月: 2015年3月

中国全土落下傘計画廈門編 4/4~杯島南路

次の日、アモギンがホテルに自転車を持ってきてくれました。レンタル・バイク(電動自転車)は走る場所によって違法な個所もあり、色々面倒なので、普通の自転車にしました。アモギンはこのホテルのそばの支店に勤めており、このホテルの会計担当者は直接の顧客。ツーカーの関係なので、私の部屋もアモギン経由で予約してもらいました。廈門の地図もくれました。私が目的とする廈門南部の杯島南路を通って廈門南部をグルッと一周するコースは約20km。「4~5時間かかる」とホテルの会計担当者が教えてくれました。
アモギンにはもう一つ重要な仕事がある。中国の銀行で、定期預金に問題が発生していたのである。3ヶ月定期預金が既に満期を向かえているのだが、自動的に3ヶ月定期にロールされてしまっている。次回はロールしたくないので、満期時に普通預金に戻したいのだが選択できない。一方、まだ3日しか経っていないので、3日分の定期預金金利をギブアップして、普通預金に切り替えようとしてもなにやらトークンに問題があるのか、引き落としもできないという閉塞状態。アモギンにホテルの部屋に来てもらい、インターネットバンキングを見てもらった。15分くらい格闘したでしょうか、インターネット環境のリセットをしてなんとか解決しました。支店に行かないでも済みました


タイ全土落下傘計画2015 8/15~空白のバンコク1日

シラチャからバンコクへ移動。ほぼホテルの中にこもって何もしなかった。理由は2つ。1つ目は、明日満期のATM Putの売り残しがあったこと。2つ目は明日への布石だが、これについては後で詳細に語る。
ロシアルーブルの急落以降、ガンマショートは控えめにして、デルタとベガのロングを維持しているのだが、このようにタイで毎晩遊んでいると、トレーディングがおろそかになり、満期直前までショートを維持してしまう場合もある。とはいえ、所詮は夜遊び、止めれば良いだけの話だが、最もタイムディケイがおいしい時期なので、意図的に放置していたこともある。満期まで残り1日、正確にはPM Settleなので30時間程度あるが、う~ん、このガンマショートうざいな・・・。残り1日のオプションをちょうどATMで買い戻し。最もタイムディケイが落ちる1日を避ける辺りがさすが「口だけリスクテイカー」w 1月末のオプション。1月末に向けて、すーっと下がって2015-01-30の2000のPutがちょうど満期直前にATMになったの。ATMになったら買い戻し、ならなければ放置するつもりだったので、ちょうど1月29日にATMになったのである。ここから上がってしまうと悔しいのでデルタ維持のために、ITM Putの長いのを売る。要はガンマのショートをカバーし、デルタを少し買い増しし、ベガをちょっと減らす。そんなトレードをするために夜遊びを禁止して、一晩中やってました。
もう一つの理由、


クオ・ワディス(上) 2/3~リギアの失踪

リギアの考えはこうであった。私がどこにいるかということはアウルス一家には決して知らせない。ポンポニアにすら知らせない。ただ、逃げるのはウィニキウスの家へ行ってからではなく、途中からにする。ウィニキウスは酒に酔って、夕方奴隷を迎えに寄こすとはっきり言った。おそらくウィニキウスは自分一人にしろ、ペトロニウスと二人でにしろ、とにかくあの宴会の前に皇帝に会って、私を明日の夕方引き渡すという約束を得たものと思われる。ウィニキウスは今日は忘れていても明日は迎えをよこすだろう。しかしウルススが救ってくれる。ウルススが来て、食堂から連れ出したように、私を籠から出して、人々の中へ連れ去ってくれるだろう。ウルススに手向かいのできる者は一人も居ないはずだ。ゆうべ食堂で戦ったあの恐ろしい剣闘士だとってウルススには歯が立たないだろう。しかし事によるとウィニキウスは大勢の奴隷を送ってよこすかもしれないから、ウルススをすぐにリヌス司教様のところへ遣って相談させ、助けを求めさせよう。司教様は私を憐れんで、私をウィニキウスの手にお渡しにならず、ウルススと一緒に私を救えとキリスト教徒たちにお命じになるだろう。キリスト教徒たちは私を奪って連れ去ってくれる。その後はウルススがうまく私を都から連れ出して、どこかローマの権力の及ばない場所に隠してくれるだろう。


リクルート事件・江副浩正の真実 2/5~メディアの罪

宗像検事は40~50枚ほどの証取法に関する調書を書いて持ってきていた。読むと私が5社から株を買い戻して譲受人に売却したと書かれている。コスモスの株式公開の幹事会社である大和証券の山中一郎専務から「公開直前になると創業者は自分の株を知人や友人に譲りたくなるものです。ですが、それは禁じられていますので止めてください」と言われていた。案の定、公開近くなってコスモスの役員や幹部、友人や外部の有力者にコスモス株を持ってもらいたくなった。幹部社員も株を持てば業績と株価を上げるよう頑張るだろう。有力者が株主なればコスモスの社格も上がる。そんな気持ちを抱くようになった。だが、山中専務に釘を刺されていて、私のコスモス株を譲渡するわけには行かない。そこで、公開1年10ヶ月前の昭和59年12月の増資の時、1株2500円でコスモスの増資を受けてもらった会社のうち、親しい友人が経営する会社5社にお願いして、コスモスの幹部社員や外部の有力者に1株3500円で株式を譲渡してもらった。それらの会社から譲受人への譲渡だから私は仲介者にすぎない。5社と譲受人との間で売買約定書が結ばれ、有価証券取引税も納付している。資金が私の口座を通っているわけでもない。そのことを話、これは事実に反していますので署名はできません」と私が署名を拒否すると宗像検事はそれまでとは一転、語調を強めた。「そうですか。せっかく使った調書に署名してもらえないのは残念ですね。検察庁に来てもらうとマスコミに囲まれて気の毒だと思い、リクルートの施設に来ているのに。そういう態度だと、本庁にきてもらうことになるよ。それでもいいの」
未公開株の取得は”値上がり確実、濡れ手に粟”と新聞に書いてありますよ
「株式は値上がりすることもあれば、値下がりすることもある性格のものです」
「じゃあ、あなたは値下がりすると思ってコスモス株を持ってもらったと言うの!」
「いえ、コスモスは第二次オイルショックが収まり地価が下落した時期にマンション用地を取得しているため業績が今後向上していく、だから株価も値上がりしていくと思っていました」
「そうでしょう。相手に利益を得てもらおうという気持ちがあなたにはあったでしょう」
「それはありましたが、株の譲受人に何か便宜を図ってもらおうとの気持ちはありませんでした」
「すぐ売れば利益が得られたじゃないですか」
「『すぐ売ってください』と言って持っていただいたものではありません。私も友人のオーナー社長に株を持たないかと言われ、7,8社の株式を公開前に買って、今も持っています」
「あなたはお金持ちだから売らなくても良かったでしょう。ファーストファイナンス(以下FF)から資金を借りて買った人の中にはすぐ売った人も居ますよ」
株価は動くもので証券市場の動向によって公開日の初値が払込価格を大幅に上回ることもあれば下回るケースもある。例えば平成19年10月5日の日経金融新聞には「IPO『全敗』9月、全銘柄公募価格割れ」と報じられている。だが当時は払込価格より初値が高いケースがほとんどだった。また、株の譲渡元の5社と譲受人との間で売買約定書が交わされているものの、多くのケースでFFが購入資金を融資している。銀行より1%高い7%の金利を受取っていたとはいえ、そのことが印象を悪くしていた
「FFはあなたの財布でしょう。だから、あなたの売買ということになるんですよ」
FFの資本金は500億円で、リクルートの資本金より大きい。当初は小林宏が社長だったが、FFの株式公開に向けて自身は副社長になり、東洋信託銀行から白熊衛氏を社長に迎えていた。
「FFは私の財布ではありません。押収された資料には、株式公開に向けてFFが日本証券業協会に提出する資料が大量に入っていたはずです」
「えっ、そうなの?こちらは手が足りなくて、押収した資料全部に目を通せてないからなぁ」
FFを私の個人会社と思い、小林を私の指示で私のお金の出し入れをしている人物と思っていたようで、宗像検事は拍子抜けした様子だった。


中国全土落下傘計画廈門編 3/4~廈門大学

大学生協のようなスーパーがあり、そこで飲み物を買って、大学構内をプラプラ歩きます。ちなみにエリコム・アモギンご両人とも廈門大学の卒業生ではありません。中国のマネキネコ猫ちゃんもそうでしたが、なんで大学行くのでしょうかね? 若いから? ケチだから? しかし、道路広いねぇ、特に歩道が広い。ちょっと古い感じの建物の雰囲気も大学っぽい。エリコムは早稲田大学に行ったことがあるらしく、綺麗な教会があると言っている。早稲田はキリスト教系大学ではないはず! と言わないでよかったw ネットで調べたところでは早稲田大学の構内に教会は本当にあるようです。また学生寮が構内にありました。「上海交通大学(マンハッタンのコロンビア大学だと思ってください)は上海のど真ん中にあり、全国区で学生が集まってくるのは分かる。ここもそうなの?」と聞くと、「そうだ。もっとも上海交通大学の方が有名だが。」という。エリコムが「ところで交通銀行ってBank of Communicationって書いてあるけど、Bank of Transportationだよなぁ?」とツッコミを入れていました。
誰の寄付なのかわかりませんが、露骨に新しい建物の前を通りながら「エキゾの大学は、新しく改装したりしてる?」、「俺が大学生だったのは20年位前の話だから、あまり正確に記憶していないが2年前に行った時にはそれほど変わっていなかった。」と答えた。友人がFBで駒場の学生会館前の写真をアップしていたが、そこはかなり変わっているようだったのは、今書きながら思い出したところだw エリコム「20年ほど前に大学生ね。アモギンと似たような年じゃねぇか」。あっ、やっぱり? アモギン、ネーさんの気がしたんだよ。高校が一緒って10歳以上年が離れていたら、同窓もクソもねぇよなぁ。
大学の専攻は?「数学、幾何学だよ。平面での直線の定義は知ってると思うけど、球面上で直線はどのように定義したら良いであろうか? つむじの存在、台風の目の存在は数学的に証明できる。」 昔、大学卒業したばかりの頃に、会社のオヤジに、「素人でも分かるように大学で勉強したことを説明して」って言われて、「素人でも分かるように半年かけて講義受けるのにそれ3分で説明って無理に決まってんだろ、このボケがぁ!」と思ったものだが、今、自分がオヤジになって、世の中一般がどの程度手を抜いた説明で納得してくれるかがわかったので、いつの間にかにそれができるようになっていました。ツイッターでつぶやけるほどの長さで説明してるね。
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廈門大学のホットプレイスは三四郎池です。北京大学にもありましたがw 廈門大学は1921年創立なので、けっこう長い歴史があるんですね。エリコムが「なんで東大って大学構内のお土産で饅頭(まんじゅうではなく中国語でマントー)売ってるの?」と聞くので、思わず苦笑しながら、「日本人はお土産が好きだと言うこと、饅頭は砂糖が入っていて保存が良いからだと思うよ」と答えておきました。しかし、このことからエリコムは東京に行ったときに早稲田と東大の少なくとも二つの大学を行っていたことになり、廈門の地だからではなく、エリコムにとって大学に遊びに行くのは日常的な行為のようである。


タイ全土落下傘計画2015 7/15~スナックのようなキャバ

ママになったシラチャ2号の店でしばらく楽しんでいたら、店の中にドンドン・キャバ嬢が入ってきて、最終的に8人くらいになりました。
「ここカード使えるの? 一人二人なら良いけど、こんなに大人数は現金持ってないよ。」
「大丈夫です。ボトルとビール代だけでけっこうです。」
というので8人くらいのタイ・キャバ嬢にまぎれて飲んでいました。シラチャ2号が電話で呼び出したようです。日本の田舎のスナック、行ったことがないのですが、テレビとかで見てると、客が来てから女の子呼ぶ方式のようですね。シラチャで一つの店で大量の女の子抱えてたら、中資本レベル未満は速攻倒産だわ。ただ、私が
「彼女らのビール代くらいは払いますが、おカネを払わないとなるとどうするの? 大丈夫なの?」
と聞くと、どうやら女の子が少ないと雰囲気的に俺に悪いから、この店を待合室にしたというノリのようです。この店に居る理由は、店に客が居ない、それから体調が悪くてペイバーに対応できない、こういう人が来たようです。シラチャ2号以外にも日本語がペラペラな子が居たので


クオ・ワディス(上) 1/3~恋焦がれる青年貴族

ペトロニウス「いったいその女は砂の上に何を書いたのかね。アモルの名ではないのか。アモルの矢のささった心臓ではないのか。それともそれを見ればサテュロスどもがそのニンフの耳にもういろんな秘密をささやいたことがわかる何かのしるしではないのか。まさかそのしるしを見なかったわけではあるまいな。」
ウィキニウス「そのしるしはよく見ておきました。ギリシアでもローマでも、娘たちが口にはしたくない告白をよく砂の上に書くことぐらいは、わたしにだって、わかっていますからね・・・。」
ペトロニウス「さっき言ったのと違うものだとすれば、俺には見当もつかないな」
ウィキニウス「魚です」
> ローマから見た新興宗教としてのキリスト教観を知りたいと思って読んでみた。クオ・ヴァディスの物語の骨子に焦点が当たっていないため多少抜粋が読みにくいと思われるが、キリスト教勃興時の様子を記述した部分だけを抜き出していると思ってくれて良い。ローマの宮廷内のアグリッピナの謀略という週刊誌的ゴシップを期待してこの本を買ったのだが、残念ながらアグリッピナは既に死んでいるところから物語は始まる。
登場人物
ウィニキウス:主人公。リギアに恋する青年
ペトロニウス:ウィキニウスの叔父。ネロの側近
リギア:リギ族の女。無用の人質としてローマにいるキリスト教徒。
アウルス・プラウティウス:リギアの養父。元将軍。
ポンポニア・グラエキナ:リギアの養母。キリスト教徒。
リギア・イメージ図
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私が好きなElizaveta Boyarskayaですが、ロシア・ポーランド系。リギアが、スラブ系ポーランドのリギ(ルギイ)族ってーとこんな感じの顔してたんでしょうかね?


リクルート事件・江副浩正の真実 1/5~NTTと政界とのつながり

本書は私が書いたものであるから、私にとって都合のよいように書いて言うところも少なくない。本件がもし検察側から「リクルート事件・検察の真実」として書かれれば、別の内容の読みものになるであろうこともお断りしたい。
衆議院証人喚問
「ロッキード事件では『記憶にございません』と言って偽証罪で逮捕された人もいます。今回のケースの証取法違反は最高刑が1年、偽証罪が10年と、偽証の方が罪は重い。偽証は絶対にしないでください。しかし、クレイ社のスパコンの購入の件を、『NTTが買い、リクルートへ転売した、単なる”素通し”だった』と証言されると日米貿易摩擦が再燃するので、ご配慮いただきたいと、NTTの弁護士から申し入れがありました。」と弁護士から言われた。リクルートはクレイ社製のスーパーコンピューターを、日本クレイからでは直接ではなくNTT経由で購入していた。それは次のような事情からだった。
当時、都市銀行各行は第3次オンラインシステムの開発中で、コンピューターの大量需要があった。開発用の大型汎用機はシステム開発が完了すれば不要になる。この事業はそのようなニーズに応えるものだった。同時にニューヨークと東京の昼と夜の時差を利用しようと、未使用となっていたニュージャージーの穀物倉庫の跡を借りてインテリジェントビルに改装し、KDDの回線を利用し、日本企業と接続してサービスを提供した。その頃ニューヨークのスタッフから「ボーイング社が自社の計算センターを別会社として独立させ、そこではクレイ社のスパコンを飛行機や自動車の風洞実験用に他社に転貸している」というレポートが届き、「我々もメニューにスパコンを加えよう」ということになった。さっそく富士通、NEC、クレイ社に見積もりを取ったところ、先発のクレイ社のスパコンに比べるといずれもソフトの面では劣っていたが、価格帯性能の面では富士通のVPシリーズが優れていた。最終的にリクルートは富士通のスパコンVP400一号機の導入を決めた。ところがここでクレイ社のオーティス社長がNTTを通じて巻き返しを図ってきた。


中国全土落下傘計画廈門編 2/4~南普陀寺

しかし、旧正月真っ最中なのでチケットが多少高い。懸命に探してクアラルンプール経由で往復1000SGD弱のフライトを構築した。エリコムが旧正月で帰省、中国人の休みにあわせているゆえの、やむを得ない事情。クアラルンプールから廈門への飛行機、ほぼ100%中国人。CAも中国語で話しかけてくる。タイのクラビの飛行機とは対照的にドメってるわ。廈門の空港に降り立った瞬間、中国の匂い。小説家ではないので稚拙な表現でしか示せないが、食べ物ですかね、かすかなスパイスの香りでしょうか・・・。
バスで市内に向おうとするもわからず。3kmほどウロウロしましたが結局バスは見つからず。ですが私も転んでもタダでは起きません。ウロウロしている間に銀行を見つけ、5000元ほどおろしました。別省引落手数料は12.5RMB。ちなみに現地入りしてから中国元を下ろせばよいと思っていたので、所持金は500元程度であったが一気に10倍。空港に戻ってAirport Busは1時間待ちと言う。手持ちの現金も増えたことだし、面倒なのでタクシーにしたところ、15分ほどでホテルまで到着し30元。35元ほど渡しておきました。ここは上海や北京と違い、ぼったくりタクシーではないようです。
気温は寒い(対シンガポール)、20度前後。朝晩は冷えるため、上海で購入したヒートテックとカーディガンが役に立ちそうだ。街中を歩く人も冬服が多く、Tシャツではとても乗り切れそうも無いような気候である。だが、この季節はベストシーズンで、寒くも無く暑くもない理想的な気候と言えよう。
廈門市は福建省の市で、
面積 1,699.39 km²
人口(2013) 373 万人
を擁しシンガポールの707.1 km²より広い。ただ廈門市は島だけでなく、大陸部分も含まれる。ただ、地価は島が高く、工業地帯は大陸部分に多くあるという。ただ、中国にとっては軍事的に重要な拠点であり、台湾との海岸線の凌ぎ合いをする要所である。当然ながら海軍基地も島の南部に存在する。またバスの行き先の名前で、「保税区」と書いてあったので、貿易港としての税制優遇地もあるようだ。


タイ全土落下傘計画2015 6/15~女性の褒め方

次の日もまたシラチャ幸薄顔娘の店に行きます。昨日の3人同時ペイバーは、初日・ツカミの撒き餌でしたので、わざと遅めの時間に行き、「ドリンク」と言われたら全てを受けて閉店まで。またディスコに行くことになりましたが、今日はイサーン・ディスコへ。タイソング、多分、田舎ソング、古い歌、非ディスコソング? とにかく全く知ってる歌がねぇ。そしてオール・タイ人。バンコクのディスコとは全く違います。歌い手さんから「あれ? 日本人?」と聞かれていたようなので、Yesと答えて、エキゾ流アジア攻略法、深くお辞儀。アジア攻略3要素、「笑顔、現地語、低姿勢」、この3つで全部いける。日本人もそうだからわかるね? 低姿勢にすればするほど相手がビビる現象。面白いからやってみましょう。
そして、ペイバーを払っていないのですが、長いアフター。ディスコでひとしきり飲むと、お食事。私のホテルの部屋に3人が来て、電話でタイフードをオーダーします。健全な感じですが、いつもは大人しいシラチャ幸薄顔娘ですが、3人の中では自分の立場が上なので、ベッドに寝たりやりたい放題です。みんなが寝始めたらハーレムナイトからハーレムライフでしたが、一応、近所なのかバイクタクシーでお帰りになりましたとさ。


キャノンとカネボウ

毎年、年が明けると紡績メーカーは中卒女子の採用活動に入ります。当時中学生の高校進学率は全国で90%を超えていましたので、安い労働力の中卒者は「金の卵」と言われ、各社は懸命に充員活動を展開しました。カネボウ彦根工場の充員は基盤の一つが北海道でしたので、私は充員で真冬の北海道に何度泣く出張しました。本人は居ませんでしたが母親に向かってこう言いました。「娘をカネボウに出すんや。わかっとるな」 その言葉は有無を言わせない強圧的な、まさに命令でした。そんな人買いがこの日本に存在していることに驚くと同時に、その片棒を担いでいる自分にがっかりしたのを覚えています。
総合商社の時代
当時の繊維業界を語るには、商社の存在は避けて通れません。1970年代から80年代は商社の全盛期で、重厚長大産業のビジネスには必ず彼らが介在していました。特に「十大商社」と呼ばれた総合商社は繊維業から起業したところも多く、繊維のビジネスには欠かせない存在でした。当時の十大商社とは、三井物産、三菱商事、伊藤忠商事、丸紅、住友商事、日商岩井、トーメン、日綿実業、兼松江商、安宅産業です。商社にはそれぞれ得意分野があり、カネボウは繊維の貿易を通して十大商社全てと取引がありました。商社は単に繊維の売り買いに介在するだけでなく、取引の過程で発生する金融面も負担するなど、繊維業界には欠かせない機能を果たしていました。原料のワタから製品になるまで長期間必要な繊維産業は、誰かが金融負担の役割をしないと立ち行かなかったからです。
繊維の商取引では、ワタ⇒糸⇒生地⇒染色⇒加工⇒縫製⇒製品という工程を経る中で、色々な「テクニック」が可能になります。例えば「ワタ」を売って「糸」で買い戻したり、「生地」を売って「製品」で買い戻したりする時に価格を勝手に設定するのです。こうした益出しの価格操作は、一歩間違えると粉飾決算の温床となってしまいますが、歴史の長い業界なので生き抜くすべの一つとなっていました。
> 素直な告白、粉飾の手口の公開、よろしいこころがけで…。


仮想通貨革命 ビットコインは始まりにすぎない 7/7~貨幣の非国有化

金融システムとの関係を考えるために、ハイエクの貨幣自由化論を見よう。フリードリッヒ・フォン・ハイエクは1976年に刊行されたDenationalisation of Money『貨幣の非国有化』)において、貨幣発行の自由化を主張した。歴史のかなり古い時点から、通貨発行権は国家が独占してきた。しかしハイエクによればそれには何の合理的な根拠も無い。むしろさまざまの問題をもたらす。その一つは、国債の貨幣化によって放漫財政が生じることだ。彼は言う「現代における政府活動拡大の大部分は、貨幣発行によって財政赤字を賄ったことでもたらされた。これによって雇用が創出されるという口実に基づいて」(p33)。「政府支出の増加は、政府がマネーをコントロールできるようになったために生じた」(p118)。銀行が独自の貨幣を発行するとすれば、各銀行が自ら貨幣の購買力を維持するために発行量を調整するので無秩序な増発はなくなる

各中央銀行が購買力を維持するために金融緩和や金利を調整してるんじゃないの? 野口さんの抜粋だけで本文全体を読んでいないためか私の理解が追いつかず、ハイエクとは意見が合わないなw 各銀行に任せた結果、アメリカのマネーサプライをコントロールするほどのモルガン家が誕生し、モルガンの死後その権利を奪うためにFRBが設立された。アメリカがわかりにくければ、利休が秀吉に斬られた原因の一説を挙げよう。戦国時代、信長などの努力によってか日本経済は著しく発展し、その経済成長が当時日本にあった貨幣を超えてしまったのだろう。当時は金銀両本位制で通貨発行に制限があったため、茶道具が登場し、茶器一つで一国(例えば土佐の国とか今の県)の徴税権=1年分の年貢に相当するような値段をつけた。茶器の取引は経済成長と金本位制からの脱却の産物。そして新・貨幣創造だったとも言えよう。その茶器の価値判定を利休がコントロールするということは、秀吉が通貨発行権を失うということになる
戦争するたびに国境線が変わっちゃうヨーロッパのロスチャイルドが
「私に一国の通貨の発行権と管理権を与えよ。そうすれば、誰が法律を作ろうと、そんなことはどうでも良い。」
と言っているが、これを当時の日本に当てはめると、利休の茶器のバリュエーションが、通貨発行権を秀吉から奪い、事実上、利休が全てを握ることになるから、それが怒らせた原因だと言う。さらに、これを現在の日本に当てはめると、全てを握るのは国で、誰が法律を作ろうがどうでもいいので、立法家たる国会議員も誰でもいいから選挙も意味無いし、資本主義じゃなくなるどころか民主主義でもなくなる。まぁ、もうその道を進んでいるのが現状だと思っているがね。


中国全土落下傘計画廈門編 1/4~エリート公務員

落下傘部隊の背景 廈門の落下傘部隊とはシンガポールBBQで知り合った。中国人だが、MRTなどの鉄道・不動産開発プロジェクトを担うシンガポールのエリート公務員だ。思わずそれを聞いた時、「こんなショボいシンガポールの開発ではなく、本場中国でやれば、この10倍の規模の開発プロジェクトが国中にゴロゴロしてるだろ? 中国人なのに、なんで”わざわざ”シンガポール?」と問うてしまったら、中国は競争が厳しく、かなりな”エリート”じゃないとそのようなプロジェクトには絡めないという。確かに私の知っている中国人は、海外(非中国)に居る中国人ばかりで、彼らは英語も話せ、聞いたことのある大学を卒業し、低姿勢だが5分話せば頭の良さが露呈するようなエリートばかりだが、真の中国のエリートは、北京大学卒業後、共産党幹部候補生としての道を歩み始めると聞いている。日本人で言うなれば、いわゆる外資系金融のフロント部門で働いているのは、確かにエリートだが、やはり二流・亜流というのと同じなのである。
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タイ全土落下傘計画2015 5/15~静かな二人

シラチャに来た理由は、今ひとつ読者の印象に残らない「シラチャ幸薄顔娘」に会うためです。
シラチャを理解するために地図と登場人物がまとまっているのが、
春のタイ 前編 ソンクラン前 5/9 ~シラチャのネーさんの謀略
ちなみに投資一族のアジア一国一愛人構想、愛人軍団の中のインパクト大将は「インドネシアのジャカ1」で複数人の読者から「ジャカ1見てみたいなぁ」という声が聞かれています。文面からジャカ1の迫力が伝わってくるようですねw 私の中でコワモテ度ランキングでは、タイの横取りネーさん、フィリピンのマニラ1号、インドネシアのジャカ1なので、それほどでも無いのですがね。愛人軍団は私が選んでいるので、平均してコワモテ度がみんな高いです。身長も高く、東南アジアなのに165~170cmある人が多いです。横取りネーさんとマニラ1号とシラチャ幸薄顔娘は170cm、ジャカ1でも168cmとこんな感じです。さらにヒールを履いていたりするので、東南アジアの街中で群衆にまぎれて歩いていると、一般男性よりも背が高いまさに巨人です。コワモテ度はほぼそのまま性格に反映され、「他人の客は俺の客、俺の客は俺の客」の論理、生き馬の目を抜くキャバ嬢の世界で生き残ってきた強烈な人たちです。


ドナービジネス

92年4月にはフィリピンで安値に臓器移植を受けられると、患者3人に斡旋を持ちかけ、5000万円を集めた横浜氏の病院事務長が姿を暗まし、神奈川県警が詐欺師容疑で捜査している。さらに「バブルの崩壊で事業に失敗した面々が、一攫千金を狙って臓器売買に乗り出したケースが多く、詐欺まがいの事業内容やいいかげんな手術で感染症や拒絶反応を起こして生命を失った例もあった」のである。99年には商工ローン最大手「日栄」の社員が融資先や、その連帯保証人に対し「腎臓や目玉を売って金を作れ」と脅迫まがいの発言をして話題になったが、威圧や無理強いをして借金のカタに腎臓や角膜を提供させる暴力団系臓器ブローカーも登場した。
フィリピンの生体腎移植の最大の特徴は、ドナーの多くがマニラ市の南約25kmにあるニュー・ビリビッド刑務所に収容されている受刑者である点だろう。この刑務所は「モンテンルパ刑務所」とも呼ばれ、第二次大戦後は旧日本陸軍の山下奉文大将をはじめ、数多くの日本人が戦犯として収容されていたことでも知られており、処刑上の跡地には日本式の霊園も設けられている。500ヘクタール以上もある広大な敷地を持つ刑務所内には病院や学校、工場などが併設され、約8000人の男性受刑者が収容されている。
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仮想通貨革命 ビットコインは始まりにすぎない 6/7~送金

送金コストは複雑でしかも場合によって異なるので、手数料リストを見ていてもよくわからないことが多い。この問題に関しては、世界銀行がRemittance Prices Worldwideという報告書を作成している。これは送金国32、受け取り国89の間で送金コストを推計したものだ。200ドル、500ドルを送る場合について計算がなされている。これは小額送金である。つまり、移民が本国へ送金する場合などが問題として意識されているわけだ。200ドルの場合、全世界平均で送金コスト率は2013年4Qに6.13%、14年1Qで5.91%だった。G8の平均は13年4Qに8.2%、14年1Qに7.73%だった。G8の中では日本が最も高い。最近15%を切ったが、これまでは17%程度だった。手段別で見ると、銀行の口座間振込みはかなりコストが高い。日本から韓国や中国に送金する場合のコスト率は実に30%を超える。これは世界で最もコストが高い送金経路であるとされる。

200ドルって送金しようとしたことないからわからないけど、そんなにかかるの?
http://www.mizuhobank.co.jp/direct/about_direct/gaikoku_sokin.html
他行向電信送金5500円+コルレス先支払い手数料2500円=8000円
ガーン・・・。恐怖の30%超は本当だった。ちょっとイライラする項目が2つ。
本支店向電信送信 5000円ってあるんだけど、みずほの海外支店で個人対応してるところあんのかよw
上限200万円(一ヶ月間で)ってことは、手取り2400万円以上のエキスパッツは困っちゃうね。みずほ使うと送金は最低でも8000円÷200万円で0.4%。高すぎw


「空気」の研究 4/4~虚構の支配機構

「空気の研究」から「水=通常性の研究」まで、臨在感的把握とか、空気の醸成とか「父と子」の隠し合いの倫理とか、一教師・オール3生徒の一君万民方式とかそれを支える情況倫理と固定倫理とか、実にさまざまなことを述べてきた。では以上に共通する内容を一言で述べれば、それは何なのか。言うまでもなく、それは「虚構の世界」「虚構の中に真実を求める社会」であり、それが体制となった「虚構の支配機構」だということである。虚構の存在しない社会は存在しないし、人間を動かすものが虚構であること、否、虚構だけであることも否定できない。したがってそこに「何かの力」が作用して当然である。
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それは演劇や葬儀を例に取れば、誰にでも自明のことであろう。舞台とは周囲を完全に遮断することによって成立する一つの世界、一つの状況論理の場の設定であり、その設定の下に人々は演技し、それが演技であることを、演出者と観客の間で隠すことによって一つの真実が表現されている。端的に言えば女形は男性であるという「事実」を大声で指摘し続ける者は、そこに存在してはならぬ「非演劇人・非観客」であり、そういう者が存在すれば、それが表現している真実が崩れてしまう世界だる。だが「演技者は観客のために隠し、観客は演技者のために隠す」で構成される世界、その情況論理がが設定されている劇場という小世界内に、その対象を臨在感的に把握している観客との間で”空気”を醸成し、全体空気拘束主義的に人々に別世界に移すというその世界が、人に影響を与え、その人たちを動かす「力」になることは否定できない。


タイ全土落下傘計画2015 4/15~RCA・ディスコ

ソイカウボーイのバカラ、久しぶりに行ったが日本人多いな。一杯150~200THBくらいが相場だ。セブのゴーゴーは60~100PHPなのでかなり高い。セブのゴーゴーはダンスバーだが、バカラはトップレスショーがあるので迫力あるね。初めてタイに来た日本人なら驚いてしまうだろう。ソイカウボーイのゴーゴーを4人ではしごする。タイ人女性2人が横についているので、ゴーゴーバーも何だか健全だw 日本人の女性はまず足を踏み入れない場所だろうが、不思議なことに白人女性は必ずと言っていいくらい居る。私はまだ日本人的感覚なので、裸の女性たちがウロウロしているような場所に行って、気分を害さないのかな? と思ってしまうが、2・4期ハーレムナイト女主人も白人女性も客として進んできているので、ただの飲み屋・ショーパブ感覚なのであろう。ここだけ見るとタイは女性の権利が認められていない男尊女卑社会に思えるが、決してそうではない。落下傘部隊の私に対する態度は相当に強烈で、「ここはタイ。私の方があなたより上。私があなたを守ります。」と言わんばかりで、一般的な日本人女性よりも遥かに強く、偉そうな態度を取るのである。
「誰が良いか?」踊り子達の中から好きな子は誰だ、と2・4期ハーレムナイト女主人から必ず聞かれる質問だ。シンガポールのディスコの踊り子に対しても聞かれる。
「お前、あの子を見ているな? ふむ、パタヤ1号に似ている・・・。」
「土曜からシラチャ行く? シラチャ幸薄顔娘に会うのか?」
2・4期ハーレムナイト女主人、さすがに付き合いが長いだけあって、落下傘部隊の要所は抑えている。そしてあてがい行為もお約束。2・4期ハーレムナイト女主人が女を選んで、俺の横につけるw 選ばれた女の子も、直接指名されたいよなぁ・・・、女性心理的には。3次会は会計士先生が明日お仕事ということでお帰りになったので、タイ人女性2人で両脇ガードされながら、超健全にゴーゴーバーを見学していました。


ロビイスト アメリカ政治を動かすもの 4/4~最も成功したジャパン・ロビー

投入した費用、ロビイストの数、そして活動規模からして、外国企業によるロビー史上最大の作戦。米企業以外の企業の中で、最も高額で攻撃的なロビイングだ。日本がその政治的影響力を行使した、唯一の劇的な実力行使と、米マスコミが競って報じたジャパン・ロビーがある。この日本企業とは東芝のことである。東芝機械ココム違反事件をめぐる議会の制裁内容を骨抜きにすべく、1987年~2年間にわたって展開した東芝ロビーの猛攻は、ワシントン政官界を震え上がらせた。
この事件の発端は1982年12月から東芝機械が和光交易を通して、ココム違反の品目である9軸同時制御のNC工作機械4台をソ連に不正に輸出したことに始まる。この結果、ソ連はノルウェーからのコンピュータを組み合わせ、潜水艦のスクリュー音を低下させるのに成功したというもの。事件が発覚し、全米から制裁の声が上がった。東芝制裁条項を議会に働きかけたのは、ジェイク・ガーン上院議員(共和党、ユタ)であった。黒子役はビル・トリプレット上院外交委員会専門スタッフたちだ。トリプレットは依然米国ホンダのワシントン事務所長を務めていた弁護士だったが、一転して日本叩きの急先鋒に浮上した。ガーン議員の選挙区は、全米トップを誇る銅生産州だ。彼は外国銅生産に対する米政府援助を中止させている。同様にミンク生産が全米三位の州であることから、ソ連からの輸入禁止を呼び掛けたりしている。


ロビイスト アメリカ政治を動かすもの 3/4~軍産複合体の影

金権選挙を支えるPAC 米国政治はPACに牛耳られている
政治家の悩みは選挙に金がかかり過ぎることである。だから政治献金はロビイングの有力な武器になる。そこで調べたら、1990年選挙で一番政治献金額が増加した政治活動委員会(PAC)は、保険業界であった。前年比94万ドル増の450万ドルもの大金を議員たちに配ったことになる。なぜか。保険業界は80億ドルの負担増の税金問題を抱え、軽減措置を求めるロビイングの必要に迫られていたからだ。実際税制を担当する下院歳入委員会所属の13議員にそれぞれ5万ドル以上の献金を行っている。
そもそもPACは連邦議会選挙や大統領選挙運動を取り締まる「連邦選挙キャンペーン法(EECA)」にもとづく産物である。1971年に制定された連邦選挙キャンペーン法は、企業や労働組合による選挙キャンペーン用の寄付集め組織の、結成・運営を許可した。ただし、政府と契約関係にある企業とか団体にはPAC設立を禁止した。1974年になって法律改正が実施された。企業のPAC結成許可条件を緩和したのである。しかし、ウォーターゲート事件の結果、政治浄化の潮流が表面化して、政治献金のルール自体には厳格な規制が要求された。たとえば、PACによる寄付は、寄付の総額に制限を設けられていないが、予備選・本選挙通して1人当たり5000ドルが上限と決められている。政党に対しては15,000ドルが上限と規定された。


仮想通貨革命 ビットコインは始まりにすぎない 5/7~新興国の反応

エムペサ? ケニアが通貨先進国?
「タクシーの料金を携帯電話で支払うのはニューヨークでは難しいが、ケニアのナイロビでなら簡単だ」 英誌『エコノミスト』は2013年5月の記事で、このように伝えている。ケニアが導入したのは、携帯電話のSMSで送金するエムペサ(M-PESA)と呼ばれるサービスだ。ビットコインとは違う構造のものだが、仮想通貨の将来を考えるに当たって参考になることが多いので、以下にその概要を紹介しよう。このサービスは、ケニアの携帯電話会社サファリコムに出資した英携帯電話大手のボーダフォンが07年に開始した。エムペサの代理店で現金を預けて自分のエムペサ口座に入金してもらってから、、送金相手にSMSを贈る。メッセージを受取った人は、取次店でSMSと身分証明所を提示すると現金を受取れる。『エコノミスト』の記事のよると、ケニア成人人口の2/3以上にあたる1700万人がエムペサを利用している。エムペサを通じて行われる資金移動はケニアのGDPの約25%に相当する。エムペサ代理店は、ケニア全土で約4万店ある。相当不便な地域にもある。銀行なみに立派な窓口が並ぶ代理店もあるが、物置小屋のような代理店もある。ただし、額で見ると現金のほうが圧倒的に多い。ケニアの取引の約99%は、キャッシュでなされている。エムペサの全口座残高の合計は、銀行預金残高のわずか0.2%にしかならない。これは利用額に限度が設定されていて小額取引にしか用いられないためだ。エムペサ普及の背景には、携帯電話の電話機本体や通話料が安くなったことがある。携帯電話は安ければ1500ケニアシリング程度(1ケニアシリングは約1円)。アフリカでは銀行口座を持つ人の割合は人口の10%以下だが、携帯電話の保有者は60%に上る。ケニアでの携帯電話の普及率は70%にも達する。

うむ、アジア一国一愛人構想の意義の一面、エマージングから先進国市場への還流、ここにあり。恵まれすぎていると、かえって新技術に乗り遅れがちなのだ。


「空気」の研究 3/4~天皇の次の絶対者は憲法

そういう行為は誰がやったのか質問しても、全員が「父は子のために隠し、子は父のために隠し」で、「知りません」「存じません」「記憶にありません」で絶対に本人が出て来ないのが普通だからである。子が、すなわち下部組織内の人間が事実を口にすれば、それは「真実・正義」のなきもの、いわば不徳義の嘘つきとして、追放され処罰されるに決まっており、例を挙げろといえば、いくらでもある。

オリンパス事件かーw