入国審査は緩い。陸続きで日本人に対しては3か月も滞在を許可しているので、パスポート出すだけ。「お前、いつまでいるの?帰国の便は?ホテルどこ?」とかいう尋問一切なし。
パリ市内へは、RER B線にて。10.3ユーロ。イギリスと同じゾーン制なので市内はどこでも同じ。しかし、9:00、シャルルドゴール到着にもかかわらず、チケットを買うのに鬼のように並ぶ。待ち時間は15分程度だった。ところがRERの電車の車内はほとんど人がいない。チケットが色々な電車やバスも共同で対応しているため、チケットを買う人=RERの利用者ではないためだ。
最初は同一車両に2人くらいしか乗っていなかったが、市内に近づくにつれて混雑してくる。電車に乗る人は黒人が多い印象だ。アジア人は皆無。
香港の銅羅湾に2か月滞在していた影響か、パリの人口密度を低く感じる。銅羅湾が異常なだけか。渋谷駅に住んでいるようなもんだからな。
それを差し引いても、50mおきにコンビニがあるような、香港・シンガポール・バンコクとは違う。良く言えばゴミゴミしてない・余裕がある。悪く言えば、利便性に劣る。マクドナルド・スターバックスなどのグローバルチェーンもまだ見てない。良く言えばグローバリズムに飲み込まれていないのだが、そこまで褒めるというより、もうちょっと汚い感じだ。私が泊まった18区が東京で例えるなら新大久保だな。9区が新宿で、そこの隣という意味では位置づけは近いだろう。
駅が近くて(徒歩2分)利便性は高いのだが、「駅近=治安が悪い」のがヨーロッパとすると18区はあまりお勧めしない(新大久保は一般的には薦めないだろ?w)。私は今のところこの辺りでもかまわないと思っているが黒人比率も高い。ただアメリカの黒人より怖くないぞw
平均で一日一回、「金をくれ」「タバコくれ」と言われる。ルーブルの外でタバコ吸ってる時にも言われたが、主にはこのホテルの周辺、フランスの新大久保wにて。汚い格好してるつもりなんだけどなぁ。治安は悪いとは思わないし、怖くないんだけど、確かに貧乏そうな人が多いので、もう少し身分相応なホテルに泊まっても良いのかもしれない。
徒歩2分でカルフールCityとFranprixというスーパーがあるので、コンビニやマクドナルドがないというのが利便性が劣るというのは過剰反応だと思われてしまうかもしれないが、香港の場合、徒歩30秒でウェルカム、45秒でセブンイレブン、6歩で地下鉄というホテルに泊まってたりすると、それに比べると「利便性に劣る」わけで、一般的には「非常に利便性が高いホテル」と言えよう。
香港の銅羅湾やバンコクのシーロムに比べると利便性に劣る18区のホテルが持つ、人口密度の低さ、ゴミゴミしてない落ち着きを求めるならば、何もパリじゃなくても、香港ならミッドレベルなどに滞在すれば、銅羅湾ほどの人混みは無い。まだ私もパリに詳しくないが、その時々の気分に応じて、利便性を若干落とし、落ち着いた雰囲気のところに泊まるなどという調整が、自在にできるのがホテル暮らしの利点だな。
タイのパタヤなどで遊んでいるといつも思う、「貧乏白人3点セット=バーガー、ピザ、ケバブ」を売っている店がホテルから30秒w ま、新大久保だからな。ステーキも1Xユーロ程度のレストランも45秒。
ワインが異様に安いことが事前の調査で分かっているので、とにかくスーパーで紙パックに入ったような激安ワインを飲んでみたいんだよ。これらレストランをかっとばして、カルフールへ。紙パックは無かったが、ボトルワインの最安値が2.5EUR。一番高いので30EURくらいだが、4EURも出せば十何種類(赤ワインだけで)の中から選ぶ権利を得ることができる。ワインに限っていうなれば、香港シンガポールの1/3、日本の半額で手に入ると言えよう。ハムやチーズなども1~3ユーロくらいでブリブリ売ってるので、これも安い。
水道水が飲めるのに(一般に石灰味の硬水と言われているが、今飲んでみたが、特に問題は無い)水を買うのは贅沢なのだが、ペリエが1Lで0.66ユーロは安い。ビール価格は標準、日本と大して変わらん。ビール代わりにここではペリエの炭酸水を買うことにする!
しかし、よく見るとビールが高いも間違っていた。ヨーロッパのビールはアルコール度数が高く、8%超も珍しくなく500mlだ。そうすると1.2ユーロは、含有アルコール換算で考えればむしろ割安。ワインほどの割安さは無いが、敬遠することは割高さは全くない。ビールも買って良し!