「大卒で一人暮らしを始めた男子、と設定しましょう。まず初任給の平均ですが、2008年4月のデータ
だと20万1300円。そこから保険料等が引かれ、手取りが17万2000円くらい。生活費として、東京の
独身サラリーマンの平均家賃が7万円、光熱費・通信費が2万5000円、1日の食費が2000円として
月6万円。手取りからすべて引くと、残りは1万7000円、という計算になります」
とインターネットに書いてありました。
最近の記事を読んだお友達から「お前色んなものと戦い過ぎ」と言われたのですが、損益計算書
はまさにステークホルダーによる金の奪い合いの構図で、優先劣後構造も反映されたものです。
ですから個人の場合でも同じで「一人暮らしを始めた男子」のなけなしの給与をめぐる魑魅魍魎
たちの争奪戦と思ってご覧ください。
このサンプルの男子の損益計算書を書いてみると
売上・給与所得 201,300 (100%)
税金・社会保障費 -29,300 (15%)
粗利益(可処分所得) 172,000
家賃 -70,000 (35%)
光熱・通信 -25,000 (12%)
食費 -60,000 (30%)
営業利益 +15,000 (7%)
*()所得に占める割合
可処分所得率85%は悪くないですね。Singapore並ですよ。
ここまでは私に引けをとらない財務諸表です。やるじゃないか小僧。
家賃と食費が多いんですねぇ。挙句に、貯蓄率8.7%ですか。
私も収入はほぼ同じような金額でしたが、恵まれていたので貯蓄率が全く違いますね。
家賃:実家に住んでいた時はタダ。寮に住んでいた時は寮費10、000円くらいだったかな。
食費:タダ。ランチ? 寮の食堂の朝飯を弁当箱につめんだよ! そこまでやっとるか新人!
光熱:タダ
通信:PHS月々2000円くらい
交際費:2-3万円は使っていたのではないだろうか・・・
ということで、私の新人時代の貯蓄率は75%だったということですね。
ちょっと青さが残る貯蓄率ですが、所得が低い割りに限界に挑戦している姿勢は感じられますね。
にしても平均の8.7%の貯蓄率って・・・贅沢しすぎ! よっぽど自信あるんでしょうねぇ。
最近の新人さんは傲慢極まりないライフスタイルと。
一人暮らしの苦労を知らないパラサイトシングルだった私が指摘するのも恐縮ですが、
節約すれば、貯蓄率40%は目指せるんじゃないかな。
この例、どうして交際費無いんだろう? お友達とのお付き合いで月数万円は使うよね?
若い遊び盛りなのに、交際無で貯蓄率40%はちょっと悲しい。
金が無いから、交際しないのも不健全だと思うのですが、一体どうやって捻出しているのでしょうかね?
捻出方法については、今後、実体験を例に示していくつもりなので新人諸君はつめの垢を煎じて飲むように。
ただし、その道は決して勧めはしない。