香港・日本人倶楽部(会員限定)
和食。刺身を中心にいただきます。金目鯛、秋刀魚、牡蠣(デカイッ)とビールと焼酎などを飲みながら、思い出話。私がかなりケチで、先輩は証券業界にありがちなバブリーな感じではあるのですが、ことあるごとに「バリュエーションとして間違っている」と私に指摘されるのはムッとするようで、この店に入る前に、「通常の店に比べて商意識が低いので、質の割りに値段は割安」と強調していました。こんなに大きな牡蠣を食べたのは久しぶりだったので、そのバリュエーションは間違っていないでしょう。
バブリー先輩 vs どケチ・エキゾ
・職種: 株式一本槍の快活な営業 ⇔ 評価モデルだなんだのオタクな商品開発・トレーディング
・株価感応度: 上がると元気になる業界によくいるタイプ ⇔ 下がると苦しそうな顔をしながらも、元気一杯買いに走るタイプ
この時点で性格上合わなさそうだし、仕事上会わなさそうなのだが、香港だとこういう2人が一緒に仕事をしたりします。株式の営業にとっては、上場ものである株の委託取引なので、「商品を作る」なんていう概念はビジネス上存在しません。目の前で行われるデリバティブの組成とプライシングは、彼にとって大きな衝撃だったようで、それから互いに認め合い、仲良くなりました。
・飛行機: いまだにビジネスクラスw ⇔ マイレージって何?のLCC 時代ですよねぇ?
・地上移動: タクシー ⇔ 徒歩が原則、バス、それ以下の貧民のための交通手段
ただ、そんな二人とも不思議と、車は持たないということで意見が一致している。「空港までタクシーで行ったって200HKDくらいだし車いらねぇ!」、「空港までタクシー? ありえん・・・」
・アジアの遊び場: フィリピン重視 vs タイ重視 タイ・フィリピンは二人とも認めるが、確かにフィリピンのほうがバカっぽくて楽しいw
・アジアの遊び場2: 韓国 vs インドネシア これはかねてから主張しているように、GDPはともかくも、人口・国土面積、地図上の位置から考えて明らかにインドネシアは重要なので俺が正しい。まー、インドネシアは、もはや遊びじゃないんだが・・・。
超ドケチ会社生活
バブリー先輩は、私の香港時代のドケチっぷりを思い出して笑っていましたが、トラム通勤くらいで驚いてもらっては困ります。
・盗水(金曜は多目)、香港の水道水は飲めないのだが、「水を買う」などという愚行が私には許せなかった。
・出勤時か帰り際にトイレ というのも私にとっては基本動作です。
・会議で余った弁当・食糧等はアシスタントに頼んで持ってきてもらい、家に持って帰って食べる。
バブリー先輩と超ドケチで有名な私の不思議な共通点
・自称天才
・酒好き、女好き、夜遊び好き
・日本に帰りたくない理由
・普通に働くのが難しい理由
こんなものだと思いますが、自称天才が共通しているのは大きいでしょう。彼は自分のほうが優れていると思っているでしょうが、ここは私のブログなので、いかに私の方が優れているか、公開・悪口といきましょう。
バブリー先輩 vs どケチ・エキゾ 第2ラウンド
スマホを電話として使っているw ⇔ ノキアを日本除くアジア中で使える電話・時計・目覚ましとして使っている。
奢られて頭下げるくらいなら、奢りたい ⇔ 一見タカられているように見えても、本当にタカっているのはこの俺だ!
バブリーな消費ができなくなったら死んだほうがマシというくらい消費好き ⇔ 消費に使う金などゼロでも、新宿に転がり残飯を食い漁りながら生きていく覚悟がある!
ノキアの話は冗談としても、「金など要らん」というこの私の覚悟以上に強いものは無い! はっきり言って格が違いますw
さて、私の主張を終えたところで、先輩からの反論は、次のステージ2次会にて行われます。
韓国カラオケ(ラウンジ? サロン的な雰囲気です)
日本人がほとんど居ないのですが、日本語を話せる韓国人女性(女の子というよりは女性という年齢で落ち着いた雰囲気)がいます。お客様はグローバルですが、親日派でなぜか日本語が聞こえてきたり、日本語の曲を歌っている人が多いw さすが香港、シンガポールとは親日度が違いますね。韓国訛の英語を久しぶりに聞きました。開始5分で
・韓国人女性 顔と目を見つめながら「真面目そうですねぇ」(でもお前には隙がある!とは発言しないまでもそう言っている態度)
・バブリー先輩 「お前、めちゃくちゃ頭良いけど馬鹿なんだよ。でもそこが可愛い。」
一方で、韓国カラオケの場では無いのですが、いつも、
・タイ人女性 「あいつら(タイ・キャバ嬢軍団)に良いようにカモられている。気をつけたほうが良い。」
・インドネシア人女性 「引っ越したんだけど、私の家見たい?」
・フィリピン女性 「ホテルまで行っても大丈夫~♪」
・日本人女性 「あなたがどうすれば喜ぶか、私はわかります。」
この6つは、悔しいことに、同音異義ならぬ同義異音です。意味は「バカにはしてないけど、なめている」です。私の周りのアジア各国の女性達が私を嘲笑していることは知っているゆえに、反論できません(泣
女性には、なめられている と感じることが多い日常ですが、さすがはプロです、5分で見切ってきました。バブリー先輩=営業職もお客様の属性を即座に見抜きながら話さなければいけない都合上、「こいつはどういった人間なんだ?」を読み取る能力に長けているのでしょう。日本語も英語も満足に話せないアジア女性も同じことを言っているということは、人間性を読み取るのは、言葉からではないようです。肌を合わせれば分かるというのは感覚的に理解できますが、それよりも前の段階で彼らは見切っています。夜の世界で生きている女性達も接客という意味で広義の営業職なので、バブリー先輩とアジアの女性達はかなり近い感覚でモノを言っているのでしょう。
別の席のお客様から、私達にドリンクが入りましたw こういうのの対応は私は手馴れたものなので、まず立ち上がって会釈をし、飲んだ後は、空いたグラスを持って近づいて、「これどうもありがとうございました」ともう一度お礼をすることで、「もう一杯飲む?」という言葉を誘導して、キッチリ2杯分奢ってもらうタカリ根性を忘れません。仕事上、頭を下げなければならない先輩にとっては億劫なこの行為も、仕事上、頭を下げることはまず無い私にとっては、プライベート基本動作の一つですw
嬢「香港に住んでいるの?」
俺「いえ、シンガポールです。」
嬢「出張ですか? いつまでいるの?」
俺「遊びです、一ヶ月くらいいると思います。」
嬢「一ヶ月も? 仕事は何をしているの?」
俺「何も・・・」
嬢「えー、いいなー、お金あるんだー。私もそうなりたいなー。」
俺「いいえ、お金はありませんよ。」
嬢(本当に金の無い奴はウチの店には来ないんだよバカ野郎。コイツは謙虚に金が無いと言っているのだろう・・・)
酒の席で説明しても無駄なので、ここでは、はっきり言いますと、お金が無いというのは謙虚に言っているのではなく、本当にお金がありません。私からすれば、お金がある=米国株式指数が最高値を更新している時にキャッシュというアセットクラスに資本を割り振った負け組ということになります。俺の資金はデリバティブの証拠金に投じられており、遊んでいる”おかね”=現金など誤差ほどにしか保有していない。S&P500が1800、CNYが6.1x、これらのチャートが頭に入っている人間ならば、俺の「お金が無い」発言は、俺は勝っているという自慢話を意味することくらいはわかるだろうw そして、今回、私が香港に来た理由は、日本を含むアジア通貨が暴落を起こす中、アジア通貨で2013年対ドルで唯一上昇した人民元、そして、長い間中国オンショアの高金利で成長を続けてきた中国オンショア人民元・預金を一部利食うために、来たのであって、便宜上、香港に遊びに来たと言っているのに過ぎないのだ!
秋の香港の寒い気候が私を襲ってきて、ワイシャツ1枚では寒すぎる温度になってきたこと、明日は中国行きで朝が早いことが重なっていたので、0時前に撤退しました。
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