本日の日経新聞に金融機関時価総額が掲載されていますが、先日私が計算したランキングとの
相違にお気づきでしょうか?
相違点についての釈明
中国の銀行は以下のような種類株が存在し、日経新聞はunlistedを計算に入れていません。
一方、私の算出方法は、株数を全部取り出して和を取って株価をかけます。
中国工商銀行でいえば、発行済株式数334018M×A株Priceと計算します。
BERKSHIRE HATHAWAYに関しては、上記のように計算しているので異常な値になります。
中国にフォーカスしたとはいえ、説明無しで勝手に削除しました。大変申し訳ありませんでした。
Ticker 種類 株式数 株価 で表記します。
中国工商銀行
601398 CH A Share listed 12065M 8.7538
601398 CH A Share unlisted 238897M
1398 HK H Share 83056M 5.59
中国建設銀行
601939 CH A Share listed 6300M 10.58
601939 CH A Share unlisted 2700M
939 HK H Share 224689M 6.59
中国銀行
601988 CH A Share listed 5208M 7.0885
601988 CH A Share unlisted 172611M
3988 HK H Share 76020M 3.78
Chine Life
601628 CH A Share listed 900M 61.8524
601628 CH A Share unlisted 19924M
3988 HK H Share 7441M 40.3
BERKSHIRE HATHAWAY Voting Rights Par Value
BRK/A US CLASS A 1.0857M 137800 1.0 5.0
BRK/B US CLASS B 13.8556M 4573 0.005 0.1670
※Voting RightsとPar Valueを追記しています。
中国株の時価総額の定義としては、unlistedも含めるでそれほど違和感はないのですが
皆様いかがお考えでしょうか?
NTTの時価総額を計算するときに、財務大臣の持分は減らすの??
中国政府は、絶対売ってくるって。
日経新聞も書き方として、政府保有株、A株、H株、全部 議決権は同じなのに、unlistedを
まるごと切り捨てて、なんの説明も無しはいただけないような気がしますがね。
しかも、HSBCとのこの若干の差はなんだ?中国の銀行がTopと認めたくないと解釈できます。
さらに2007年3月末にもこのようなランキングを発表しているがその時は中国の銀行
が3つ。中国工商銀行は時価総額21兆円で中国系のトップ、世界でも4位に掲載され
ていたのに、今回はなぜランキングから除外されたのでしょうか?
計算方法かユニバースを変えたとしか思えないのですが私の勘違いでしょうか。
本来は、各種類株ごとに、Σ株数×時価が良いのでしょうが、時価の無い優先株などが含まれて
いるとかなり難しくなるので、潜在株式数的な観点で全てのShare Classを算出し、それに普通株
の株価をかけると計算方法ですので、多少のエラーは入ります。