一応、読んでみたが・・・久しぶりにほとんど折り目なし(関心のページなし)の本だった。やっぱ、もらいものの本はダメだな。
短編小説の集まり、タイトルとそれに対する俺のまとめでも書いておくか。
報復相場 株の営業
女の兇器 保険金詐欺
年下の男 社内不倫の末
向日葵は咲いた 催眠術
死に際の顔 相続
乳色の闇 不正企業
海の見える風景 隣人問題
なんだかねぇ・・・、何が報復相場ってタイトルだけに・・・、株の話でもなければ企業小説としても弱い。
この作家の経歴を見ると・・・、組合の人間か。そうするとねぇ、多少美化が入っていたとしても企業経営者である社長自身が書いた本の方が面白いと思うわけ。なーんにも知らない組合の人間が、アウトサイダーな立場で、想像と妄想で、書くよりはさ。
しかもこの数、年間4冊以上書いてるんじゃないの? 尾上縫とか興味あるけど、このペースで書いてるってことは入念な取材の基に書かれたとは思えないな。東洋信金の前川朝美氏が書く「女帝」とかだったら買ってでも読んでみたいところだねぇ。この人の本は・・・、もらったら読むくらいだな。

報復相場 (角川文庫) 報復相場 (角川文庫)
清水 一行

角川書店 1987-10
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