すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 3/4~「自称凡人」の誕生の過程

没頭は「天才の特権」ではない。

没頭する力は誰にでも備わった普遍的な力である。あなたも、かつては「没頭の達人」だったはずだ。そう、子ども時代である。子ども時代は、誰もがあらゆることに没頭しながら生きている。彼らは大人にとってはちっとも面白くないようなことを何十分でもやり続ける。

ただし、「子どもはみんな天才だ」などという甘ったるい言葉には僕は共感できない。子どもが天才なのではなく、これが人の「通常モード」なのだ。ただ、ほとんどの人は成長の過程で没頭を押し殺し、いつしか没頭そのものを忘れてしまうのである。どうして人はこの存在を忘れてしまうのだろう?

そのきっかけを作るのは、親である。

部屋や服を汚したり、遊びに夢中になったりといった幼児の行動を、親は一日中制止し続ける。もちろん、子ども自身に危険が及ぶような行為は止めなければならない。しかしほとんどの親は、幼児の行動を管理する延長で、ある程度大きくなった子供にまで「これをしちゃいけません」「あれをしちゃいけません」という禁止のシャワーを浴びせかける。大半の子供はこの時点で、「そうか、やりたいことをし続けるのは悪いことなんだ」と思い込むようになってしまう。あとは学校の禁止シャワーで仕上げれば、「自称凡人」の誕生だ。

子育ての基本、禁止。嫌だねぇ…。

僕には「好きなことに打ち込むことは悪いことである」という価値観はさっぱり理解できない。「子どもがサッカーに夢中で、サッカーの強い高校に行きたいというんです。でもJリーガーになれる人はごく一部だし、できれば普通の進学校に進んで勉強してほしくて…」この手の意見は耳にタコができるほど聞いてきたが、素直に言うと僕には意味がわからないのだ。

「サッカー選手になれる確率は低いのだから、サッカーにハマるのは無駄だ」。これは裏を返せば、「サッカーをやるからには、サッカー選手にならなければならない」という謎の強迫観念にとらわれているということだ。サッカーという入り口は、サッカー選手という出口にしかつながっていない…とても窮屈な考え方だ。まさに「用意されたレール」式の発想である。いちいち解説するのもおかしな話だが、「サッカーに没頭する」という体験がもたらす可能性は、「プロのサッカー選手になる」ことだけじゃない。もしかしたら彼は途中でサッカーグッズの開発に興味を持つかもしれない。サッカー漫画にハマって漫画家を目指し始めるかもしれない。サッカー部でできた友達と何か関係ない仕事を始めるかもしれない。10年後にはサッカーにまつわるまったく新しいビッグビジネスが生まれており、彼のスキルがたまたまそれに生きるかもしれない。

「土地を持っています。巨大施設は作れなさそうな狭さなので、ラグジュアリーなホテルをここに建てようと思うのですが、周りには競合となりそうな宿泊施設も多いです。堀江さんならどのような方法で差別化を図りますか?」
土地がある。狭さから見てこう言ったことにしか使えない。どうすればそこで勝ち上がれるだろうか。この質問は「ホリエモンチャンネル」でも取り上げ、「順序が逆だ」と指摘した。土地があるからホテルを作るのではなく、「ホテルを作りたいから土地を探す」のが本来の順番だ。

ホリエモンはこの本とは別に、同じことを言っている。

「ニーズなんか、今はそんなにないですよ。」

――一般への普及を度外視した場合、投機以外のビジネスの参入機会もあると思います。FinTechのような融資や保険、送金といった分野では、ビットコインが活かせるビジネスがあるのではないでしょうか。例えば、今までもP2Pレンディングはあったと思いますが、これをブロックチェーンで出来る可能性もあるのではないかなと。
なんで?
――後進国では銀行口座を持っていない人がいて、そういう人たちに支援するのにビットコインは最適ではないかと考えていまして。
それはビットコインじゃなきゃ駄目なんですか?お金を集めるにせよ、ビットコインを持ってる人が全然いないじゃないですか。普通にドル建てでクラウドファンディングした方がいいんじゃないですか?
――銀行口座を持っていない人とか、あとは少額でいいから欲しいって人はいると思います。極論、1,000円でもいいって人はいると思うんです。
そういう人たちはそもそも、ビットコインを受け取るPCも持ってないでしょ。
そうやってビットコインを無理やり使おうとする考えはやめた方がいいですよ。先に問題があって、それを解決するのにビットコインが必要だから使うって考えなきゃ

ビットコイン信者は邪魔でしかない

あなたちょっと、ビットコインにはまりすぎてて、発想がビットコイン原理主義者みたいになっちゃってますよ。ビットコインじゃなくちゃ駄目だ、ビットコインを使わないと、みたいな。無理やりビットコインに結びつけようとしてる。
そういう発想になったら、おかしな方向にしかいかないし、「何あいつ。あのビットコイン野郎、なんなの?」みたいに思われますよ、はっきり言って。そういう現実離れしたよくわからない話は、普及の邪魔にしかなってない。インターネットの黎明期の時にもいたんですよ。あなたみたいな人が。実際に普及させようとしてる人を馬鹿にしてるようにしか見えませんよ。

この対談の相手がどんな人だか覚えていないが、このような「順序逆転現象」、目的と手段の取り違えは、もっと広い範囲で起こっている。同じことを伊賀泰代氏が「イノベーション・エイエイオー」と揶揄している。

2017/04/07 技術が重要なんだけど、技術だけではない現状

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