六本木の元社長の主張の中にあった
年をとった人が保守的で変化を望まないというのは反対しませんが
若年層が変化を望んでいると受け取れるような論調は同意しかねます。
現状が完璧で何の文句も無いという人はほとんど居ないでしょう。
しかし、若年層も文句・不平・不満は言うものの、それは満たされている者のわがままに過ぎない
というレベルではないでしょうか?
若年層の言葉を私が独自の解釈で推測しましょう。
「今よりちょっと欲しい。でも沢山は要らない。そしてその沢山のために少しでも失うのは嫌だ。」
目的語が無い文章で多少抽象的ですが、給与所得でも生活水準でも投資でも当てはめることができ、
これが典型的な発想だと思います。
夢を語る者、地に足をつけて夢を目指す者、
消費以外の金の使い道を考える者。
社長さんのやってることはそういうことでしょうが若者でそんな人居ます?
日本の生活水準は世界でトップクラスなのは事実であり、貧富の差は多少はあるにせよ、
それは世界で最小クラスなのもまた事実。
社長さんには、なんでみんなお金持ってないの? と見えるのかもしれませんが、
十分とはいえないまでも、多くの人がそれなりに満足してるのではないでしょうか?
逆に、満足してない人の大半は、世界一恵まれた貧困層に位置し、社長の言う自由化・規制緩和を決行
すればGlobal Arbitrage効果でさらなる生活水準の低下を迫られる
結果になると推測しています。
日本は貧富ともに国民の満足度が高く、バランスが取れた状態で安定しているのだと思います。
日本人は抜本的に変わることができるか?との問いに社長は
僕は「できない」と思います。「CHANGE」したくない層の方が多い。だから何かの外圧のようなもの、
例えば黒船が来襲するみたいなことでもない限り、なかなか変わらないのではないかなと(思います)。
この世の中で軍事的な革命が起こるとも思えない、平和的な解決策でこれだけ保守化した日本が新
しいことができるかというと(疑問です)。だって、それ(「CHANGE」するかどうか)は選挙で選ばれる
わけですから。日本がものすごく貧しくなるとか、ものすごく住みにくくなるとか、そういったことがない
限り、みなさんの不満は爆発しない。
と答えてますから、社長も変化を望む者を国内に見出せていないように聞こえます。
ですから、40歳以下の人口が増える=若い世代が増えたところで、それは解決しない問題で、
そもそも日本では変化しないことは問題とされないというのが私の見解です。