謙虚で、もの静かに、置くように話し、それでいて主張があり、穏やかなプッシュが効いている。
話に連続性があり、無矛盾。変な単語(市場の慟哭なんて言わんよな)や造語も使わない。
私の印象では、頭の良い人は、こんな感じで話す。
書いていて、あまりにも自分とは対照的で痛いな。
頭の良い人と話していると感じることがある。
聞き手の頭の中身まで理解しながら、話しているな と。
自分の話し方に知能指数の低さが出るのはあきらめるとして、この点については近づける努力をすべきと自分で思う。
悲しいかな、私はそれがわからなくなる。どこまでが公理で、どこから論じ始めればよいのか?
このブログを継続的に読んでくれている方にとっては株式時価総額、Volatility、Call Optionという単語は説明不要なのだろう。
ただ、アジア通貨の記事に関しては、もの言わぬ読者(Web上で)と直接話した結果、
読者のコンセンサスと私の前提にズレがあることを感じる。
自分が調べて新たに得た知識の他に、前提を揃えるために、何かを補足して書かなければならないがそれがわからない。
例をあげよう。Call Optionをどう説明する?
Max(S-X,0)?株式を一定の金額で買う権利?
よくある説明だが、これでCall Optionわかったら天才だよ。この説明にどこまで意味があるのか私はわからない。
07年12月の当ブログ初めて会った時から好きだったで書いた私が実際に受けた説明だが、
上記二つに加え、GammaとTime Valueまで、その言葉を直接使うことなく伝わってくる。
でもこれ、私も、Call Option知らない人に、日経新聞使ってやってみたのですが、全く伝わらないんだな。
もうちょっとシンプルにしましょうか。
Q.「あなたは会社で何をしているのですか?」
私「デリバティブやってるんですよ。」
Q.「デリバティブって何?」
株式時価総額もVolatilityも知らない人にこれをどう説明するのでしょう?
うまい説明教えてください。
間違ってもキャッシュフローの組み換えとか言わないように!!(当ブログ08年1月ガンマ無き者はデリバティブに非ず)
ちなみに私の失敗例
私「株見ながら、博打を張るんですよ。
例えば、明日日経平均が上がったら私があなたに1円払います。下がったら何も払いません。
これだけだとあなたに負けは無いので、それを45銭であなたに買ってもらうことになるのです。
45銭で売買したら、その博打、勝つか?負けるか?を考えるのが私の仕事です。」
Q.「ふーん。」(何言ってるのか全然わかんねーって顔で)
ここでねぇ、
「下がる確率55%あるなら、そんなんやらずに先物たたき売るわ。」
なんて口答えしてくれる人は、ある程度理解しているのがわかるので次が話しやすいのですけどね。
相手が日本人女性だったら100人に1人もいないだろうなー。