本日のランチは~、フレンチにしてみまひょ。
フレンチ・・・少なくともシンガポールに来てからは1度も食べていない。ということは最低4年は食べていないことになる。「フランス料理というのは、オリジナルのメニューはほとんどなく、単に順番をつけて出てくるだけのマナーに過ぎず、料理としてのジャンル足りえない。」、とおフランス批判をしておきながらも、4年に一度くらいなら良いだろう。それにフランス料理は認めてないが、デザートは認めている。いわゆる洋菓子はほとんどがフランスで、あの種類の多さと”オリジナリティ”は、私の中では高評価である。オリジナル無いって言ったけどフォアグラがあった。フォアグラ・・・これも5年以上食べてない気がする。
シンガポールでフレンチ、食べたいですか? 繰り返しだけど、フレンチなんてメニューにこれと言って特徴無いのよ。要はコース料理でしょう? あのせっかちポリアンのスタッフが、「早く食って、早く出て行け」と言わんばかりの鬼のようなスピードでお皿片付けてくると思うと・・・、コース食べる気しなくなるでしょう? しかも高いし。
調べてみるとバンコク・フレンチ、あるある。
http://www.jiyuland.com/hyo-french.html
ホテル内の高級店はディナー・ワイン付で7000THB。こりゃやりすぎwディナーは高級化する傾向がありそうだったので、ランチにターゲットを絞り、近所で かつ 1000THB以内のご予算で。
Ma Du Zi 9/1 Ratchadaphisek, Klongtoey +66(0)-2615-6400 良い店です!
普通にコースで頼んでみました。メインはリブアイのビーフで、650THB(1800円)です。チキンにすれば450THBでしたがね。
気になるデザートはアイス、ブラマンジェ、プリンでした。
このステーキ、変わってるなぁ・・・野菜の添え物が天ぷらだ・・・コロモが付いてる。でもおいしゅうございましたよ。
思い出したのですが、フレンチのステーキはソースが付いていました。
日本のステーキもソースが付いているので、特徴としてとらえていませんでしたが、最近、アメリカンなステーキばかり食べているので、少し驚きました。
アメリカンなステーキ:肉がデカイ・厚い。塩と胡椒、焼いただけ。付け合せはドカーンとポテト。野菜。
日本のステーキ:肉が白い・脂多め(霜降り)。醤油という魔法のソースを付けて頂く。付け合せは可愛く。
フレンチのステーキ:ソースが付いている。付け合せは日本と同じく可愛く。
ということで、日本とフレンチの違いは肉の色くらいでほとんど同じなんだよね。日本のステーキから遠ざかって改めて食べるとソースが特徴なんだと思い直しました。
ちなみにどうでも良いんですけど
シンガポールのステーキ:超下品なソースが付いている。
Morton’sのことではありませんよ。あれはアメリカンスタイルですから。シンガポールローカルのステーキ、つまりちょっと安い店のことですけどね、それでも肉単体で20SGD(1200円)はしますので、フレンチフルコースのバンコク650THBとほぼ同じ値段と考えてよいでしょう。これがねぇ・・・信じられないようなソース、
sgp-steak.jpg
このなんだか分からない、いかにも工場で作ったソース。お分かりいただけます? これが写真のように自動的にかかって出てくる場合があるので、それを避けるためには「ソースかけるなよ!」とわざわざ言う必要がありますw
アメリカンと日本スタイルはシンガポールで食べると、0がもう一つ増えてしまいますので、とてもとても食べることはできません。
さて最大の特徴デザートですが、日本はおいしいデザートがコンビニで買えてしまうという驚愕の環境なので、お分かりいただけないかもしれませんが、美食の香港ですら、デザートは非常に入手が難しいのです。しかも高い。シンガポールも同様で、無いことは無いのですが、やはり入手が難しいのです。高い理由は明確で、ローカル料理ではない”外国料理”だからです。ローカルのデザートはさすがの香港といえどもおいしくありません。月餅なんてヒドイもんです。マレーシアのデザート、チェンドル? かな、
malay-desert.jpg
食わず嫌いですが、とても食べる気がしない。そこへいくとフランス菓子のバリエーションは豊富だし、どれもおいしい。いわゆる洋菓子というのは、ほとんどがフランス”料理”だと思います。ブリュレ、クレープ、マドレーヌ、シュークリーム、ミルフィーユ、ブラマンジェと切り無く出てくるでしょう? 一方で、バームクーヘンやマフィンはやっぱり味が無骨でございましょ?
ここまでシンガポールスタイルのステーキを批判した後なので、説得力に欠けるとは思いますが、私は原則、飯・酒・女はうるさいこと言わず何でも食べます。なぜならば、飯は栄養摂取、酒は酔うという明確な目的があるからです。一方、デザートには、そういった目的はなく、単に味だけなので、デザートはおいしくないと存在意義がありません。ですからデザートには少しうるさいです。
ハイティーの記事を書いているので、そこで・・・と勘違いされそうなので、言及しておくとハイティーは、はっきり言って味の探求には不適切で、単に雰囲気の問題で、お茶とともにダラダラと午後を過ごすという”目的”が存在してしまいます。下手すりゃ、味は日本のコンビニデザートの方が上ですから。その割りにお値段がネットで50SGDくらい行くので、最近は控えているところです。
【贅沢な休日シリーズ】
2011.08.16|贅沢な休日シリーズ ~Fullerton Bay Hotel
2011.04.28: 贅沢な休日 ~Shangri-La Rose Veranda
2010.06.14: ダチ公がサツに捕まった@シンガポール
2010.03.31: 贅沢な平日 St.Regis Afternoon Tea
2010.01.27: 贅沢な休日 ~Four Seasons One-Ninety
2009.12.18: 贅沢な休日 ~ブランチPS Cafe
2009.11.04: 贅沢な休日 ~Tiffin Room
2009.06.01: 贅沢な休日 Hi Tea~Equinox
2009.03.30: 贅沢な休日 ~Intercontinentalで読むロッキード事件
2008.09.04: 贅沢な休日 ~番外編 マレーシアの軽井沢
2008.08.19: 贅沢な休日~Chihuly Lounge The Ritz-Carlton
2008.08.04: 贅沢な休日~The Regent
2008.07.29: 贅沢な休日 ~Lobby Court in Shangri-La
2008.07.14: 贅沢な休日 ~Cafe L'Espresso
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