「船に乗るの?タイの時に乗った小さな船(プーケットからコーラル島に行く時に乗った10人乗り程度のボートを意味している)は揺れるし、濡れるから嫌だな。シンガポールからビンタンに行った時のような船が良いな。」
既に説明したことだが、非常に重要なことなのでもう一度言う。シンガポールからビンタンで、乗ったのは100人級のフェリーである。世界の地図を思い出せ。国境線は常に、海岸線を奪い合うように引かれているはずだ。フェリーよりもっと大きな船が入るには深い海が必要だ。大型船入港=大量輸送できる港を国家は奪い合い、シンガポールは、その地形だけで存在している国家ということが、旅行して船に乗っているだけでわかるはずなのだ。ビーチで遊べる海ということは、ボラカイは遠浅の海。浅い海に大型船は入れない! だから今度は逆に、ボラカイ行きの船は数人乗りのボートか、それよりもちょっと大きい程度のはずで、100人級のフェリーということは無いと、ボラカイに行く前から推測できなくてはならない! (オヤジの説教は長いw)
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カチクランからボラカイ島ホテルまでの交通手段と交通費のまとめ。
80PHP×2台 トライシクル カチクラン空港-港
100PHP×4人 入島税
25PHP×4人 ボート
120PHP トライシクル ボラカイ島の港-Station1近傍のホテルまで
4人なので145PHP/Person。ちなみに空港付近にウロウロしているおぢさんに「一人500PHPでボラカイのホテルまで。」と言われました。そこら辺はサッと交わしていきましょう。
ボートはボラカイ島の西部Bulabog Beachに着きます。東部のホワイトビーチにはStation1から3までの地名があるので、そこまで行くかと思いきや、Bulabog南部からトライシクルでホワイトビーチに移動となります。ボートの時間はかなり短く15-20分程度で、カチクランの港からボラカイ西部に着いてしまいます。待ち時間・乗り込み時間があるので船着場についてから降りるまでは40分程度はかかりますが。
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ボラカイ島の第1印象は想像していたより原始的。プーケットくらいと思っていましたが、より未開の地です。大型ホテル(高いビルのような、いや高くなくてもビルのような建造物は殆どありません。コンビニもありません。信号もありません、プーケットは信号があります。タクシーが無いのはプーケットも同じですが。当然ですね、自慢のホワイトビーチ、白い砂浜に青い海、この綺麗な海が見えるのに、やたらと観光地化しているはずがありません。プーケットの観光地化具合とボラカイの記述の違いが、そのまま海の綺麗さに反映されていると言っても良いでしょう。
第2印象は意外に高い物価。マニラではサンミゲール缶40PHPがコンビニ標準価格でしたが、ボラカイ島のホワイトビーチ沿岸ですと45PHPもします。交渉してもなかなか下げてくれないので、ちょっとビーチから離れた奥地、とはいえ、例えばD-MallからBoracay Highway Centralへ向けての道辺りでも十分です。Boracay Highway Centralと地図上では名前がついていますが、ハイウェイと解釈すると、「想像していたよりも原始的」という印象を抱くことでしょう。レストラン価格はホワイトビーチ沿いで、1000~2000PHP(子供込みの4人ですが、大人男2人分と同じとみなしてくれてかまいません)、ピザなどの安い食事で1000近傍、BBQなど肉系で2000PHP程度、それほど高くはありませんが、安くもない観光地価格です。
第3印象は家族よりは大人のカップル向け。海沿いのバー、ナイトクラブなどがとても充実しています。ビーチ系の遊び、海上スキー、パラグライダー?など小さな子供向けというより、大人が楽しむ遊びが多いです。日本から来ているゲスト3名のおかげで、夜のセクシーな遊びに誘われる事はまったくありませんが、必ずあるはずです。ただ、ここは一人で夜遊びに来るところというよりは、大人のカップル向けです。わざわざマニラから飛行機と船を使って、ボラカイ島で夜遊びするくらいならマニラで遊んだほうがいいでしょう。
※どこの本にもネットにも載っていることですが、ボラカイ島の観光客の国籍別分布は韓国と中国が圧倒的マジョリティです。言わずもがな、集団でいると彼らはかなりうるさいですw 嫌韓・嫌中の方は行かないほうが良いでしょう。「ニハオ、アニョハセヨ」と声をかけられるのが当たり前ですが、”No, I’m Japanese”と言えば、ビーチにいるしつこい客引きも「すいやせん、御見それ致しました」という顔をして退散していきます。日本人ということがわかると、フィリピン人も悪いようにはしないと思います。
ボラカイのホテルは、Station1、ボラカイ・ホワイトビーチ・北側のホテル、ボラカイ・ビーチ・クラブです。ホテルの規模は小さいですが、部屋は60㎡と広めです。ホワイト・ビーチまでは徒歩1分。プールはかなり小さい15m×10m弱ですが、ホワイトビーチが自慢のボラカイ島でプール主軸に遊ぶ人も稀だと思うので関係ないでしょう。私達はビーチ自慢のボラカイにてプール主軸で遊んでいるので死活問題ですが、彼女はとにかく水遊びできればそれでよいという考えの持ち主のようで、プールが狭かろうが広かろうが特に気にはしていないようです。また、2人部屋しかなく、広いので4人でも宿泊可能(大人4人だとベッドが狭い)だが、1泊につき1人10ドルの追加チャージがかかり、4人で泊まると1泊につき20USDのチャージがかかるという点は要注意である。次に泊まるニルヴァーナリゾートはグロスの宿泊費用は同じだが、これがかからない分、20%程度安いホテルということになる。
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