国別、車と歩行者の優先順位
タイ>香港>シンガポール>インドネシア>中国>日本>フランス
車優先社会
1.タイ、バンコク
車は左側通行で交差点で赤信号でも左折することができる。その際、歩行者の青信号と必ずコンフリクトが発生するが、その際は車は遠慮なく突っ込んでくる。
2.香港
銅羅湾周辺の狭く入り組んだ通りで人が多すぎてまともに走れないので、「そこのけそこのけ、フェラーリ様が通る」とばかりにクラクションを民衆に向けて鳴らす。
3.シンガポール
信号のないところでの道路横断において、車が譲ることは無い。確か、歩行者は横断歩道以外を横断してはならないという法律があったような…
車と歩行者平等社会
4.5.インドネシアと中国、パリのガルニエ・オペラ前
歩行者と運転手はアイコンタクトをかわし、民がヒョコヒョコと横断していくのが一般的だ。車と人が集中しすぎ、発展が急速すぎて、信号を設置するペースを超えている。また国土が広すぎて、信号を密度高く設置すると国家予算が破綻する。車と歩行者の関係には両国はほとんど差がないが、深圳・羅湖駅前のバスやタクシーなどは、歩行者をかなり優先する傾向にある。ガルニエ・オペラはモータリゼーション時代以前の都市設計を保存しているのだろう。またパリで多くある放射線状道路とラウンドアバウト。代表例はガルニエ・オペラ(ここはラウンドアバウトじゃないんだが)とエトワール凱旋門だが、ガルニエ・オペラの中心だけ(少しでも外側には信号がある)は信号がない。
歩行者優先社会
6.日本
ご存知の通り。バンコク帰りの日本だと、横断する時に、思わず車が通りすぎるまで止まってしまう。私を認識したバスが親切にも止まってしまい、迷惑をかけてしまうことも。
7.パリ
歩行者は赤信号でも安全と踏めば渡たる。アジアで慣らした私も本来そうなのだが、右側通行に慣れず。横断の際は左右両方見て…どっちから車が来るんだっけ?とか考えているうちに青になる。
パリの内部では、アジアの主要都市で必須の高速道路と立体交差を見たことがない。数百年前の都市設計のままで、これだけの人口集中をさばけるのは凄い。地下鉄の導入が、近代社会対応のインフラと言え、地下鉄の駅は普通1km間隔だが、パリは500m以下間隔である。かつ普通3~5分間隔の運行だが、パリは2分…いや、もっと短いかもしれない。パリの地下鉄の駅間隔・運行間隔が短く便利なのは確かだが、地下鉄だけで渋滞を解消できるとは思えない。ぐぐろう。
大気汚染とステッカーによる車両交通規制。だよなぁ…。世界の大都市がみんな高速道路で対応している中で、モータリゼーション以前の都市設計で渋滞が起こらないはずがない。良かった良かった。
パリの違法駐車は香港・大阪並みにひどい。路駐も二重駐車もあたりまえ。大阪はなぜだか知らないが、香港とパリは昔から変わらない道路で、駐車場設備などを作ることができないから。