それほど詳しいわけではないのですが、Singaporeの賃貸住宅環境について説明したいと思います。
一軒家を除き、マンションには、コンドミニアム、HDB、アパートメントの3つの種類があります。
コンドミニアム
 プールやジムなどの施設がある日本で言うところの高層高級マンションです。
 駐在員、プロフェッショナルは、通常、このようなところに住みます。
 月の家賃は、3,000SGD-10,000SGDが多いです。
 車が前提なので、家賃の割りに、駅近とは限りません。
 また、月々かかる光熱費も不当に高いことで有名です。
 メイドシステムは香港と同様に存在しますが、独身の男が住み込みメイドを雇うのはイリーガルです。
HDB
 高層公団住宅です。シンガポール人のほとんどがここに住んでいるという、いわば優遇政策の産物です。
 シンガポールの地下鉄MRTの駅に沿って建てられているので、大体が駅近です。
 月の家賃は、2,000SGD-4,000SGDが多いです。
 古いのから新しいのまでありますが、圧倒的に家族向けが多く、ワンルームはほとんどありません。
 法律上では、貸出用ではないので、出物も少ないのが特徴といえましょう。
 限られた面積に人が多く住めるよう、天井が低い傾向があるとも聞いています。
アパートメント
 民営のアパートで、コンドと違い、5階建て未満。プール・ジム、下手したらエレベータも無いという
 お洒落な環境です。外国人低所得者層が住むニッチなところといっていいでしょう。
 月の家賃は、1,000SGD-3,000SGDですが
 スタジオ・アパートメントと呼ばれるワンルームがあり、2,000SGD以下の価格帯にも分布があります。
一軒家
 私の家の近所にも一軒家がありますが、それらは全て、田園調布・成城・松涛のようなイメージで
 あまり歴史を感じさせない近代的で、綺麗で広い家”しか”みたことありません。
 日本では、すさまじい古さと狭さの木造建築一軒家とかあったものですが、日本以上に土地が貴重な
 SGPでは、汚い一軒家は矛盾を含んでしまうので存在しないのでしょう。
 賃貸はなく、販売のみで、推定価格は、3mil-10milが標準というところではないでしょうか。
 間借りはありうるみたいですが、レアケースと言えましょう。