リーラムのご家族の喫緊の課題はコーンの値段、政府(おそらく農協だが)買い取り価格が去年9THB/kgに対して、4.2THB/kgと下がっているのが深刻な問題のようだ。シカゴのコーンだと1ブッシェル660セントが420セント程度まで下がっているので、それと比較すると、随分と酷い下落となる。ただ1ブッシェルはコーンの場合は25.4kgのようなので単価が16-17セント/kg、つまり5THB/kgとかはするはずなので、大体、同じような価格変動はしている。昨日、リーラムの弟がトラクターから下ろしていた量が20-30袋だったということは、1袋30kgとして一日当たり1トン弱。一ヶ月収穫し続けて30トンだが、約10-20トンくらいを生産していると推定できる。仮にコーンの価格変動をCMEのコーンでヘッジしたとすると、先物1枚で13トン相当になるので、1枚売るだけで、リーラムのご家族、一農家の年間生産量になってしまっているため、万が一不作になると、ショートで踏み上げられてしまった時のリスクも高い。生産者としての利点があるから、私よりも優位に先物の売りができると説明したところでご家族の理解は得られないからここで書いておくが、こういうご家族が傘下に何家族かあるのなら、私がその生産のリスクをセントラライズした先物取引を実行することも可能であろうw
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