新卒で日本的な終身雇用慣行が残っている企業に就職し、何十年もそこで働いている人にとっては、会社を辞めるということがものすごく怖いこととなります。このため、保守的な業界の安定企業に勤める、年収が高く貯金のある人ほど、解雇や失業、転職を怖がっているように見えます。彼らが組織を離れることが怖いのは、経済力が無いからではなく、周りにそういう人が少ないからでしょう。さらに、そういう組織で最後まで勤め上げた親や転職経験の無い上司が、「組織を離れたらものすごく大変な目に遭うぞ」と脅します。彼ら自身は一度も外に出たことが無いのに、「外は怖い、すごい怖い」と煽るのです。寧ろ怖いのは、何があっても辞められないという不安感を人質にとられ、止めどなく伸びる定年年齢まで働いているうちに、人生が終わってしまうことでしょう。
{ちきりんに賛成}
よく民から「収入を上げるにはどうしたらよいか?」と聞かれます。給料を査定している人に実績が認められ、昇進・昇給を一般には望みますが、それはかなわぬ夢だから俺に聞いているんだよな?w
収入を上げるよりも、収入を選ぶ方が簡単だ。
つまり、今の会社で出世と昇給を望むより、他の会社がオファーする高い給料を選ぶ方が簡単。もちろん、他の会社から高いオファーをもらうためには、会社の人・組織の人では駄目なので、何かのプロである必要があるわけです。会社名と職種(営業とかエンジニアとかいう抽象的な職種は意味が無い)を取った時、残るもの。それがプロフェッショナルとしての要素です。これは転職しないにしても、この要素を常に作るように心がけたほうが良いと思っています。近所のご老人が「会社なんて辞めたら何も残らない、だから家族を作りなさい」と私に言ってきたことがある。
「辞めたら何も残らないなんて、40年もそんな働き方しかできなかったとは悲しい人生ですね」
と言うと、おじいさんの人生を否定してしまうので言えなかったが、でもそう思いませんか? 組織・部署名や社員さんの社内経歴、辞めたら残らないものなので、覚えなくて良いw プロの要素は必要条件として、それでも選ぶ方が簡単なのは、例えば、勤続年数と役職のテーブルで給料が決まっている会社だとしましょう。(そんな会社は、もう無い?) あなたのために特別な給与ルールを作る必要があります。あなたの上司よりも、もらうってことはありませんよね?ってことはその小さい差のレベルでしか要求できないこと確定w 一方で、行き先は、完全インセンティブ制で、あなたに実績を残せる腕があるのなら、社内制度を変えて、昇進するよりは楽でしょう? さらにめでたく高給を手にすると、「えっ、こんなに所得税持っていかれるの? 許せん!」 これ会社に言ったってもう駄目。税法変えるために国会議員にでもなって議員立法でもしますか? 横並び意識が強い日本では、ボーナスが1万円違うだけで泣いた奴居ましたからねぇwww 「じゃ、お前気軽に残業すんなよ」と突っ込みたくなりましたが、そんな世界で人並み以上にもらうと刺し殺されそうで嫌です。でもそれは日本の国民性です。日本の国民性を変えるんですか? 革命でも起こすんですか?www だから
国家を変えるより、国家を選ぶ方が簡単だ。 収入だろうが、国家だろうが、変えるより選ぶ方が簡単ということです。
日本のような大国を変える。官僚でも国会議員でもないお前がどうやって? ハハハ。良いんだよ、そんなことは考えずに、もっと国とは呼べないような弱小地域が、自分の都合良い法律や税制を提供しているから、それを選べばいいだけのこと。大会社を改革するのも、日本を変えることと比較すれば簡単ですが、とても難しいことです。
いつでも辞めることができるのがサラリーマンの最大の権利
そして、それがもっとも簡単に収入を上げる方法ですが、それを防ぐために、「組織を辞めたら大変なことになる」というヤ○ザの掟のような脅し文句が一部上場企業で使われているのが面白いですね。さらに賢いことに、会社としては、細く長い給与制度=民にとって、収入と支出がちょうどバランスするくらいの金額を与えるだけでよい。支配されるという特権をだ!
誤解の無いように何度も書いていますが、私はスーツやネクタイ、就業時間、満員電車通勤、組織の序列、出世競争を嫌だと思ったことは一度もありません。いつでも辞めることができるオプションを行使できるので、将来、会社勤めするのを嫌がることもありません。でも日本で働く? 所得税がうんのす、もそうですが、日本は譲渡益課税が発生するので、譲渡益課税+それなりに意味のある金額の給料 を可処分所得でもらうには、それなりの年収になってしまい、そんなオファーが無いだけなんですw
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