んでいた。臨教審のテーマは「学歴社会の是正」だった。私は公邸訪問の1ヵ月半前、臨教審第四支部会に講師として招かれ「学歴と雇用」のテーマで、日本生産性本部の『学歴別生涯賃金表』を元に次のような要旨の話をしている。
大学の生涯賃金と高卒の生涯賃金の差は、日本生産性本部の調査では、大卒を100とすると高卒は81で、学歴による所得格差は諸外国に比べて格段に小さい。また、大学進学率が高くなったことで、大卒は高卒よりも就職が難しくなっていて、警察官や消防士などに、大卒が就職するようになった。大卒で大蔵次官になった人と、高卒で税務署に生涯努めた人の生涯賃金の差は2倍半ほど。民間でも高卒の銀行員と大卒で頭取になった人との生涯賃金の差は4~6倍ほどで欧米と比べてきわめて差が少ない。
大企業はどの大学・高校にも就職の門戸を開いている。とくに関西の住友銀行、三和銀行、松下電器、三洋電機、シャープなどでは高校卒業の役員も多い。諸外国に比べて、日本は是正すべき学歴による差別は無く、これ以上均一性を求める必要はないと思う。差別があるとすれば中央官庁のキャリア組とノンキャリア組との仕事や職務権限の差別である。”学歴社会の是正”より”大学改革”が、今日の産業界、ひいては社会の要請だと思う。
私が「学歴社会の是正」の議論に否定的な話をしたためか「江副さんの話がウチの部会でも話題になりました。同じ趣旨の話で結構です。第二部会でも話してもらえませんか」と言われ、翌2月27日、私は第二部会でも同様の話をした。そのすぐあとの総理秘書官からの電話であった。
頭取と一兵卒で6倍か。ほんと、一生ヒラでも大差ない共産社会だなw さすがに今は10倍以上はつけたかな?
バタムに学ぶ新都市建設の可能性 1/4~130万人の誘致に成功した島
シンガポールからフェリーで50分の距離にあるインドネシアの島、バタム。「バタムに行く」というと、「楽しいですか?」「ゴルフ以外で行ったことが無い」「何か(観光名所)あるんですか?」と尋ねられるが、バタムが観光都市として認知されていない事実が示すように、いわゆる遊びに行くところではない。結論から申し上げれば、ゴルフでもないのに、バタムに遊びに行くというのはかなりツウ好みである。バタムというとゴルフとチキチキだが、私はバタムが持つこの2つ以外の側面に触れていこう。
「バタム 投資」 でのインターネット検索を要約すれば、
1.バタム島に五つある国際フェリーターミナルとシンガポール間に毎日96便のフェリーが6時から22時まで就航
2.ハビビ開発庁長官時代にはバタム島に隣接するレンパン、ガラン島などバタム諸島内が六つの橋で結ばれ、その総面積はシンガポールの国土618平方キロメートルを上回る715平方キロメートル
3.1970年には6000人程度の漁村だったバタム島の人口は、2000年には50万人を超え、現在では130万人。
4.バタム島にはこれまで67社の日系企業が進出し、同島に駐在する日本人は300人ほど。バタム島だけでもシンガポール経由で年間100万人以上の外国人観光客が訪れている。
5.外資誘致・奨励策 100%海外資本設立の認可
6.総投資額、政府部門・民間部門合わせて、累計10bil USDドル。
インドネシアとシンガポール両政府共同プロジェクトで、多大な予算と開発で、”成功した工業地帯誘致”と読める内容だ。大事なので繰り返そう、6000人の漁村が40年で人口130万人にまで発展し、バタムの開発計画は成功したと言えよう。しかし、実際にバタム島を5分歩けば、その寂れた街並みに驚くことであろう。成功してもなおエマージングな状態であることは、バタムに行けば誰にでもわかる。
この写真で見ると、綺麗な街に見えるが、実際はかなり寂れているので、それを見るためだけにバタムに訪れる価値はあるだろう。
タイ全土落下傘計画2015 9/15~タイ南部ハートヤイの街
ハートヤイ空港、田舎の空港にも手馴れたものだが、想像通り、上空から見える景色が緑一色。ただ、ジャングルかというと人の手が入った形跡がある農地も散見されるので、大したことはないのがわかる。すっと降りて出口に、バーンボーのOLの姿が無い。出発が多少遅れたので20分ほど予定より遅れるとSMSしておいたのだが、実際には10分しか遅れなかったからだろうか・・・。電話をすると「アウトサーイド」というので外に出てみたら、バーンボーのOLが居た。ホレ、安心の郊外待ち合わせすっぽかし0%の法則。ちなみに、空港待ち合わせではないが、バンコクで会いましょうという約束は、すっぽかされたことがある。観光客っぽい白人もいるので、外は「タクシー」と営業してくるあんちゃんもウヨウヨしているが、私には最強のガード、バーンボーのOL、お前がついていれば何の不安も心配も無い。お前に全部任す。
バーンボーのOLは正規のメータータクシーにホテル名を言い、チケットをもらって出発だ。空港からCentara Hotelがある街中までは約20分強で200THB弱で到着する。「コラコラ、タクシー代を自分で払おうとするな!」ったく、素人はこれだから困るw 強気化しすぎなのか、せっかくバンコクから遊びに来たゲストなので、ここは私が・・・という精神なのか知らないが、この俺に対してタクシー代払うなんて10年早いわ。ちなみにホテルの住所は
Centara Hotel Hat Yai
3Sanehanusorn Road, Hat Yai, Songkhla
クオ・ワディス(上) 3/3~オストリアムヌ、キリスト教徒の会合にて
平地には間もなくおびただしい数の群衆が集まった。角燈は目の届くかぎりまたたき会っていたが、そこへ来た者の多くはともしびをすっかり消していた。頭をあらわに見せている者はごくわずかで、すっぽり頭巾をかぶっている。終わりまでこのままだとすると、この群衆と暗さではリギアを見分けることはできそうもない。そう思うと若い貴族は気が気でなかった。しかし突然、地下墓地のすぐ近くに小高く積み上げた幾本かの樹脂のたいまつに火がともされて、あたりは前よりも明るくなった。群衆は何か不思議な聖歌を歌い始めた。歌声ははじめは低かったが、そのうちしだいに高くなっていった。ウィニキウスはいままで一度もこのような歌を聞いたことが無かった。墓地に来る途中で一緒になった人々がめいめい口ずさんでいた歌を聞いた時既にウィニキウスの心を打ったあの憧れが、今聞くこの聖歌の中にも響いていた。ただそれは前よりも遥かに力強く、はっきりしていて、あたり一面がこの人々ともに憧れはじめたかと思われるほど大きな、感動的な響きとなった。空に向けられた人々の顔はあたかも遥か高みの何者かを認めているようであり、両手はあたかもその何者かの降臨を求めているかのようであった。ウィニキウスは小アジアでも、エジプトでも、このローマでも、趣きの違う多くの神殿を見、多くの信仰を知り、多くの歌を聞いたが、歌によって神を呼び求める人々、それもある決まった儀式としてでなく、子供が父や母に対して抱くような純粋な憧れかrあ、心をむなしくして紙を呼び求める人々を見るのがこれがはじめてであった。
リクルート事件・江副浩正の真実 3/5~検察の横暴
カンカン踊り
拘置所の建物に入ると、関所のようなところがあった。そこで財布、鍵、時計などの所持品は、「領置する」(拘置所で預かる)と取り上げられた。丸裸にされて、10人ほどの看守が見ているところを歩かされた。その後、四つんばいの姿勢にされた。そして突然肛門にガラスの棒を突っ込まれて、棒を前後に動かされた。大変な不快感と痛み。大勢の看守が見ている中、言葉にできない屈辱感。私は人権侵害だと思った。後に弁護士に聞いたところ、「それは俗に”カンカン踊り”と呼ばれていて、昔から行われている拘置所に入る際の”儀式”なんですよ。私の依頼人でも、『先生、頑張ってきますよ』と言って逮捕された人が”カンカン踊り”でショックを受けて、その後接見に行くと別人のように落ち込んでいることがあります。表向きは痔の検査と説明されていますが、昔から人道上問題があると言われていて、弁護士会でも問題にしているところです」と言われた。
『刑事裁判の光と陰』の裏表紙には「日本の刑事裁判の有罪率は99.86%に達する。まさしくジャパン・アズ・ナンバーワンであり、我が国刑事司法の光である。しかし、死刑囚の再審無罪の事例にも見られるように刑事司法には陰の部分も存在している。そしてその多くは十分に社会に報道されていない。本書は元裁判官と弁護士による、刑事裁判に潜む陰の部分に光を当てた現状報告書である」と書かれている。本文では4つのケースを紹介しているが、そのなかでとくに私の印象に残っているのが特捜事件の「芸大バイオリン事件」で「壁に向って長いこと立たされた」「大声で怒鳴られたり、人格を侮辱する発言を受けた」「椅子を突然足で蹴り付けられ、椅子から床に落ちて尻餅をつかされた」など、取り調べの様子が事細かに書かれている。
この事件は著名なバイオリニストで東京藝術大学教授の海野義雄氏が芸大でバイオリンを購入するにあたっての鑑定で、演奏家としてバイオリンの名器ガダニーニを弾き、購入決定後に楽器商から時価80万円相当の弓一本を謝礼として受け取ったことと、芸大生のバイオリン購入に際し、演奏した謝礼として楽器商から100万円受け取ったことが「賄賂」とされたもので、当時朝日新聞で大きく報道されて事件になったものである。ガダニーニは良いもので1億円以上する名器である。バイオリンは手作りで250年ほど前に作られたもの。その間の保存状態、誰が演奏したのかによって価値が変わる。そしてその価値は、演奏してみなければ分からない。文部省は芸大に第一級の演奏家を教授として招聘することを特例として認めている。海野氏が演奏家として演奏し鑑定したのであれば無罪、芸大教授の地位を利用して演奏し鑑定料を受取ったのであれば有罪というケースであった。このような事件では本人の”賄賂性の認識”が有・無罪の決め手になる。そのため検察側は海野氏が受取ったものが謝礼であったと認識していたことを調書で明らかにしなければならない。このため強引な取調べが行われたのだろう。
中国全土落下傘計画廈門編 4/4~杯島南路
次の日、アモギンがホテルに自転車を持ってきてくれました。レンタル・バイク(電動自転車)は走る場所によって違法な個所もあり、色々面倒なので、普通の自転車にしました。アモギンはこのホテルのそばの支店に勤めており、このホテルの会計担当者は直接の顧客。ツーカーの関係なので、私の部屋もアモギン経由で予約してもらいました。廈門の地図もくれました。私が目的とする廈門南部の杯島南路を通って廈門南部をグルッと一周するコースは約20km。「4~5時間かかる」とホテルの会計担当者が教えてくれました。
アモギンにはもう一つ重要な仕事がある。中国の銀行で、定期預金に問題が発生していたのである。3ヶ月定期預金が既に満期を向かえているのだが、自動的に3ヶ月定期にロールされてしまっている。次回はロールしたくないので、満期時に普通預金に戻したいのだが選択できない。一方、まだ3日しか経っていないので、3日分の定期預金金利をギブアップして、普通預金に切り替えようとしてもなにやらトークンに問題があるのか、引き落としもできないという閉塞状態。アモギンにホテルの部屋に来てもらい、インターネットバンキングを見てもらった。15分くらい格闘したでしょうか、インターネット環境のリセットをしてなんとか解決しました。支店に行かないでも済みました。
タイ全土落下傘計画2015 8/15~空白のバンコク1日
シラチャからバンコクへ移動。ほぼホテルの中にこもって何もしなかった。理由は2つ。1つ目は、明日満期のATM Putの売り残しがあったこと。2つ目は明日への布石だが、これについては後で詳細に語る。
ロシアルーブルの急落以降、ガンマショートは控えめにして、デルタとベガのロングを維持しているのだが、このようにタイで毎晩遊んでいると、トレーディングがおろそかになり、満期直前までショートを維持してしまう場合もある。とはいえ、所詮は夜遊び、止めれば良いだけの話だが、最もタイムディケイがおいしい時期なので、意図的に放置していたこともある。満期まで残り1日、正確にはPM Settleなので30時間程度あるが、う~ん、このガンマショートうざいな・・・。残り1日のオプションをちょうどATMで買い戻し。最もタイムディケイが落ちる1日を避ける辺りがさすが「口だけリスクテイカー」w 1月末のオプション。1月末に向けて、すーっと下がって2015-01-30の2000のPutがちょうど満期直前にATMになったの。ATMになったら買い戻し、ならなければ放置するつもりだったので、ちょうど1月29日にATMになったのである。ここから上がってしまうと悔しいのでデルタ維持のために、ITM Putの長いのを売る。要はガンマのショートをカバーし、デルタを少し買い増しし、ベガをちょっと減らす。そんなトレードをするために夜遊びを禁止して、一晩中やってました。
もう一つの理由、
クオ・ワディス(上) 2/3~リギアの失踪
リギアの考えはこうであった。私がどこにいるかということはアウルス一家には決して知らせない。ポンポニアにすら知らせない。ただ、逃げるのはウィニキウスの家へ行ってからではなく、途中からにする。ウィニキウスは酒に酔って、夕方奴隷を迎えに寄こすとはっきり言った。おそらくウィニキウスは自分一人にしろ、ペトロニウスと二人でにしろ、とにかくあの宴会の前に皇帝に会って、私を明日の夕方引き渡すという約束を得たものと思われる。ウィニキウスは今日は忘れていても明日は迎えをよこすだろう。しかしウルススが救ってくれる。ウルススが来て、食堂から連れ出したように、私を籠から出して、人々の中へ連れ去ってくれるだろう。ウルススに手向かいのできる者は一人も居ないはずだ。ゆうべ食堂で戦ったあの恐ろしい剣闘士だとってウルススには歯が立たないだろう。しかし事によるとウィニキウスは大勢の奴隷を送ってよこすかもしれないから、ウルススをすぐにリヌス司教様のところへ遣って相談させ、助けを求めさせよう。司教様は私を憐れんで、私をウィニキウスの手にお渡しにならず、ウルススと一緒に私を救えとキリスト教徒たちにお命じになるだろう。キリスト教徒たちは私を奪って連れ去ってくれる。その後はウルススがうまく私を都から連れ出して、どこかローマの権力の及ばない場所に隠してくれるだろう。
リクルート事件・江副浩正の真実 2/5~メディアの罪
宗像検事は40~50枚ほどの証取法に関する調書を書いて持ってきていた。読むと私が5社から株を買い戻して譲受人に売却したと書かれている。コスモスの株式公開の幹事会社である大和証券の山中一郎専務から「公開直前になると創業者は自分の株を知人や友人に譲りたくなるものです。ですが、それは禁じられていますので止めてください」と言われていた。案の定、公開近くなってコスモスの役員や幹部、友人や外部の有力者にコスモス株を持ってもらいたくなった。幹部社員も株を持てば業績と株価を上げるよう頑張るだろう。有力者が株主なればコスモスの社格も上がる。そんな気持ちを抱くようになった。だが、山中専務に釘を刺されていて、私のコスモス株を譲渡するわけには行かない。そこで、公開1年10ヶ月前の昭和59年12月の増資の時、1株2500円でコスモスの増資を受けてもらった会社のうち、親しい友人が経営する会社5社にお願いして、コスモスの幹部社員や外部の有力者に1株3500円で株式を譲渡してもらった。それらの会社から譲受人への譲渡だから私は仲介者にすぎない。5社と譲受人との間で売買約定書が結ばれ、有価証券取引税も納付している。資金が私の口座を通っているわけでもない。そのことを話、これは事実に反していますので署名はできません」と私が署名を拒否すると宗像検事はそれまでとは一転、語調を強めた。「そうですか。せっかく使った調書に署名してもらえないのは残念ですね。検察庁に来てもらうとマスコミに囲まれて気の毒だと思い、リクルートの施設に来ているのに。そういう態度だと、本庁にきてもらうことになるよ。それでもいいの」
「未公開株の取得は”値上がり確実、濡れ手に粟”と新聞に書いてありますよ」
「株式は値上がりすることもあれば、値下がりすることもある性格のものです」
「じゃあ、あなたは値下がりすると思ってコスモス株を持ってもらったと言うの!」
「いえ、コスモスは第二次オイルショックが収まり地価が下落した時期にマンション用地を取得しているため業績が今後向上していく、だから株価も値上がりしていくと思っていました」
「そうでしょう。相手に利益を得てもらおうという気持ちがあなたにはあったでしょう」
「それはありましたが、株の譲受人に何か便宜を図ってもらおうとの気持ちはありませんでした」
「すぐ売れば利益が得られたじゃないですか」
「『すぐ売ってください』と言って持っていただいたものではありません。私も友人のオーナー社長に株を持たないかと言われ、7,8社の株式を公開前に買って、今も持っています」
「あなたはお金持ちだから売らなくても良かったでしょう。ファーストファイナンス(以下FF)から資金を借りて買った人の中にはすぐ売った人も居ますよ」
株価は動くもので証券市場の動向によって公開日の初値が払込価格を大幅に上回ることもあれば下回るケースもある。例えば平成19年10月5日の日経金融新聞には「IPO『全敗』9月、全銘柄公募価格割れ」と報じられている。だが当時は払込価格より初値が高いケースがほとんどだった。また、株の譲渡元の5社と譲受人との間で売買約定書が交わされているものの、多くのケースでFFが購入資金を融資している。銀行より1%高い7%の金利を受取っていたとはいえ、そのことが印象を悪くしていた。
「FFはあなたの財布でしょう。だから、あなたの売買ということになるんですよ」
FFの資本金は500億円で、リクルートの資本金より大きい。当初は小林宏が社長だったが、FFの株式公開に向けて自身は副社長になり、東洋信託銀行から白熊衛氏を社長に迎えていた。
「FFは私の財布ではありません。押収された資料には、株式公開に向けてFFが日本証券業協会に提出する資料が大量に入っていたはずです」
「えっ、そうなの?こちらは手が足りなくて、押収した資料全部に目を通せてないからなぁ」
FFを私の個人会社と思い、小林を私の指示で私のお金の出し入れをしている人物と思っていたようで、宗像検事は拍子抜けした様子だった。
中国全土落下傘計画廈門編 3/4~廈門大学
大学生協のようなスーパーがあり、そこで飲み物を買って、大学構内をプラプラ歩きます。ちなみにエリコム・アモギンご両人とも廈門大学の卒業生ではありません。中国のマネキネコ猫ちゃんもそうでしたが、なんで大学行くのでしょうかね? 若いから? ケチだから? しかし、道路広いねぇ、特に歩道が広い。ちょっと古い感じの建物の雰囲気も大学っぽい。エリコムは早稲田大学に行ったことがあるらしく、綺麗な教会があると言っている。早稲田はキリスト教系大学ではないはず! と言わないでよかったw ネットで調べたところでは早稲田大学の構内に教会は本当にあるようです。また学生寮が構内にありました。「上海交通大学(マンハッタンのコロンビア大学だと思ってください)は上海のど真ん中にあり、全国区で学生が集まってくるのは分かる。ここもそうなの?」と聞くと、「そうだ。もっとも上海交通大学の方が有名だが。」という。エリコムが「ところで交通銀行ってBank of Communicationって書いてあるけど、Bank of Transportationだよなぁ?」とツッコミを入れていました。
誰の寄付なのかわかりませんが、露骨に新しい建物の前を通りながら「エキゾの大学は、新しく改装したりしてる?」、「俺が大学生だったのは20年位前の話だから、あまり正確に記憶していないが2年前に行った時にはそれほど変わっていなかった。」と答えた。友人がFBで駒場の学生会館前の写真をアップしていたが、そこはかなり変わっているようだったのは、今書きながら思い出したところだw エリコム「20年ほど前に大学生ね。アモギンと似たような年じゃねぇか」。あっ、やっぱり? アモギン、ネーさんの気がしたんだよ。高校が一緒って10歳以上年が離れていたら、同窓もクソもねぇよなぁ。
大学の専攻は?「数学、幾何学だよ。平面での直線の定義は知ってると思うけど、球面上で直線はどのように定義したら良いであろうか? つむじの存在、台風の目の存在は数学的に証明できる。」 昔、大学卒業したばかりの頃に、会社のオヤジに、「素人でも分かるように大学で勉強したことを説明して」って言われて、「素人でも分かるように半年かけて講義受けるのにそれ3分で説明って無理に決まってんだろ、このボケがぁ!」と思ったものだが、今、自分がオヤジになって、世の中一般がどの程度手を抜いた説明で納得してくれるかがわかったので、いつの間にかにそれができるようになっていました。ツイッターでつぶやけるほどの長さで説明してるね。
廈門大学のホットプレイスは三四郎池です。北京大学にもありましたがw 廈門大学は1921年創立なので、けっこう長い歴史があるんですね。エリコムが「なんで東大って大学構内のお土産で饅頭(まんじゅうではなく中国語でマントー)売ってるの?」と聞くので、思わず苦笑しながら、「日本人はお土産が好きだと言うこと、饅頭は砂糖が入っていて保存が良いからだと思うよ」と答えておきました。しかし、このことからエリコムは東京に行ったときに早稲田と東大の少なくとも二つの大学を行っていたことになり、廈門の地だからではなく、エリコムにとって大学に遊びに行くのは日常的な行為のようである。
タイ全土落下傘計画2015 7/15~スナックのようなキャバ
ママになったシラチャ2号の店でしばらく楽しんでいたら、店の中にドンドン・キャバ嬢が入ってきて、最終的に8人くらいになりました。
「ここカード使えるの? 一人二人なら良いけど、こんなに大人数は現金持ってないよ。」
「大丈夫です。ボトルとビール代だけでけっこうです。」
というので8人くらいのタイ・キャバ嬢にまぎれて飲んでいました。シラチャ2号が電話で呼び出したようです。日本の田舎のスナック、行ったことがないのですが、テレビとかで見てると、客が来てから女の子呼ぶ方式のようですね。シラチャで一つの店で大量の女の子抱えてたら、中資本レベル未満は速攻倒産だわ。ただ、私が
「彼女らのビール代くらいは払いますが、おカネを払わないとなるとどうするの? 大丈夫なの?」
と聞くと、どうやら女の子が少ないと雰囲気的に俺に悪いから、この店を待合室にしたというノリのようです。この店に居る理由は、店に客が居ない、それから体調が悪くてペイバーに対応できない、こういう人が来たようです。シラチャ2号以外にも日本語がペラペラな子が居たので
クオ・ワディス(上) 1/3~恋焦がれる青年貴族
ペトロニウス「いったいその女は砂の上に何を書いたのかね。アモルの名ではないのか。アモルの矢のささった心臓ではないのか。それともそれを見ればサテュロスどもがそのニンフの耳にもういろんな秘密をささやいたことがわかる何かのしるしではないのか。まさかそのしるしを見なかったわけではあるまいな。」
ウィキニウス「そのしるしはよく見ておきました。ギリシアでもローマでも、娘たちが口にはしたくない告白をよく砂の上に書くことぐらいは、わたしにだって、わかっていますからね・・・。」
ペトロニウス「さっき言ったのと違うものだとすれば、俺には見当もつかないな」
ウィキニウス「魚です」
> ローマから見た新興宗教としてのキリスト教観を知りたいと思って読んでみた。クオ・ヴァディスの物語の骨子に焦点が当たっていないため多少抜粋が読みにくいと思われるが、キリスト教勃興時の様子を記述した部分だけを抜き出していると思ってくれて良い。ローマの宮廷内のアグリッピナの謀略という週刊誌的ゴシップを期待してこの本を買ったのだが、残念ながらアグリッピナは既に死んでいるところから物語は始まる。
登場人物
ウィニキウス:主人公。リギアに恋する青年
ペトロニウス:ウィキニウスの叔父。ネロの側近
リギア:リギ族の女。無用の人質としてローマにいるキリスト教徒。
アウルス・プラウティウス:リギアの養父。元将軍。
ポンポニア・グラエキナ:リギアの養母。キリスト教徒。
リギア・イメージ図
私が好きなElizaveta Boyarskayaですが、ロシア・ポーランド系。リギアが、スラブ系ポーランドのリギ(ルギイ)族ってーとこんな感じの顔してたんでしょうかね?
リクルート事件・江副浩正の真実 1/5~NTTと政界とのつながり
本書は私が書いたものであるから、私にとって都合のよいように書いて言うところも少なくない。本件がもし検察側から「リクルート事件・検察の真実」として書かれれば、別の内容の読みものになるであろうこともお断りしたい。
衆議院証人喚問
「ロッキード事件では『記憶にございません』と言って偽証罪で逮捕された人もいます。今回のケースの証取法違反は最高刑が1年、偽証罪が10年と、偽証の方が罪は重い。偽証は絶対にしないでください。しかし、クレイ社のスパコンの購入の件を、『NTTが買い、リクルートへ転売した、単なる”素通し”だった』と証言されると日米貿易摩擦が再燃するので、ご配慮いただきたいと、NTTの弁護士から申し入れがありました。」と弁護士から言われた。リクルートはクレイ社製のスーパーコンピューターを、日本クレイからでは直接ではなくNTT経由で購入していた。それは次のような事情からだった。
当時、都市銀行各行は第3次オンラインシステムの開発中で、コンピューターの大量需要があった。開発用の大型汎用機はシステム開発が完了すれば不要になる。この事業はそのようなニーズに応えるものだった。同時にニューヨークと東京の昼と夜の時差を利用しようと、未使用となっていたニュージャージーの穀物倉庫の跡を借りてインテリジェントビルに改装し、KDDの回線を利用し、日本企業と接続してサービスを提供した。その頃ニューヨークのスタッフから「ボーイング社が自社の計算センターを別会社として独立させ、そこではクレイ社のスパコンを飛行機や自動車の風洞実験用に他社に転貸している」というレポートが届き、「我々もメニューにスパコンを加えよう」ということになった。さっそく富士通、NEC、クレイ社に見積もりを取ったところ、先発のクレイ社のスパコンに比べるといずれもソフトの面では劣っていたが、価格帯性能の面では富士通のVPシリーズが優れていた。最終的にリクルートは富士通のスパコンVP400一号機の導入を決めた。ところがここでクレイ社のオーティス社長がNTTを通じて巻き返しを図ってきた。
中国全土落下傘計画廈門編 2/4~南普陀寺
しかし、旧正月真っ最中なのでチケットが多少高い。懸命に探してクアラルンプール経由で往復1000SGD弱のフライトを構築した。エリコムが旧正月で帰省、中国人の休みにあわせているゆえの、やむを得ない事情。クアラルンプールから廈門への飛行機、ほぼ100%中国人。CAも中国語で話しかけてくる。タイのクラビの飛行機とは対照的にドメってるわ。廈門の空港に降り立った瞬間、中国の匂い。小説家ではないので稚拙な表現でしか示せないが、食べ物ですかね、かすかなスパイスの香りでしょうか・・・。
バスで市内に向おうとするもわからず。3kmほどウロウロしましたが結局バスは見つからず。ですが私も転んでもタダでは起きません。ウロウロしている間に銀行を見つけ、5000元ほどおろしました。別省引落手数料は12.5RMB。ちなみに現地入りしてから中国元を下ろせばよいと思っていたので、所持金は500元程度であったが一気に10倍。空港に戻ってAirport Busは1時間待ちと言う。手持ちの現金も増えたことだし、面倒なのでタクシーにしたところ、15分ほどでホテルまで到着し30元。35元ほど渡しておきました。ここは上海や北京と違い、ぼったくりタクシーではないようです。
気温は寒い(対シンガポール)、20度前後。朝晩は冷えるため、上海で購入したヒートテックとカーディガンが役に立ちそうだ。街中を歩く人も冬服が多く、Tシャツではとても乗り切れそうも無いような気候である。だが、この季節はベストシーズンで、寒くも無く暑くもない理想的な気候と言えよう。
廈門市は福建省の市で、
面積 1,699.39 km²
人口(2013) 373 万人
を擁しシンガポールの707.1 km²より広い。ただ廈門市は島だけでなく、大陸部分も含まれる。ただ、地価は島が高く、工業地帯は大陸部分に多くあるという。ただ、中国にとっては軍事的に重要な拠点であり、台湾との海岸線の凌ぎ合いをする要所である。当然ながら海軍基地も島の南部に存在する。またバスの行き先の名前で、「保税区」と書いてあったので、貿易港としての税制優遇地もあるようだ。
タイ全土落下傘計画2015 6/15~女性の褒め方
次の日もまたシラチャ幸薄顔娘の店に行きます。昨日の3人同時ペイバーは、初日・ツカミの撒き餌でしたので、わざと遅めの時間に行き、「ドリンク」と言われたら全てを受けて閉店まで。またディスコに行くことになりましたが、今日はイサーン・ディスコへ。タイソング、多分、田舎ソング、古い歌、非ディスコソング? とにかく全く知ってる歌がねぇ。そしてオール・タイ人。バンコクのディスコとは全く違います。歌い手さんから「あれ? 日本人?」と聞かれていたようなので、Yesと答えて、エキゾ流アジア攻略法、深くお辞儀。アジア攻略3要素、「笑顔、現地語、低姿勢」、この3つで全部いける。日本人もそうだからわかるね? 低姿勢にすればするほど相手がビビる現象。面白いからやってみましょう。
そして、ペイバーを払っていないのですが、長いアフター。ディスコでひとしきり飲むと、お食事。私のホテルの部屋に3人が来て、電話でタイフードをオーダーします。健全な感じですが、いつもは大人しいシラチャ幸薄顔娘ですが、3人の中では自分の立場が上なので、ベッドに寝たりやりたい放題です。みんなが寝始めたらハーレムナイトからハーレムライフでしたが、一応、近所なのかバイクタクシーでお帰りになりましたとさ。
キャノンとカネボウ
毎年、年が明けると紡績メーカーは中卒女子の採用活動に入ります。当時中学生の高校進学率は全国で90%を超えていましたので、安い労働力の中卒者は「金の卵」と言われ、各社は懸命に充員活動を展開しました。カネボウ彦根工場の充員は基盤の一つが北海道でしたので、私は充員で真冬の北海道に何度泣く出張しました。本人は居ませんでしたが母親に向かってこう言いました。「娘をカネボウに出すんや。わかっとるな」 その言葉は有無を言わせない強圧的な、まさに命令でした。そんな人買いがこの日本に存在していることに驚くと同時に、その片棒を担いでいる自分にがっかりしたのを覚えています。
総合商社の時代
当時の繊維業界を語るには、商社の存在は避けて通れません。1970年代から80年代は商社の全盛期で、重厚長大産業のビジネスには必ず彼らが介在していました。特に「十大商社」と呼ばれた総合商社は繊維業から起業したところも多く、繊維のビジネスには欠かせない存在でした。当時の十大商社とは、三井物産、三菱商事、伊藤忠商事、丸紅、住友商事、日商岩井、トーメン、日綿実業、兼松江商、安宅産業です。商社にはそれぞれ得意分野があり、カネボウは繊維の貿易を通して十大商社全てと取引がありました。商社は単に繊維の売り買いに介在するだけでなく、取引の過程で発生する金融面も負担するなど、繊維業界には欠かせない機能を果たしていました。原料のワタから製品になるまで長期間必要な繊維産業は、誰かが金融負担の役割をしないと立ち行かなかったからです。
繊維の商取引では、ワタ⇒糸⇒生地⇒染色⇒加工⇒縫製⇒製品という工程を経る中で、色々な「テクニック」が可能になります。例えば「ワタ」を売って「糸」で買い戻したり、「生地」を売って「製品」で買い戻したりする時に価格を勝手に設定するのです。こうした益出しの価格操作は、一歩間違えると粉飾決算の温床となってしまいますが、歴史の長い業界なので生き抜くすべの一つとなっていました。
> 素直な告白、粉飾の手口の公開、よろしいこころがけで…。
仮想通貨革命 ビットコインは始まりにすぎない 7/7~貨幣の非国有化
金融システムとの関係を考えるために、ハイエクの貨幣自由化論を見よう。フリードリッヒ・フォン・ハイエクは1976年に刊行されたDenationalisation of Money『貨幣の非国有化』)において、貨幣発行の自由化を主張した。歴史のかなり古い時点から、通貨発行権は国家が独占してきた。しかしハイエクによればそれには何の合理的な根拠も無い。むしろさまざまの問題をもたらす。その一つは、国債の貨幣化によって放漫財政が生じることだ。彼は言う「現代における政府活動拡大の大部分は、貨幣発行によって財政赤字を賄ったことでもたらされた。これによって雇用が創出されるという口実に基づいて」(p33)。「政府支出の増加は、政府がマネーをコントロールできるようになったために生じた」(p118)。銀行が独自の貨幣を発行するとすれば、各銀行が自ら貨幣の購買力を維持するために発行量を調整するので無秩序な増発はなくなる。
各中央銀行が購買力を維持するために金融緩和や金利を調整してるんじゃないの? 野口さんの抜粋だけで本文全体を読んでいないためか私の理解が追いつかず、ハイエクとは意見が合わないなw 各銀行に任せた結果、アメリカのマネーサプライをコントロールするほどのモルガン家が誕生し、モルガンの死後その権利を奪うためにFRBが設立された。アメリカがわかりにくければ、利休が秀吉に斬られた原因の一説を挙げよう。戦国時代、信長などの努力によってか日本経済は著しく発展し、その経済成長が当時日本にあった貨幣を超えてしまったのだろう。当時は金銀両本位制で通貨発行に制限があったため、茶道具が登場し、茶器一つで一国(例えば土佐の国とか今の県)の徴税権=1年分の年貢に相当するような値段をつけた。茶器の取引は経済成長と金本位制からの脱却の産物。そして新・貨幣創造だったとも言えよう。その茶器の価値判定を利休がコントロールするということは、秀吉が通貨発行権を失うということになる。
戦争するたびに国境線が変わっちゃうヨーロッパのロスチャイルドが
「私に一国の通貨の発行権と管理権を与えよ。そうすれば、誰が法律を作ろうと、そんなことはどうでも良い。」
と言っているが、これを当時の日本に当てはめると、利休の茶器のバリュエーションが、通貨発行権を秀吉から奪い、事実上、利休が全てを握ることになるから、それが怒らせた原因だと言う。さらに、これを現在の日本に当てはめると、全てを握るのは国で、誰が法律を作ろうがどうでもいいので、立法家たる国会議員も誰でもいいから選挙も意味無いし、資本主義じゃなくなるどころか民主主義でもなくなる。まぁ、もうその道を進んでいるのが現状だと思っているがね。
中国全土落下傘計画廈門編 1/4~エリート公務員
落下傘部隊の背景 廈門の落下傘部隊とはシンガポールBBQで知り合った。中国人だが、MRTなどの鉄道・不動産開発プロジェクトを担うシンガポールのエリート公務員だ。思わずそれを聞いた時、「こんなショボいシンガポールの開発ではなく、本場中国でやれば、この10倍の規模の開発プロジェクトが国中にゴロゴロしてるだろ? 中国人なのに、なんで”わざわざ”シンガポール?」と問うてしまったら、中国は競争が厳しく、かなりな”エリート”じゃないとそのようなプロジェクトには絡めないという。確かに私の知っている中国人は、海外(非中国)に居る中国人ばかりで、彼らは英語も話せ、聞いたことのある大学を卒業し、低姿勢だが5分話せば頭の良さが露呈するようなエリートばかりだが、真の中国のエリートは、北京大学卒業後、共産党幹部候補生としての道を歩み始めると聞いている。日本人で言うなれば、いわゆる外資系金融のフロント部門で働いているのは、確かにエリートだが、やはり二流・亜流というのと同じなのである。
タイ全土落下傘計画2015 5/15~静かな二人
シラチャに来た理由は、今ひとつ読者の印象に残らない「シラチャ幸薄顔娘」に会うためです。
シラチャを理解するために地図と登場人物がまとまっているのが、
春のタイ 前編 ソンクラン前 5/9 ~シラチャのネーさんの謀略
ちなみに投資一族のアジア一国一愛人構想、愛人軍団の中のインパクト大将は「インドネシアのジャカ1」で複数人の読者から「ジャカ1見てみたいなぁ」という声が聞かれています。文面からジャカ1の迫力が伝わってくるようですねw 私の中でコワモテ度ランキングでは、タイの横取りネーさん、フィリピンのマニラ1号、インドネシアのジャカ1なので、それほどでも無いのですがね。愛人軍団は私が選んでいるので、平均してコワモテ度がみんな高いです。身長も高く、東南アジアなのに165~170cmある人が多いです。横取りネーさんとマニラ1号とシラチャ幸薄顔娘は170cm、ジャカ1でも168cmとこんな感じです。さらにヒールを履いていたりするので、東南アジアの街中で群衆にまぎれて歩いていると、一般男性よりも背が高いまさに巨人です。コワモテ度はほぼそのまま性格に反映され、「他人の客は俺の客、俺の客は俺の客」の論理、生き馬の目を抜くキャバ嬢の世界で生き残ってきた強烈な人たちです。
ドナービジネス
92年4月にはフィリピンで安値に臓器移植を受けられると、患者3人に斡旋を持ちかけ、5000万円を集めた横浜氏の病院事務長が姿を暗まし、神奈川県警が詐欺師容疑で捜査している。さらに「バブルの崩壊で事業に失敗した面々が、一攫千金を狙って臓器売買に乗り出したケースが多く、詐欺まがいの事業内容やいいかげんな手術で感染症や拒絶反応を起こして生命を失った例もあった」のである。99年には商工ローン最大手「日栄」の社員が融資先や、その連帯保証人に対し「腎臓や目玉を売って金を作れ」と脅迫まがいの発言をして話題になったが、威圧や無理強いをして借金のカタに腎臓や角膜を提供させる暴力団系臓器ブローカーも登場した。
フィリピンの生体腎移植の最大の特徴は、ドナーの多くがマニラ市の南約25kmにあるニュー・ビリビッド刑務所に収容されている受刑者である点だろう。この刑務所は「モンテンルパ刑務所」とも呼ばれ、第二次大戦後は旧日本陸軍の山下奉文大将をはじめ、数多くの日本人が戦犯として収容されていたことでも知られており、処刑上の跡地には日本式の霊園も設けられている。500ヘクタール以上もある広大な敷地を持つ刑務所内には病院や学校、工場などが併設され、約8000人の男性受刑者が収容されている。
仮想通貨革命 ビットコインは始まりにすぎない 6/7~送金
送金コストは複雑でしかも場合によって異なるので、手数料リストを見ていてもよくわからないことが多い。この問題に関しては、世界銀行がRemittance Prices Worldwideという報告書を作成している。これは送金国32、受け取り国89の間で送金コストを推計したものだ。200ドル、500ドルを送る場合について計算がなされている。これは小額送金である。つまり、移民が本国へ送金する場合などが問題として意識されているわけだ。200ドルの場合、全世界平均で送金コスト率は2013年4Qに6.13%、14年1Qで5.91%だった。G8の平均は13年4Qに8.2%、14年1Qに7.73%だった。G8の中では日本が最も高い。最近15%を切ったが、これまでは17%程度だった。手段別で見ると、銀行の口座間振込みはかなりコストが高い。日本から韓国や中国に送金する場合のコスト率は実に30%を超える。これは世界で最もコストが高い送金経路であるとされる。
200ドルって送金しようとしたことないからわからないけど、そんなにかかるの?
http://www.mizuhobank.co.jp/direct/about_direct/gaikoku_sokin.html
他行向電信送金5500円+コルレス先支払い手数料2500円=8000円
ガーン・・・。恐怖の30%超は本当だった。ちょっとイライラする項目が2つ。
本支店向電信送信 5000円ってあるんだけど、みずほの海外支店で個人対応してるところあんのかよw
上限200万円(一ヶ月間で)ってことは、手取り2400万円以上のエキスパッツは困っちゃうね。みずほ使うと送金は最低でも8000円÷200万円で0.4%。高すぎw
「空気」の研究 4/4~虚構の支配機構
「空気の研究」から「水=通常性の研究」まで、臨在感的把握とか、空気の醸成とか「父と子」の隠し合いの倫理とか、一教師・オール3生徒の一君万民方式とかそれを支える情況倫理と固定倫理とか、実にさまざまなことを述べてきた。では以上に共通する内容を一言で述べれば、それは何なのか。言うまでもなく、それは「虚構の世界」「虚構の中に真実を求める社会」であり、それが体制となった「虚構の支配機構」だということである。虚構の存在しない社会は存在しないし、人間を動かすものが虚構であること、否、虚構だけであることも否定できない。したがってそこに「何かの力」が作用して当然である。
それは演劇や葬儀を例に取れば、誰にでも自明のことであろう。舞台とは周囲を完全に遮断することによって成立する一つの世界、一つの状況論理の場の設定であり、その設定の下に人々は演技し、それが演技であることを、演出者と観客の間で隠すことによって一つの真実が表現されている。端的に言えば女形は男性であるという「事実」を大声で指摘し続ける者は、そこに存在してはならぬ「非演劇人・非観客」であり、そういう者が存在すれば、それが表現している真実が崩れてしまう世界だる。だが「演技者は観客のために隠し、観客は演技者のために隠す」で構成される世界、その情況論理がが設定されている劇場という小世界内に、その対象を臨在感的に把握している観客との間で”空気”を醸成し、全体空気拘束主義的に人々に別世界に移すというその世界が、人に影響を与え、その人たちを動かす「力」になることは否定できない。
タイ全土落下傘計画2015 4/15~RCA・ディスコ
ソイカウボーイのバカラ、久しぶりに行ったが日本人多いな。一杯150~200THBくらいが相場だ。セブのゴーゴーは60~100PHPなのでかなり高い。セブのゴーゴーはダンスバーだが、バカラはトップレスショーがあるので迫力あるね。初めてタイに来た日本人なら驚いてしまうだろう。ソイカウボーイのゴーゴーを4人ではしごする。タイ人女性2人が横についているので、ゴーゴーバーも何だか健全だw 日本人の女性はまず足を踏み入れない場所だろうが、不思議なことに白人女性は必ずと言っていいくらい居る。私はまだ日本人的感覚なので、裸の女性たちがウロウロしているような場所に行って、気分を害さないのかな? と思ってしまうが、2・4期ハーレムナイト女主人も白人女性も客として進んできているので、ただの飲み屋・ショーパブ感覚なのであろう。ここだけ見るとタイは女性の権利が認められていない男尊女卑社会に思えるが、決してそうではない。落下傘部隊の私に対する態度は相当に強烈で、「ここはタイ。私の方があなたより上。私があなたを守ります。」と言わんばかりで、一般的な日本人女性よりも遥かに強く、偉そうな態度を取るのである。
「誰が良いか?」踊り子達の中から好きな子は誰だ、と2・4期ハーレムナイト女主人から必ず聞かれる質問だ。シンガポールのディスコの踊り子に対しても聞かれる。
「お前、あの子を見ているな? ふむ、パタヤ1号に似ている・・・。」
「土曜からシラチャ行く? シラチャ幸薄顔娘に会うのか?」
2・4期ハーレムナイト女主人、さすがに付き合いが長いだけあって、落下傘部隊の要所は抑えている。そしてあてがい行為もお約束。2・4期ハーレムナイト女主人が女を選んで、俺の横につけるw 選ばれた女の子も、直接指名されたいよなぁ・・・、女性心理的には。3次会は会計士先生が明日お仕事ということでお帰りになったので、タイ人女性2人で両脇ガードされながら、超健全にゴーゴーバーを見学していました。
ロビイスト アメリカ政治を動かすもの 4/4~最も成功したジャパン・ロビー
投入した費用、ロビイストの数、そして活動規模からして、外国企業によるロビー史上最大の作戦。米企業以外の企業の中で、最も高額で攻撃的なロビイングだ。日本がその政治的影響力を行使した、唯一の劇的な実力行使と、米マスコミが競って報じたジャパン・ロビーがある。この日本企業とは東芝のことである。東芝機械ココム違反事件をめぐる議会の制裁内容を骨抜きにすべく、1987年~2年間にわたって展開した東芝ロビーの猛攻は、ワシントン政官界を震え上がらせた。
この事件の発端は1982年12月から東芝機械が和光交易を通して、ココム違反の品目である9軸同時制御のNC工作機械4台をソ連に不正に輸出したことに始まる。この結果、ソ連はノルウェーからのコンピュータを組み合わせ、潜水艦のスクリュー音を低下させるのに成功したというもの。事件が発覚し、全米から制裁の声が上がった。東芝制裁条項を議会に働きかけたのは、ジェイク・ガーン上院議員(共和党、ユタ)であった。黒子役はビル・トリプレット上院外交委員会専門スタッフたちだ。トリプレットは依然米国ホンダのワシントン事務所長を務めていた弁護士だったが、一転して日本叩きの急先鋒に浮上した。ガーン議員の選挙区は、全米トップを誇る銅生産州だ。彼は外国銅生産に対する米政府援助を中止させている。同様にミンク生産が全米三位の州であることから、ソ連からの輸入禁止を呼び掛けたりしている。
ロビイスト アメリカ政治を動かすもの 3/4~軍産複合体の影
金権選挙を支えるPAC 米国政治はPACに牛耳られている
政治家の悩みは選挙に金がかかり過ぎることである。だから政治献金はロビイングの有力な武器になる。そこで調べたら、1990年選挙で一番政治献金額が増加した政治活動委員会(PAC)は、保険業界であった。前年比94万ドル増の450万ドルもの大金を議員たちに配ったことになる。なぜか。保険業界は80億ドルの負担増の税金問題を抱え、軽減措置を求めるロビイングの必要に迫られていたからだ。実際税制を担当する下院歳入委員会所属の13議員にそれぞれ5万ドル以上の献金を行っている。
そもそもPACは連邦議会選挙や大統領選挙運動を取り締まる「連邦選挙キャンペーン法(EECA)」にもとづく産物である。1971年に制定された連邦選挙キャンペーン法は、企業や労働組合による選挙キャンペーン用の寄付集め組織の、結成・運営を許可した。ただし、政府と契約関係にある企業とか団体にはPAC設立を禁止した。1974年になって法律改正が実施された。企業のPAC結成許可条件を緩和したのである。しかし、ウォーターゲート事件の結果、政治浄化の潮流が表面化して、政治献金のルール自体には厳格な規制が要求された。たとえば、PACによる寄付は、寄付の総額に制限を設けられていないが、予備選・本選挙通して1人当たり5000ドルが上限と決められている。政党に対しては15,000ドルが上限と規定された。
仮想通貨革命 ビットコインは始まりにすぎない 5/7~新興国の反応
エムペサ? ケニアが通貨先進国?
「タクシーの料金を携帯電話で支払うのはニューヨークでは難しいが、ケニアのナイロビでなら簡単だ」 英誌『エコノミスト』は2013年5月の記事で、このように伝えている。ケニアが導入したのは、携帯電話のSMSで送金するエムペサ(M-PESA)と呼ばれるサービスだ。ビットコインとは違う構造のものだが、仮想通貨の将来を考えるに当たって参考になることが多いので、以下にその概要を紹介しよう。このサービスは、ケニアの携帯電話会社サファリコムに出資した英携帯電話大手のボーダフォンが07年に開始した。エムペサの代理店で現金を預けて自分のエムペサ口座に入金してもらってから、、送金相手にSMSを贈る。メッセージを受取った人は、取次店でSMSと身分証明所を提示すると現金を受取れる。『エコノミスト』の記事のよると、ケニア成人人口の2/3以上にあたる1700万人がエムペサを利用している。エムペサを通じて行われる資金移動はケニアのGDPの約25%に相当する。エムペサ代理店は、ケニア全土で約4万店ある。相当不便な地域にもある。銀行なみに立派な窓口が並ぶ代理店もあるが、物置小屋のような代理店もある。ただし、額で見ると現金のほうが圧倒的に多い。ケニアの取引の約99%は、キャッシュでなされている。エムペサの全口座残高の合計は、銀行預金残高のわずか0.2%にしかならない。これは利用額に限度が設定されていて小額取引にしか用いられないためだ。エムペサ普及の背景には、携帯電話の電話機本体や通話料が安くなったことがある。携帯電話は安ければ1500ケニアシリング程度(1ケニアシリングは約1円)。アフリカでは銀行口座を持つ人の割合は人口の10%以下だが、携帯電話の保有者は60%に上る。ケニアでの携帯電話の普及率は70%にも達する。
うむ、アジア一国一愛人構想の意義の一面、エマージングから先進国市場への還流、ここにあり。恵まれすぎていると、かえって新技術に乗り遅れがちなのだ。
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