自分のアタマで考えよう 4/4 ~ターゲットを絞り込む、選択と集中

婚活女子の2つの判断基準
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多くの婚活女子は切羽詰っているので、「顔も身長も収入も性格も家も財産も将来性も…」と多くの基準に固執したりはしません。そんなことをしていたらおいしい餌はすぐに他の魚に奪われてしまいます。目の前にいい餌が現れたらすぐさまそれをモノにできるように、彼女らは「重視すべき判断基準」をふたつにまで絞り込み、そのふたつの基準だけで即座に判断ができるように身構えています。そのふたつの基準とは、たとえば「経済力」と「相性」です。もし経済力もあり、相性も良い男性が現れたら、彼女らは「即ゲット!」するでしょう。でも実際にはこのボックスに入る人は多くありません。だからこそ多くの女性が熱心に婚活しているのです。経済力は低いけれど、性格やライフスタイルなど相性が合う人は「とりあえずキープ」といったところでしょう。結婚するかどうかにかかわらず、一生友達でいたいと思うタイプでもあります。では、「経済力は高いけれどいまひとつセンスやテンポが会わない人」に出会った場合、女性はどういう判断をするのでしょうか?先ほどと同じように「一長一短だから、とりあえずキープ!」でしょうか?実は違うのです。彼女らはこのタイプの人に対しては、「つきあいながら考える」という対応をします。ひとつの基準を充たし、もう一つの基準は充たしていないという点では先ほどと同じなのに、なぜ対応方法が違うのでしょう?
こう書くと「結局、女にとっては金がすべてなんだな」と悪態をつく男性も出てきそうですが、そうではありません。経済力は「相手に求める条件」ですから、女性側ではコントロール不可能ですが、「相性」は女性側が歩み寄ることにより合わせることが可能です。このため「相性は悪いが経済力がある」候補者の方が「相性が良いが経済力は無い」候補者より、「相性もよく経済力もある」に移動できる可能性が高いのです。つまり彼女らは、「経済力よりは相性の方が、自分の努力で改善できる余地が大きい」という合理的な判断をしているわけです。なお経済力も無く相性も合わなければ、即座に「圏外」ボックスに入れられるのはみなさんもよくご存知の通りです。


ちきりんさんは頭のいい人だから、世の中全員に気を使った物言いをしているが、俺はまったく気にしないので、ハッキリと真実を言おう。「相性? そんなもんは関係ねー。カネだけだ!」 このセリフは言わんほうがいいぞw 男も女も敵に回す発言だからな。もってまわった言い方をしているが、経済力が数値という揺るがし難い客観指標であるのに対し、相性?愛?www それは単なる主観的定義で心の内にあること。どうにでも解釈できるものなのだよ。彼女はそう言っているのだよ。

採用担当者のジレンマも一挙解決!
最近は毎年のように、学生の就職状況が厳しいという話を聞きます。それならば反対側にいる企業の採用担当者は理想的な学生を苦労なく確保できているのでしょうか? それが必ずしもそうでもないのです。いわゆる”ミスマッチ”といわれる現象ですが、ちきりんに言わせれば、採用担当者があまりにも多くの基準を持ち、どれも捨て切れていないことが、超のつく買い手市場の昨今でさえ、企業側が頭を悩ませている理由であるに思えます。というのも、大企業の採用担当の人に「どんな学生が採用したいのですか?」と聞くと、「行動力がある」「苦労をいとわない」「責任感がある」「自分で考える」「前向き」「リーダーシップがある」「よく働く」「コミュニケーション能力が高い」など、数多くの条件が挙がってきます。こんなに多くの条件を掲げたら、そりゃあ「ほしい学生が全然いない!」ということになるでしょう。最初に書いたように、選ぶことができない最大の原因は選択肢の過不足ではなく、選択基準が多すぎることなのです。こんなに多くの条件を掲げて完璧な応募者を探していたら、いつまでたっても必要な人材を採用することはできないでしょう。大事なことは、婚活女子を見習って!、「わが社にとっての大事な条件」をひとつかふたつに絞り込むことなのです。
ちきりんの独断と偏見で決めつければ、日本の大組織で成功するために重要な条件はずばり、「我慢する力」と「空気を読む力」でしょう。「我慢する力が高く、空気が読める人」は大組織の暗黙のルールを周到に読み取り、周りの動きを見ながら自分に求められている役割を正確に理解して適切に振舞えます。また皆さんもよくご存知の通り大組織には様々な理不尽が存在しますが、彼らはそんな環境下でもじっと黙って我慢をしてくれます。一方、たとえ能力が高くても我慢する力の低い人を雇ってしまうと、大企業や大組織のあまりの時代錯誤超理不尽さに耐えかねて、入社3年以内や、ときには入社直後に辞めてしまいかねません。そういう学生は「仕事が終わっているのに、上司の帰りを待たなければいけない」とか「制度上認められてはいるけれど、有給休暇は自由にとってはいけない」といった矛盾に耐える力に欠けているからです。また、我慢する能力が高くても空気を読む力が低い人を雇うと、青臭い正論を振り回すため、”大人の社会”に混乱を生じるリスクがあります。彼らは業界に長く残る、多くの場合、珍妙な、暗黙の掟について公の場で堂々と質問してしまったり、エライ人が多い会議でも上司の顔色一つ読まずに正論を発したりしていまいます。これではあうんの呼吸を重んじる伝統的な日本の組織では大きな摩擦が生じます。よく大企業の担当者は「自分の頭で考える、行動力のある学生を雇いたい」などと安直なことを言いますが、そんな学生を雇うから、すぐに愛想をつかされて退職されてしまうのです。最初から本音の判断基準を一つか二つに絞り込んで、それに沿って採るべき学生を選んでいれば、そんなやっかいな事態も避けることができるでしょう!
「空気を読む力は高いけれど、我慢する力が低い人たち」は企業家やフリーランスなど自由人として生きるのに向いています。彼らは好きなことなら頑張るし、社会や市場の空気を読んで立ち回る才覚もあるけれど「自分がくだらないと思うことについて我慢するのは人生の無駄遣い」だと感じているので、組織で働くことに向いていません。一方で、我慢強いけれども空気を読むことは得意ではないという人は、いまの社会では「ワーキングプア」の立場に追いやられがちです。彼らはなまじ我慢強いため、酷い雇用者にもいいようにこき使われ、ときには心身に障害をきたすほど頑張ってしまうこともあります。我慢強いことが徒になっているのです。さらに、「組織のくだらないルールには我慢もできないし、かといって自分で世の中のトレンドを読んで対応していくことも得意ではない」という人たちもいます。こうなるといわゆる職業社会から離れて生活せざるをえず、ニートやフリーターとして活きていく人が多くなります。

うーむ、確かに「我慢できず空気読まない」俺は無職だw なるべくして行き着いた先と言えよう。

9.11が浮き彫りにした日米英のメディアの違い
2001年9月11日、アメリカでいわゆる「9.11テロ」が起こったとき、私は帰宅直後につけたテレビのニュースで事件を知り、そのあとは朝まで固唾を飲んでテレビ画面を凝視していました。自宅ではBBCやCNNなど海外ニュースも視聴できる環境だったので、NHKに加え、これらのニュースチャンネルを頻繁に切り替えながら報道を見ていたのですが、日付が変わって2時間ほどたったころ、NHK、BBCそしてCNNの3局の報道スタイルが大きく異なっていることに気がつきました。その違いは時間が経つごとに際立ち、朝の3時、4時になると同じ事件を報道しているとは思えないくらい3つの番組の構成は異なってきたのです。
まずCNNは、自国アメリカで巨大なビルに飛行機が激突するという前代未聞の事件があったわけですから画面の中はずっとパニックでした。ものすごい量の埃と突風が吹き荒れる路上で「Oh My Gooooood!」と叫び続けるニューヨーカー達、「逃げろ!」「また来た!」「ビルが倒れるぞ!」などの怒声、悲鳴、叫び声…。CNNはパニックになった街の様子を延々移し出していました。悲痛な臨場感に溢れる映像の連続で、CNNを見ていると現地の混乱した様子が手にとるように伝わってきたのです。
日本人の安否ばかり伝えるNHK
そのころNHKはなにを報道していたでしょう?ビルの倒壊など衝撃的な映像も交えながら、NHKがひたすら報道していたのは、飛行機が激突し崩壊したワールドトレードセンターにオフィスを構えていた日本の金融機関の社員名でした。ワールドトレードセンタービルは金融エリアのシンボル的なビルだったので、各国の金融機関がオフィスを構えており、その中には日本の銀行もありました。NHKはこれらの銀行で働いていた行員名やその年齢の字幕付きで延々と報道し始めたのです。ちないにNHKが報道する名前はほぼすべて日本人名でした。同じオフィスで働いている米国人社員の名前は、NHKが報道すべき情報であるとは扱われていなかったようです。またそのビルにオフィスがある米国や欧州の金融機関にも日本国籍の社員が働いていたと思うのですが、それらも報道されてもいませんでした。NHKはおそらく日本の金融機関の東京本社人事部から「ニューヨーク支店在籍の日本人社員名簿」を入手して報道していたのではないでしょうか。
圧倒的に分析的なBBC
CNNがパニック映像を興奮気味に放映し、NHKが日本企業に所属する日本人正社員名を読み上げ続けている間、BBCでは早々にテロに背景分析を行う討論番組が始まっていました。丸テーブルを囲んで議論するのは、アラブ政治や国際関係に詳しい専門家や、アルカイダを含めた中東テロ組織に詳しいジャーナリスト達です。議論にはテロを首謀した可能性がある具体的なグループ名やそのリーダー名も挙げられ、さらには米国がアフガニスタンで過去に行ってきたこと、ソビエト連邦が存在した時代のアフガニスタンの政治的な位置づけなど、詳細の背景解説が始まっていました。これはちきりんには大きな衝撃でした。イギリス人がBBCしか見ず、アメリカ人がCNNしか見ず、日本人がNHKしか見ないのであれば、それぞれの国の人に世界はまったく異なって見えるだろうと思えたからです。

これもちきりんのおっしゃる通りなのだが、私が年末にブルームバーグの最も読まれたニュースを英語と日本語の2つで比較していたのをご記憶だろうか? つまりこういうことなのだ。加えて強調しておきたいのは、日本のテレビ番組の選択肢の少なさを指摘しておきたい。普通は50~100チャンネルほどあるものだが、日本はわずかに10チャンネル程度しかない。しかも、10チャンネルもあるのに18時と23時になれば、全チャンネル一斉にニュースを報じるというありえない一元性である。ちきりんはNHKとBBCとCNNの違いについて述べているのは非常に良い指摘で、日本のテレビメディアも確かに多少の差異はあるものの、NHKと海外メディアであるCNNやBBCとの違いとは比較にならない同等性がある。9.11もさることながら、3.11の報道姿勢と画像も日本ドメスティックメディアと海外メディアではまったく異なるのが面白いことなのである。
【ニュースにいちやもん】
2013.12.30 2013年最も読まれたニュースと株式市場
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2013.01.10 安倍氏カムバック賞、今年のアジアの受賞者一覧-ペセック
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2012.02.23|SGP 4Q GDP -2.5%がなぜかメシウマ
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