ブログの読者が、このブログを読んでふと思ったそうだ。
国際主義とは、Wikiの説明をそのまま書けば、
1.マルクス主義や無政府主義の概念の中で、世界各国の労働者階級が国際的な連帯・団結を強めよう
とする政治思想。
2.国際問題の解決において、他の国家・国際機関との協調行動や対話を重視する外交思想・外交政策。
国際協調主義などとも称され、覇権主義・単独行動主義などと対置される。
3.主権国家間の協調・協力、あるいは国家統合などを通じて、全世界(および諸国家)の政治・経済的
発展を実現しようとする政治思想・政治運動。
うーむ、なんだかまるで違うというか、どこをどう読めば国際主義色が強いブログと解釈できるのかわからんが・・・。
私の考えの根底にあるものとの相違点を簡単に述べておこう。
労働者階級の連帯・団結は望ましくない。民は私利私欲にはしり、目先の欲にとらわれて大義を失う。
だからこそ労働者階級に落ち着いているのであって、連帯など、自らの意思で考えているはずがない
ものである。
国際協調主義も望ましくない。国家も自らの国益だけを追求しているからこそ、徴税や規制に歪みが
生まれ、そこが大きなビジネスチャンスとなりうる。
主権国家間の協調・協力なども同様で、そんなものが実現するなら国家という概念自体が無用。
民は自分自身と家族のことだけ考えていて、国家は利己的に国益を追求する。
民の個別的なBehaviorは知らないが、国家で見れば、アジアの国家は相対的に欧州よりも利己的だ。
欧州は自らの弱さを知り、欧州最強のドイツの多大なる犠牲を伴って、統合通貨が実現した。
アジア統一通貨構想? アジア統一証券取引構想?
無理無理。通貨危機、ギリシャ危機を横目にアジアの指導者たちは「それ見たことか」と独自路線を
歩み続けるだろうよ。そこに無用な為替取引は存在し続け、同様に、通貨規制もまたデリバティブの
前には無意味なものの、歪みを提供し続けることであろう。
民族間アーブを初めとする労働力アーブなどの国際間グローバルアービトラージを徹底的に実行する
とそのうち主権国家間の歪みが無くなり、それを協調・協力と呼ぶようになるのかもしれないが、それ
は単にそのアービトラージ機会の消失であり、それを目指すために実行しているのではない。
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