ううー、嬉しい~♪
2009.04.01: 賃貸にみるOptionality
をついに行使しました。営業利益率75%に向けたコストカット第一弾ってところです。
しかし、実際の決定は、最適行使問題というよりExotic OptionのTradingに近い形になります。
家賃という複合型(Hybrid Derivative)のリスクをバラバラに分解して、取りたくないExposureを
一つ一つ外していくプロセスです。
まず、大雑把な変更点は
1.オフィスまでの距離
 接近。時間にして20%以上減少。時間は大事なので、利便性の向上は妥協しませんでした。
2.住んでいる建物のグレード
 向上。定量的にあらわすのは難しいですが、ボロアパートから小さなマンションへ。
 もうちょっと広くて近い物件もあったのですが、見るからに汚いので、小奇麗な方を選んでみました。
3.広さ
 減少。半分以下のスペースしかありません。
 2008.05.25: あ~暇だ 空港ラウンジにて 
 で非難轟々だった学説の出発点。荷物が異様なまでに少ないというメリットを活かす時が
 来たようです。ダンボール9箱ですから。
 2008.12.29: Singaporeで買ったもの 半年間の固定資産消費総括 
 で述べた通り、SGPで私は殆ど買い物をしていません。さらにがんばって8箱まで減らしました。
ここまでは1次微分の世界。これに加え、私はあるオプションを売ったのです。
4.間借り
 Room借りには大きく分けて2つの形態があり、一つは、No Owner物件はいわゆるRoom Shareです。
 もう一つのwith Owner物件も広義のRoom Shareですが、私を一方的に追い出すオプション
 を持ったRoommate
となるわけです。
 これが何を意味するかというと、連れ込み禁止・部屋の中での喫煙禁止・夜中騒ぐの禁止
 ということです。
 この1年、一人暮らしで一回も連れ込みをしていない実績がある。(堂々と言うな!と突っ込んでくれ)
 喫煙者だが、部屋で煙草を吸うのは嫌いなので、もともと外で吸っている。
 一人で夜中騒ぐほど危ない性格ではない。
 逆に、No Owner物件の場合、これらを制限されるのが、嫌だという人が集まってきやすい環境に
 あるので、平穏な生活を乱される恐れがあるのです。
 「夜中ずっと喧嘩しているカップルが居る」等のよく聞くトラブルはこれにて回避です。
 つまり、オプションを売りながら、何も失うことなく、平穏な生活のプロテクションが付いてくる
 ありえないトレードなのです。
5.家賃
 減少。かなり。喜びを押さえられない~♪ 予算は必達。勝負あったなって感じです。
 この結果を見ると今までいかに無駄にPremiumを払っていたかよくわかります。
 2008.05.23: 生活が堕ちていく感覚  
 この文章�、あの程度で勝った気になっていた自分が恥ずかしい。ヌルイわボケが!
 例によって、格安物件のComは0.5か月分。Depositeが1か月分です。
 そしてLockup期間は、なんと今回6ヶ月。おぅ! 前回は1年だった!
 もし、この取引に失敗したとわかったら、すぐにまた引っ越せば良いだけのことです。
利便性を追求しつつ、家賃をこれ以上落とすのは不可能というところまで、売れるものは
全部売りまくったと言えるトレードだと自負しております。
追伸
前物件の退去の際、最終月の家賃は払わないという強制執行で、Depositeを取り返しました。