浅いな・・・この本。絵が好きな人は良いかもしれないが、オタク度に欠ける。
バルカン半島は山がちで平野が少ない。広い荒野を駆け巡って大きな統一国家を作るには適さない。ポリスと呼ばれる小さな都市国家が隔離に散って勢力をきそっていたのは一つにはこういう地形と関わっていただろう。アテネ、スパルタ、ミケーネ、テーベ、コリントス、今日風に言えば都市と呼んでよいような集合体が一応国家の体をなして機能していた。こうした多くの都市国家が「同じヘラスの民ではないか」と・・・つまり同じ民族であることを強調して集まった時、それがギリシャと呼ばれる国家となる。歴史的にはギリシャ人は自らのことをヘラスあるいはヘレネスと呼び、この傾向は現代でも十分に残っている。早い話、国名だってヘレネ共和国とでも訳すべき形が正式名である。
ギリシャ共和国(ギリシャきょうわこく、ギリシャ語: Ελληνική Δημοκρατία, 英語: Hellenic Republic)
本当だ・・・それっぽい。
地図くらい載せておくか…
Greek-Map.jpg

私のギリシャ神話 私のギリシャ神話
阿刀田 高

日本放送出版協会 2000-01
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