言語がドイツ語なので当然と言えば当然だが、フランスよりはドイツに近い。
物価の感じは、
パリ・香港・シンガポール をそれぞれ欧州・アジアの基準と考えれば、
ウィーンは、上海並みのレベル(2割程度安い)と等しい。
コーヒーに簡単な朝食のような食事がパリの一級地域だと10~12ユーロ、それがウィーンだと8ユーロ前後となる。
飯のレベルは、当然だがパリには負ける。レストランの食事は、「肉!」っていう感じだけの印象が強くなる。海がない国だし、当然だよね。だから、ウィーンではそのビハインドを最小化するためにレストラン食を減らし、アジアフードを入れ、スーパー食を増やす。だが、さすがはパリだった、と今思うのは、スーパーであんまりよくわからずに冒険して買ってもパリでは外れなしだったが、ウィーンではなんぼか外れをひいている。
ハム・ソーセージなどの肉系だと若干飽きるので、魚介系も入れようと、魚の酢漬けを買ってみたら…、外してしまった。パリで食べていたイワシのオリーブオイル漬けをウィーンで買ったら問題ない。単なるソーセージでもパリでは「うーん、スーパーの割にうまいじゃないか!」というレベルだったが、ウィーンだと外れで捨てるほどではないが「…、あんまり食いすぎたら飽きそう」とモノにも当たりうる。
そして、主食のパンのレベルもわずかだがパリに劣る。なんかモサモサ・無骨というか。これは主食なのでわずかの差も蓄積される。
飯の事だけ考えれば、「やっぱりパリだよね」となるだろうが、ウィーンの音楽は飯のレベルの差を埋め合わせるに余りあるほどに素晴らしい。来年以降、時間の都合で迷ったら、私はパリではなくウィーンを取るだろう、と思うほどにウィーンの音楽は素晴らしい。なぜならば、質は異なるが、美味しい料理はアジアでも食べることができる。だが、ウィーンの持つ音楽インフラは、世界中どこに行ってもそんな簡単に手に入るものではないからだ。
言語が同じだから法律も近いのか…、
カジノがある。入場料30ユーロって言われたので入らなかったが、とにかくある。ウィーン国立歌劇場からシュテファン大聖堂という誰でも行く観光地の間にあるので、わざわざ探しに行かなくても発見できる。ドイツにもカジノがあるので同じだ。フランスも町中にカジノはあるのだがカジノという名前のスーパーであって、博打を打つ所ではない。
風俗店がある。Studioという名前でかなりな数ある。イメージで言うとシンガポールの怪しいマッサージ屋さん並みにある。かなり怪しくて入る気がしない。人通りが少ないのも影響している。通りに人っ子一人いない夜、ピンクの明かりがついていて、ドアが閉まってる。あのドアを開けて入っていくにはかなり勇気がいる。慣れれば大丈夫なのだろうが、今年は止めておこう。それからドイツにあるFKKはオーストリアにもある。ウィーンのFKKには行くつもりがないからレポートできないが、フランクフルトのFKKは最高だった。ヨーロッパのマカオと言えよう。