パリ症候群 憧れを抱いてパリに住む日本人を襲う適応障害の一種。

ご丁寧にWikipediaまである。だが俺の見解では、パリ症候群はパリとか関係なく、日本人が居住を移せばどこでも発生する。下記の

2013/07/04 日本一の田舎はどこだ

田舎というのは日本の民族性と同義である。田舎という概念に地域性はあまり関係が無い

と書いたように、島国・ガラパゴスと言われるように「日本の民族性は、田舎もん気質」なのである。だから、パリだろうがニューヨークだろうが、そこに行けないからといって、香港・シンガポール・カナダ・オーストラリア妥協してる組も全部同じ。もっと言おう、海外居住組だけではない、日本の地方都市から見た「東京」で置き換えても同じことが言えるのである。

海外居住の日本人が言ってる文句
1.建物の建てつけ、水回りが悪い。
2.サービスが悪い。
3.物価が高い。

これはパリだろうがNYだろうが、香港・シンガポールだろうがみんな同じだ。そして、恐るべきことに…、田舎から出てきたやつが東京に対して言っている文句もこれと同じだ。

1.一軒家生活に慣れており、東京のマンション生活が気に入らないのだ。上・隣の住民がうるさい、マンション内のお付き合いが…
2.東京冷たい。
3.東京物価高い。

なっ? 同じだろ?

「日本人妻をもつ外国人夫の悩み」 でググってみよう。これで出てくるのはアメリカバージョンだが、これは日本人女性に限ったことではなく、海外日本人あるある。長いので一部を抜粋するが、

・毎日、おかずが醤油味ばかり。(違うメニューだと言うが、基本的に全て醤油味じゃないか)
・自動スプリングクラーの水はもったいないと言っておいて、毎日お風呂に入る。
・ベットを神聖の場所かの如く、パジャマ以外の洋服でタッチするのを毛嫌いする。
二言目には「甘すぎ」と言う
・服や靴下に穴があると大騒ぎをしてすぐに着替えさせる。
・こっちの国や文化、習慣には文句を言うくせに、日本を少しでも批判をすると、なぜムキになって反論するのか?
・食器洗浄機にいれるのに、入れる前にやたらきれいにするのはなぜ?
・溜めた熱いお湯と凄い量のぶくぶく洗剤で洗ったのに、洗剤を流して!と怒られる。僕の国ではぶくぶく洗剤の泡をパッパと切るだけで終わりで、今まで問題なく生きてきたのに。
・日本から、わざわざバスタオルを買って帰る。吸収率が違うだとー?!
・日本に帰ると塩さえ買ってきます。僕の国にも塩はあります「味が全然違うんだ!」と言いますが、塩は塩です。
僕のワイフはアジア人ですと言わずジャパニーズだといえと言われる
・ 妻はいつも何かにつけて、アメリカってこれでも先進国なの?とぶつぶつ文句を言う

原則は2つ。
非科学的で異様に神経質な衛生観念。
日本(自分が知っているもの)が最良であり、それ以外のものは特に論理性は無く、とにかく悪。

日本人はほぼ全員これに当てはまるので、こんな奴との結婚生活、日本人妻の外国人夫の気持ちがよくわかるわ。「お前の主張が分からない。外国人だと思って論理的に説明して」と言いたいところだが、外国人相手にもこういうことを言っているようなので、もう、どうしようもないな。

生活だけじゃないぞ、ビジネスバージョンもある。海外で働く日本人が言っている文句。これもアメリカだろうがイギリスだろうがアジアだろうが、全部同じだ。

海外で働く日本人が言っている文句。
1.気が利かない。
2.働かない。
3.すぐ辞める。

1.気を利かせて、忖度して、言われてもいないことをやるのは越権行為である。トレーディング部門に居ながらにしてシステム開発までやっていた私はSOX法的に問題とされたのだが、これは大和銀行NYの不正事件、取引とバックオフィスを一人の人間がやれば不正をし放題だからである。悪意を持った人間がいたとしても、それをどのように防ぐかが前提となっているが、日本の組織では性善説と信頼が基礎になっている。しかし、それはコーポレートガバナンスを構築しているとは言えない。最近、日本国内でもコンビニなどで外国人が働いており、「レジの前に行列ができているのに、もう一人の奴が商品を配列している。」と文句を言っているのをよく聞くが、「商品を並べてください」と言われたら、それをやるのが世界の常識! 商品を並べるのかレジをすべきなのか判断するのはマネジメントの仕事である。日本では兵隊がマネジメントも兼ねていて、優秀な兵隊とも言えるのだが、それゆえにマネジメントの責任の不明確化の温床ともなっているのである。

2.外国人は、すぐ帰る、すぐ休む。仕事は成果だけ上げて、仕事に使う時間は最小限に務める。これ世界標準の考え方。「日本の会社は結果じゃなくて犠牲を求める」によく表れているように、何の意味があるのだかよくわからないことのために延々会社にいる。学校に行くことではなくて学ぶこと、会社に行くことではなくて仕事をすることだと思うのだが、日本にはそういう考え方は無いw 育児休暇取得率、有休消化率などにも表れているように、法的に休んで良いんだから休めば良いのに、いざ休むと文句を言う。それでブラック企業? お前どっちなんだよ? シンガポールの産婦人科は、夫婦で行くもの、平日の昼間であってもね。日本の産婦人科に私が行こうものなら、他の妊婦さんに睨まれてしまう。子供の問題ってのは夫婦の問題、奥さんはたまたまお腹にいるだけで奥さんだけの問題ではない。

3.愛社精神と終身雇用制度は存在しない。何度も言っているが、ベースアップのWikipediaに、成果報酬がベースとなる欧米では存在しない和製英語、と書いてあるのが笑える。愛社精神こそが、先ほども述べた不正の温床、父子の隠し合い、社員を守る、上司を守るためには、不正もなんのその。それだけでなくプロフェッショナリズムの欠如にもつながっている。すなわち、業務のプロではなく、あくまでも組織の一員、社員・行員なのである。だから辞めないし、というより、会社の外に出たら通じないのが分かっているので辞められないのである。

まとめると、

海外居住の日本人が言ってる文句
1.建物の建てつけ、水回りが悪い。
2.サービスが悪い。
3.物価が高い。

海外で働く日本人が言っている文句。
1.気が利かない。
2.働かない。
3.すぐ辞める。

もうこれ聞き飽きてるし、どこの国行っても同じなので、これ以外のことを発言できる日本人。連絡ください。