靖国参拝を始めとして、今回、伝えようとしているのは「日本」。島国ゆえなのか、太平洋が広いからなのかは、
わかりませんが、その文化の特異性は、実に面白いと思います。
第二段は 「いざ、鎌倉」
鶴岡八幡宮に久しぶりに行ってきました。折れた大銀杏。

大イチョウは1219年、鎌倉幕府の3代目将軍源実朝が八幡宮の参拝を終えたところ、この木に隠れていた公暁
(くぎょう)が暗殺したとされる伝説から「隠れ銀杏(いちょう)」とも呼ばれる。800~1千年余りの樹齢とみられ、鎌
倉時代に体を隠せる大樹なら現在の木は2代目という説もある。
 鶴岡八幡宮によると、同4時15分ごろから、詰め所で警備員が5分おきぐらいに「ドンドン」という音を聞いていた。
同40分ごろに、雷が落ちるような大きな音がしたため外に出たところ、大石段そばの大イチョウが根元から南側に倒
れていたという。鎌倉市消防本部によると、当時は雨はあがっていたが、平均7~8メートルの北風が吹いていた。
 大イチョウは根元部分が空洞のようになっていた。八幡宮によると、これまで台風で枝折れしたことなどがあるだけで
大きな被害はなかった。今年は2月に雨が多く地盤が緩んでいたという。神職の一人は「関東大震災にも耐えたのに
……」と絶句していた。


実朝暗殺と樹齢1000年の小話をしつつ、八幡宮の階段も登ります。
鎌倉駅から、小町通りで向かって、21号線で帰る。そのままつっきって海まで行っても良かったのですが体力の都合で次へ。
続いて、長谷の大仏。拝観料200円、大仏の胎内には一人10円で入れます。
なんで俺が鶴岡八幡宮好きなのか思い出した。拝観料が無料なんだよ。
ともあれ、大仏。奈良の大仏も見たことあったのですが、このスタイルがあまりにも頭に焼き付いていたので、タイのスリー
ピング仏陀を見たときはショックでした。
「大仏は座っているね。ところが、タイの大仏は、寝てる!! しかも金ピカで足の裏が見えるんだよ。」
釈迦・ゴーダマシッタルダ・ネパール・バラナシ・蓮の花 あたり、宗教の基礎とアジアが香るお話をしつつ、リス見学。
後になって、「大仏を見た時にリスが居たね。」しか覚えてないとなると、おじさん、ちょっと悲しいぞ。
では、少し早いが飲みにでも行きましょうか? ということで飲み屋へ・・・
子供には飲み屋は退屈なようで、「探検に行こう」というので、飲み屋中ウロウロ。下駄箱がふと目についた。
い一、い二、い三、い四、・・・い六、ろ一、・・・、は一、・・・・
いろはに番号をつけた鍵がついてる下駄箱だ。
「エキゾちゃんは、どこに入れたの?」
「”を二”だな鬼。覚えやすいだろ? いつも”を二”に入れてるよ。”を二”がなかったら生活保護の”ほ五”とかもお洒落」
子供の前で発するべき言葉でないことを言いながら、男は微笑んだ。
「い~いち、い~に、ろ~いち、ろ~に」
「おお、横に字だけ読んでごらん」
「い~ろ~は~に~ほ~・・・ち~り~ぬ~る~を~」
「色は匂えど、散りぬるを、数えてみよう。いろわにおえど、で7、ちりぬるを、で5だね。7-5のリズムで読んでみようか。」
「いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす」
ゐ(打つ時はWIを変換する)とか、ゑ(WEを変換)とかよく読めたな。俺が読んだのを復唱しただけなのだろうか。
「そう、これは歌なんだよ。7-5のリズムで読めるし、漢字で書けるし、意味がある。天才弘法の発案だ。」
(実際、弘法が考えたと言われているだけに過ぎない)
色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならん 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず
原典は般若心教とまで言いませんでしたが、読み方くらいは漢字準拠で、いろわにおえど と読んで聞かせてました。
いろは も 大仏 も インドから。アジア経由しているんですね。
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