ついに辿り着いたバンファイパヤナークの地
イサーン3県、ナコンファノム-サコンナコン-ノンカーイ 投資一族の進軍経路
後から確認したところによるとSo PhisaiのWat Porn Sawan(寺の名前)と言うのですが、So Phisaiはメコン沿いではないし、Wat Porn Sawanもメコンから8kmも離れているのですよ。正確なところはわかりませんが、Wikipediaによれば観測地点はノンカーイ内に20箇所ほど存在し、一番有名なのはSi Chiang MaiのWat Hin Mak Pengと書いてありましたが、私が見たところはPhon Phisaiのどこかからだと推測しています。
バンファイパヤナークは18:30~21:00くらいまでの間に観測されますが、付近は渋滞が酷いので、16時くらいに駐車場まで行って、そこから3kmほど歩きます。私にとっては大したことありませんが歩くのが嫌いな東南アジア人にとっては、地獄の行軍だったことでしょう。3kmの道は歩くのとほぼ同じスピードでしか車は進めず、駐車場も限定的で有料なので、歩く方が合理的です。そして、行軍のスピードが遅かった、お母様とファノム妹とはぐれてしまいましたが、携帯電話がつながらないほど人が密集しています。外国人の姿はほとんど見受けられず、タイ人ばかりのお祭りです。私は車の荷台の上の子供達から見られています。「ちょっとガイジンに見えるかもしれないけど、同じアジア人!」と心でつぶやきながら1時間の道を歩きました。しかし、このガイジンな見かけなおかげで、はぐれてしまって連絡が取れなかった、ファノム妹とお母様が「あっ、あそこにエキゾが立っている」と発見しやすかったとの報告を受けています。僕のルックスは、端正な顔立ちやスタイルの良さではなく、強烈な存在感だけを追求したものですからね! 当然ですw
メコン川沿いに到着、ちょうど日没直前18時前くらいです。細かい場所がわからないのですが、メコン川を挟んで太陽が沈んでいるので、ラオが西側に位置する、つまり地図上で、メコン川が北に向って流れている地域ということがわかります。チベット高原に源流を発し、中国の雲南省を通り、ミャンマー・ラオス国境、タイ・ラオス国境、カンボジア・ベトナムを通り南シナ海に抜けるメコン川は、原則的に北から南へ流れているのに対照的な流れとなっている区域となります。夕日に映えるメコン川が既に美しいです。人がごった返しているタイ沿岸に対し、向こう岸のラオス沿岸は閑散としています。おそらく18時過ぎに日没、18:30には辺りが暗くなります。ラオス側は道路も整備されてないような区域である可能性が高そうです。日没とともに満月の位置は東側!
機は熟した・・・
私だけがメコン川沿いに立ち(ご家族は座って)、待っています。河に面したところは、もっと早くから来ているタイ人で埋まっていますが、川沿いの道路に立っているだけで、可視領域はほぼ変わらず、メコンの川面を見ることができます。灯籠飛ばしや花火が盛んなので、空が既に人口の火の手が上がっている状態です。
オオーーッ
民の歓声が上がります。何? どこだ? 見えないぞ? オオーッとまた歓声。ノンカーイの案内人が「既に十何発か出たな」と言う頃にようやく私も認識できました。火の玉というと、人魂のような動きを想定していた(とはいえ人魂を見たことは無いんですけどねっ!w)ので、見逃していました。数十個の火の玉がボワーッと浮かび上がるのではありません。一つずつかなり小さい赤い玉が、赤い花火のような動きで飛びます。ランダムな場所から数十メートルまで上がり、数秒で消えます。カメラで撮影するが極めて困難な現象です。見た目は、花火で複製できそうな残念な感じなのです。
これがYoutubeで拾った画像です。
灯籠と花火が飛び交うのでわかりにくいですが、最後に破裂したり火の粉が飛び散るのは花火で、川面に対して60-80度くらいの傾斜角ですっと飛ぶのが火の玉です。タイ政府が人心掌握のために仕組んだ耐水花火疑惑やラオスからの散弾攻撃説も否定しにくい見かけです。18:30~19:00までの間、約30分ほどで100発程度(うち私が観測したのが50~60発)の火の玉が上がりました。そして19時には気の早いことにノンカーイの案内人が、渋滞が酷くなるからと言って、撤退を表明します。でも確かに19時頃になると火の玉が上がる頻度が落ちてきています。そして撤退するタイ人で歩くのも困難なくらいの人混みが形成されているので、間違った判断ではないのでしょう。彼が3kmも離れたところに駐車した理由は帰りに明らかになります。行きよりもさらに酷い渋滞で、車の間を人が絶え間なく歩いているので、駐車場から道へ入るのも非常に時間がかかっています。
横取りネーさんから教えてもらって約1年弱のバンファイパヤナーク鑑賞計画、ここにて完了しました。私はバンファイパヤナークへの案内人を確定せずにシンガポールを出発している。タイに現地入りしてから落下傘部隊に連絡を取っているのだ。タイ全土落下傘部隊の威力をもってすれば、臨機応変に、そして自由にタイの中を泳ぎまわれるかどうか試したのだ。バンファイパヤナーク鑑賞計画とは、単なる自然現象を楽しむ観光ではなく、落下傘部隊の威力を改めて確認・示すための計画だったということだ。ノンカーイという僻地に行くことと日程・時間が限定された自然現象の観測と比較すれば、イージーで偶発的な要素を含んでいるため”計画”とは名づけられないが、バンコクの水上マーケットやディスコに行きましたというのも単なる旅行記録ではないのだ! 毛利元就ばりで、一人一人は弱く、薄い忠誠心しか持っていなくとも、束にすれば、アジア一国一愛人構想に基づく、強力なタイ全土落下傘部隊になるということを示した記録なのである。
【ガラでもねぇこと特集】
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2013.03.04 マルタの鷹
2013.01.16|タイ全土落下傘計画 4/17 ~パタヤでお洋服
2012.08.30 第二次タイ攻略 12/15 パタヤ入りWS
2012.04.17|おおきなかぶ、むずかしいアボカド
2012.03.07: タイ旅行 9/11~ディスコ
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2009.05.25: 珍しく女の子口説いてますね ~BBQ
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2008.10.02: DBSからのプレゼント