パリにおいてのその他細かい変化
ラウンドリー(6kg 5EUR,乾燥機10min 1EUR程度)もあるのだが、利用していない。湿気がアジアに比べると低いので、自分で洗って室内で乾かしてしまえばよい。たまたま泊まったホテルの窓が大きめで、換気がしやすいことも影響している。アジアの場合は、どうしても室内で乾かすと、くさり水のにおいがするので不快だったが、欧州では特に必要ない。
水、ペリエが安いのだが、アルコール度数を考慮するとビールもそれほど割高ではないので、ビール代わりの炭酸ペリエもやっぱり不要。試しに水道水もガブガブ飲んでみた。次の日のお通じに全く問題は起こらない。髪がバリバリになるという石灰水も、リンスをちゃんとしていれば、特に感じない。
何気なくスーパーで買った、ハムやチーズとパンとワインをホテルの部屋で食べる…と書いているが、アリやハエをアジアほど気にしなくて良い(ただし居ないわけではない)環境というのも大きいだろう。アジアではワインは割高なだけではなく、その芳醇な香りがコバエを呼んでしまうことがある。だから、アジアでは、焼酎とウイスキー、というのは実は合理的なのである。これらの蒸留酒なら多少こぼしてもアリもハエも来ないw
エイジアン・アクセを装着しなくなった。非観光地域では、アジア人はマイノリティーなので、それだけで十分目立つ。これ以上目立つ必要はないので、グリグリの数珠などはつける気が失せる。タバコや金をくれと言ってくる人がいることと、気候が良いので、夏用のジャケットを着る程度の格好が多く、アジアにいる時より若干小綺麗に見えてしまうので、これ以上存在感をアピールしてスリを呼びたくない。
ペテン観光都市(ドキュメンタリードラマ)、アマゾンプライムで無料。パリはないが、ヨーロッパだとローマとバルセロナにおいて、観光客相手の詐欺行為で金儲けしようとする連中の手口を紹介しているが、スリの集団と路上賭博(3つのカップのどれにボールが入っているか当てる詐欺行為)が出てくる。母のようなアジア人の老婆がパリの観光地を歩いているとジプシーの女の子たちがマークしてきて、スリをするチャンスをうかがっているということだ。私も観光地ではかなり注意深く、スリ集団、ジプシーを見つけようと努力したのだが、「速足で歩き、バックも持たない、若い男(母に比べれば)」には、彼らは近づいてこないらしく、未だに見たことがない。また、パリの路上でも3つのカップ詐欺師はいる。
たまたま歩いていたらホテルの近くで、黒人の集団に「ヤクザ?」と冷やかされてしまった。つまり、スーツではないのだが、暗くなっていれば上下の色が多少違ってもスーツを着た日本人に見える。
スーツを着ている人もアジア人も居ないパリの場末の地域では、歩いているだけで目立つ証拠だ。
母から聞く限りでは、オペラ・マドレーヌ地区などを歩いていると、ジプシーの女の子のスリ集団、謎の中国人美女2~3人組、赤いカクテルを飲むヨーロピアンガールを毎年いつも見るという。私も2回歩いてみた(合計4時間ほど)が、いずれも見かけることは無かった。ジプシーについては探さなくても、ガイドブック片手に口を開けて歩いていれば向こうから現れてくれるだろう。
酒を飲まない母の話なので推測でしかないが、オープンテラスにて、ヨーロッパ人と思われる女性たちがほぼ全員、グレナディンシロップの真っ赤なカクテルを飲んでいるらしいのだが…、うーん見かけない。
謎の中国人美女軍団は、母曰く「振り返るほどの美人、しかも2~3人のグループで、ものすごいお洒落をしているからかなり目立つ。」とのことだ。ただ、売春婦でもなく、モデルってほど背は高くなく、観光客でもなく、働いているようにも、学生にも見えないお年頃。パリに住んでる感じで、着ているものも相当にお金がかかっているそうだ。
私は直接見ていないのだが、これだけ聞けば彼等の正体が分かる。中国の超金持ちの愛人(2号)の子供である。金持ちの正妻はビジネス戦略上、法律上必要なもので、中国に縛られていて、美人である必要はない。一方、愛人は、顔だけで選んでいるので、異様なほどの美人であろう。だから、その娘も遺伝子を引き継いで美人である確率が高い。中国の金持ちも、美人なだけで一生養うほどお人好しではない。アジア一国一愛人構想の応用、愛人の娘は、中国共産党支配下からいかに資産を逃すかのために利用するのである。なんらかの名目(留学や社長)として、海外に居住させ、資産を保全するのが、彼らが一族のためにできる貢献である。この類の人種は香港には居ないがシンガポールには居る。