p34 3種類の東大生ー第2のタイプ「秀才型」 *第1「天才型」、3「要領型」
僕の感覚としては、東大生の半数以上がここに属している。このタイプは、先人によって敷かれているレールを速く走るのは得意だが、自分で未開の土地を開拓して新規にレールを敷くというようなことは苦手だ。そして、彼らは、自分たちが苦手なことは極力やろうとしない。秀才型がしばしば「頭が固くて融通が利ない」と言われるのは、既存のレースから頑として外れようとしないからだ。これに主に以下の2つの理由がある。
1つめに、「正解がないこと」への対応力が弱いということ。東大生は、東大に受験するまで、義務教育で9年、高校で3年、「明確な答えがあるテスト」を説き続けてきた。東大入試にしたって、問題のほとんどに教科書的な決まった解法があり、過去問をやりこんでその解法パターンを丸暗記すればパスできる。2つ目の理由が、東大生は失敗して人から批判されることを極度に恐れるということだ。

p52 教員教務逆評定、300円。大仏・仏・鬼・大鬼。