買い物は、桁がでかすぎてまだついていけない。コンビニチェックしたら北京より物価高いな。水が70円くらいするのもある。2100ルピアの水もあったが。タバコは赤マルで13500ルピア。中国に続いて二カ国連続でタバコ天国。
タイでも苦戦したが携帯のアクティベーションわからず・・・。ホテルのコンシェルジェの尾根遺産にやってもらいます。ジャカルタ 夜遊び で検索すると、ネット用語ではこの「尾根遺産」がキーワードのようです。寝遺産とか婦負纂でも良いような気がしますが・・・電話番号12桁。
シンガポール・香港 8桁
タイ・日本 10桁
中国 11桁
インドネシア 12桁
シンガポールの田舎者なんで、「国内電話は0付きで」という原則すら忘れています。
緯度-6度。バリ島以来、4年ぶり人生2回目の南半球です。はるばる北緯45度のハルビンから50度も南下したのでとても暑く感じます。中国と同じで最高額紙幣が小額で100元=100000ルピア=約1000円なので初日は財布がパンパン。そのまま出かけるのも嫌なのでホテルにチェックインしてセーフティーボックスに現金入れてからお出かけです。
マンガベサールで中華飯食って、マッサの価格チェックでもしてこようかな。
ホテルの目の前のコンビニで400ルピア(約5円)ごまかされた!
100,000で、タバコを買ったら、13600なのにお釣り86000しかくれなかった!
両替に続いて2回目なので、理解しました。インドネシアでは言わなければお釣りはごまかそうとする文化のようです。
インドネシアの民よ、いいか? 俺は1円1セント単位のカネを気にする性分だ。100ルピア硬貨のお釣りもキチッとくれないと気を悪くしちゃうよ。
午後3時・・・ジャカルタにて、徒歩の民はいない。ほとんどがバイクか車である。こりゃ原油産出国でありながら原油輸入国になるわ。凄まじい数です。人よりバイクの方が多い。そんなバカな! 一人で二台運転してるのか? 違うんです。駐車してあるのです。しかも歩いた通り全部バイクのパーツ屋、修理屋、バイク屋ばかり。飯屋など申し訳なさそうに屋台が数店あるばかりです。1時間ほどの散歩でしたので2kmほど、バイク通り。走るバイク、駐車バイク、修理中バイクのオンパレード。中国ではとにかく飯ばかりでしたが・・・ジャカルタの民にとっては飯よりバイク。
jakaruta-bike.jpg
Sawah Baser駅までたどり着きましたが、封鎖されていて入れません。しょうがないのでもう1km。Mangga Baser駅まで歩きます。そしてこの通りには多くの中華料理店があるとされていたのですが・・・、どう考えてもメニューなんか置いてそうもない、冷房無し、限りなくマレーシア料理に近いような中華屋が数店あった程度でした。マッサージ屋のオンパレードとも書いてありましたが、そんなものは全く見当たらず。バイクと車以外何もありません。マックとKFCがありましたが一日目からファーストフードは泣けてくるのでパス。結局、昼飯は抜きでホテルに帰ってきました。うーん・・・何もないなぁ・・・。
ホテルの近所で再びコンビニ値段チェック。おにぎりが7000ルピア(60円)もする。北京(3元=40円)の1.5倍のお値段です! ビールはイスラム国家で不当な税金がかかっていて50000ルピアくらいするのは目をつぶりましょう。(あっ、当然買ってませんよ) しかし、いかがでしょうか? インドネシアの首都のジャカルタは、中国首都の北京と比べ、おにぎりの値段が1.5倍高いのですが、インドネシアが中国より豊かと思えるでしょうか? シンガポールに4年も住んでいながらシンガポールではコンビニにいかないのでおにぎりの値段を知らないのですが、コンビニでは売っていないか、仮に売っていたとしても7000ルピア以上はするでしょう。
一人当たりGDPや物価指数・購買力平価という経済統計上の数値では語れない、より体感的で主観的な”豊かさと貧しさ”を感じ・知るために現地に訪れて、民を見ています。そして、民として町を歩き、飯を食ってみます。1日目のまだ途中ですが、この時点で私が気付いた一番大きなことは、
インドネシアは言語はあるが文字が無い
言語と言っても1945年の建国以降無理矢理作った統一標準語で歴史は浅く(正確には建国前から言語だけは存在していた)、マレー語の派生みたいな言語なのですが、一応インドネシア語があります。それすらないシンガポールよりは一応格上です。Singlishは個人的には認めてやっても良い一言語体系だとは思うが、当の本人たちがEnglishを話していると思い込んでいるので、それは放っておきましょう。従来マレー語は文字を持っていたはずですが、インドネシアの街中において見受けられる文字は全てラテン文字のアルファベットです。プジョーだろうがフォルクスワーゲンだろうが、自らの言語と文字で表現している中国の「豊かさと歴史の厚み」との決定的な違いです。タイはタイ語表記の自動車までは持っていませんが、中国が捨ててしまった皇帝制度を王制、王国として今も維持し、タイ語、タイの文字、国民意識、国家帰属意識を国民に持たせています。中国の漢、2000年の漢字の歴史とまでは行きませんが、日本も1000年以上にのぼる、ひらがなという独自の文字と中国が捨ててしまった旧体漢字の継承を今も続けていて、皇帝=天皇が今も存在している点において、中国に負けているとは思えません。
日本、中国、タイは自らの言語を持つ立派な国だというのを改めて認識しますが、やはりインドネシアは言語という意味でも若干苦しく、文字に関しては完全に無いと言えます。このことはこれからジャカルタを見る上で大いなる偏見を私に与えるでしょう。インターネットでもインドネシアの料理でおいしいのは中華料理と書いている人も多いです。日本にとって重要な国は中国とインドネシア、個人的に尊敬しているのは中国とタイという私の考えは、変わりそうにありません。インドネシアは、国土面積も広く、人口も多い、GDPもアジアでは中国、日本、韓国に次ぐ位置づけですが、無視はできないはずなのに、どうして私に尊敬されないのか?
日本、中国、タイには当たり前に存在する言語、料理、女性の美しさ! 本でもネットでも確認できる国土面積、人口、GDPという国家主要3要素に対し経済統計上現れない、数値的に表現することが難しい3要素。国家帰属意識を覚醒させる 「言語、料理、女性の美しさ」がインドネシアではどのように存在しているのか? よ~~~く見てこようと思っています。
【愛国者・民族主義者】
2012.06.13|第二次タイ攻略 3/15 ソンクラン@シーロム
2012.04.20: マクリッチー攻め第3弾 ~昭南神社探索
2011.12.27: 民主主義というのも民に自信を持たせるための方便
2011.10.25: インドネシア 多民族国家という宿命 1/3~歴代大統領
2011.08.31: マハティール アジアの世紀を作る男4/4 ~がんばれアジア
2011.07.12: 父親の条件2/4 ~フランス人の高慢ちきな態度はここから
2011.05.10: 日本改造計画2/5 ~権力の分散と集中
2011.02.17: 田中角栄 その巨善と巨悪 ~議員立法
2010.12.06: 田中角栄 人を動かすスピーチ術 ~カネの使い道
2010.07.13: 日本帰国 第一幕 靖国参拝
2010.05.25: 靖国で泣け
2009.08.21: インド独立史 ~ナショナリズムの確立