非ラグジュアリーなパリ生活

パリでは香港にいる時より、若干高いホテルに泊まっている。段々贅沢するようになってきている? ブブーッ、おそらくヨーロッパに滞在する数か月間は、この何年かで最も消費支出が小さい期間になるだろう。なぜかというと、ホテルの滞在費は、支出の中で、大きな割合を占めていない。支出の最大項目は「ハーレムナイトとキャバクラなどの夜遊び」で、群を抜いている。それがゼロになるということは…。私にとってはパリとバンコクの滞在費用は、圧倒的にパリが安いwと発言することになるのである。私は永遠に収益拡大を目指し、生活コストの削減に努める。

パリで女遊びは難しいらしいが、別に、それを後押しするのが、両替商のスプレッドだ。最低限のユーロ現金は持ってきたのだが、日本円が余っているので、円をユーロに直接替えようと日本円現金も持ってきた。しかし、街中で見かける両替商で何度見ても、ドル・ユーロでも8%(片道4%)以上、JPYに至っては10%以上(15%以上かも)開いており、遊び金の調達ができないので、女遊びしたくても”できない”のである。あっ、スプレッド払えば両替できるんだけど、私も、スプレッド払えない病、一物多価認めない病を患って長い。それはできんのだ。

一方で、カード社会なので、現金はほとんど必要ない。パン屋で0.8ユーロのフランスパンを買う時や近所の貧乏食堂で2.5ユーロのハンバーガーを単品買いする時、あるいはスタンドでシャルリエブド3ユーロ、はカードが使えなかったが、それ以外、全て、カードが効く。カードを切ってくれる売春婦、あるいはその類の人はいないので、ハーレムナイトなしならば、パリは現金はほとんど持たずに3か月暮らしてしまうことができるであろう。

パリに来る前の事前情報として、ワイン、ハム・サラミ、チーズの類が安い、と聞いていたので、それらをスーパー(Marche)で買って、ホテルの部屋でダラダラ食おう、という計画であった。小売店はカルフールシティ、Franprix、Monoprixの3店舗を愛用しているが、ワインは2.5~4ユーロで選びきれないほどの種類があり、ハムは2~4ユーロで二食分、チーズ、エシレバターなども同様2~4ユーロ。フランスパンは、別途パン屋で出来立てを買うが、0.6~2ユーロで二食分。生野菜をパンにはさんでも良いが、そこまでやると、店で食った方が安いw

それからディップ(名前がよくわからんがとにかくいっぱい)が充実している。他にもマスタード、ケチャップなどのソース、オリーブ、ピクルスなどの漬物、これも、カルフールシティ、Franprix、Monoprixの3店舗を全部回れば、ほぼ選びきれないバリエーション。ディップは若干高く3~5ユーロくらいの分布。一食当たり5ユーロかかっていないような気がするが、これら食材のコンビネーション、あなどれない。その意味では香港やシンガポールのスーパーで買える食材よりもレベルが高く、かつ安いと言えよう。

高級・有名レストランだが、香港・シンガポールなどの外国で食べるより、東京の本店で食べると半額以下! みたいなことがフレンチで起こることを期待していたのだが、フランスは外食産業の輸出とグローバリゼーションに成功しているので、より成熟した市場となっている。だから、パリで食べたら安いということは無く、世界中どこで食べても似たような国際標準価格でしかない。おっさんになって、食べる量や油っぽいのが苦手になっていることを踏まえると、本場よりはむしろアジアナイズドされた「偽物フレンチ」の方がおいしく感じることであろう。

私が書いたことだけを見て、パリの物価が安いように勘違いされると困るので、私が選択していない消費行動についても触れておこう。香港やシンガポールと比べれば、ほとんど変わらないが、日本と比べれば高い。ワイン・ハム・チーズは安いから買っているのであって、同じ店舗、お気に入りのカルフールシティ、Franprix、Monoprixであっても、缶・瓶コーヒーが2.5ユーロもするのである。最安値のボトルワインが2.5ユーロで買えるのに、その横で、同じ価格で瓶コーヒーが売られているのである。ジュースの類も2ユーロ(270円前後)もするので、超高い。

シャルリエブドも3ユーロであっさり買っているが、日経新聞が140円と思えば、その3倍だ。地下鉄も回数券で1.5ユーロ、ワンタイムだと2ユーロなので、決して安くない。タクシーは乗ることは無いだろうが、バンコク以上にぼったくり、トラブル多発らしいので薦めないと言われている。ハーゲンダッツは5ユーロで法外に高く、名物のスイーツも7ユーロ以上、香港・シンガポールと比べれば同じくらいだが、日本と比べると鬼のように高い。

日本食に関してもオペラ地区の南側にリトルトーキョーっぽい、アジア料理が密集しているところがあるが、価格は香港・シンガポールとお値段据え置き、すなわち、日本の2~3倍くらい、ラーメン1杯2000円で、かつ、アジアに比べれば、質が悪そうで入る気が起こらないレベル。この地区の寿司は、カリフォルニアロールにとびっこ巻に鮭マヨネーズみたいな露骨な”偽物寿司”で100ユーロという、笑っちゃう値段だ。中華料理屋のチャーハンも7ユーロと、香港では無理だが深圳なら10元(200円)で食えることを思うと入る気がしない。どうしても、コメを食いたければトルコかインド料理で食えば5~10ユーロで2食分の分量がある。

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