女には冷たいという非難に答えて
歴史を書いて40年になるが、昔から非難されてきたことが1つある。それは私という作家は同姓に対して冷淡で、女の立場に立って書かないというのだ。女の作家ともなれば同姓を書くほうが商業的に有利であるというのは、出版界の常識であるらしい。実際、そう主張する編集者の意見を入れて書いた最初の作品は『ルネサンスの女たち』だから、女が女を書くのが私のデビュー作ではあったわけだ。だが、商業的には有利であろうと、その路線は第一作のみで捨てた。なにしろ、中世のイタリアも古代のローマも、男達の時代なのである。男の世界での女は所詮は脇役で、歴史の脇役を書きつづけているといずれはゴシップに落ちる
> これいいな、歴史とか女とか抜いて、これをパクろう。
> 「脇役に言及し続けると、いずれはゴシップに落ちる」