ケチ:=損をして得をとれの概念が無い。あるいは、投資することなく、リターンを求める傾向のこと。
このケチい性向は、日本の株式市場では、
小さな既得権益にしがみつくばかりに、市場全体の規模を拡大できずにいるという形で、多く見受けられます。
日本のEquity Derivativesについて言うなれば、いまだにVanillaの情報格差で食べていきたい
と思っているOption Traderが存在できる甘い世界と言えるでしょう。
Single Stockに特にその傾向が強いですが、OTCのQuoteがMarket全体のものになっておらず、
我々業者サイドのみがアクセスできる状態になっているということ。
Asiaの香港やSGPに比べても、OTCアクセスに、ワンクッションあるのが日本の現状です。
値段を知らない人相手に商売すれば、その情報格差だけで、「ヌケる」わけです。
ですから、Optionは、一部の人だけが理解している、「なんだか難しくてわからないもの」という怪しまれる
地位から脱却できていません。
私にとって、市場規模全体が拡大しなければ、その情報格差で抜ける小さな収益には何の意味もありません。
最初のCash Flowだけでやられた時のことは考えていない日本の幼稚なExotic Derivativesを見れば、
世界第2位の市場規模のわりに、いかにEquity Derivativesが発展していないかわかります。
上場会社のあり方もそうです。
会社は誰のもの?なんて議論されていたこと自体がおかしいと思います。戦後、無理矢理押し付けられた
民主主義と資本主義を法律上だけ受け入れ、得意の本音と建前で、相続税と買収防衛対策を考えてばかり
では、資本主義の長所を活かした経済発展からは程遠いものと言えましょう。
「兵(戦争)は国の大事」と言われる国家政策上の軍事開発ですら、民間で競争させ、株式公開し、
資本を呼び込みながら、世界最強の兵器を作り、輸出して石油と交換している国もあるわけですから。
日本の勝ち組で優秀な人材である社長様・取締役様たちが、上場の意義を問いたくなるような抱え込み
政策に労を費やしている姿は見るに耐えません。
どこかの銀行の頭取が、「サブプライムはやっていない。うちはリスクを取っていない。」と声高に発言していたのを
見ると、リスクを取らない・新しいことに挑戦しない企業トップに何の存在意義があるのでしょうか?
と問いたくなってしまいます。
金融は、血の流れない戦争だと思っています。日本の大銀行たるもの、国内の搾取に集中するのではなく
国家間の奪い合いで勝って、祖国に法人税で貢献するという意識で経営するのが国内トップ金融機関として
の責務だと思います。
自らで兵器を開発できず、相手の武器の威力も知らずに被害をこうむっているようでは、頭取は、責任を
問われてもしょうがない立場だと思います。
世襲にもケチを感じます。
なんか恥ずかしいですよね。自らの功績を世の中に開放するのを嫌がり、我が息子に・・・って。
ケチな発想の極みだと思います。企業ならまだ良いですよ。国家を世襲している方々もいらっしゃいます。
皆さんご存知、北の方と、それから、ここもでーす!
ここは独裁国家ですから、いわゆる二世議員ってレベルの世襲ではありません。
私のケチの定義
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