KOSTの住民は中産階級
家賃2mil IDR(2万円)/月の高級物件だけに、そこに住む住民もさぞかしガラが悪いのだろうと想像していた。2日間の滞在で大体全員(5名ほどしかいないので)の顔を見たが、意外にも平和そうな顔をした人が多い。貧しさと苦労が顔ににじみ出ているような人が居ないということだ。苦労を知らない日本人のお前が、「苦労の無い顔をしておるな」と偉そうに言うなと言われてしまいそうだが、事実、そう見えるのである。室内は禁煙なので、外に出てタバコを吸っていたら、英語で話しかけてきたのはフィリピン人。5年ほどジャカルタに住んでいるそうだ。「マニラは気をつけたほうがいいな、金のネックレスとか危ない。」と言っていたので、「今度、クラーク・アンヘルスに行こうと計画している。友達の話によればマニラよりも安全で良いところと聞いているが?」 「それは俺の故郷だよ。ああ、アンヘルスは悪くないな。マニラよりも安全だ。ところで、バスケットボールやらないの? 靴もボールも貸してやるよ。明日の20時から。日本人のチームも来ているよ。かれこれ4年の付き合いだがな。」 と提案されたが、灼熱のインドネシアで2時間もバスケをしたら病院送りになりそうなので、お断りしておいた。
ジャカ1の意見では「月2milはお金持ち、貧しい人が住んでいるのは50万IDR/月くらいの物件だよ。」 「ハハハ、金持ち言うな、中産階級な。」 一般に、インドネシアの金持ちというのはは、日本一の柳井さんよりも持っているであろうHartono一族のようなタバコ貴族であろう。大学時代、クラスに一人インドネシアからの国費留学生が居たのだが、彼に媚びへつらわなかったのが今も悔やまれる。時計の針を戻してくれぃ! 日本の閉鎖的な文化ゆえに、彼はちょっと仲間はずれの傾向があった。「日本語通じるの? 実験のパートナー一緒になっちゃったら面倒っぽいよね」のような感じだ。「そこに落ちている1万円札が本物なら既に誰かが拾っているよ。」とArbitrage Freeを説明した皮肉があるが、大学構内には、億の金が落ちていたのだ! インドネシアのエリートというだけでなく、金持ちもしくは権力者の息子であったことは間違いない。「オフショアで売った恩はオンショアで取り戻せ。」 この発想が当時18歳の俺にあれば・・・。「日本は外の人には生活しにくいでしょう? 困ったことあったら24時間電話くれて構わないよ。」と言わしめただろうに。彼は今頃、インドネシアの城みたいな家に住んでいるに違いない。
歩いて3分のところにインドマート(ローカル・コンビニ非24時間営業)があるが、品揃えが今ひとつなので、今日は10分歩いてセブンイレブンで朝食を買おう。スパゲッティ・ボロネーゼのレトルト 19,500IDR、マンゴープリン 10,000IDR、ネスカフェ・コーヒー 4,500IDR、ビンタンビール16,500IDR×3で合計83,500IDR。意外に高いよね。驚くほど安い物価ではないのがお分かりいただけよう。ビールが割高で、他のものは日本の半額くらいのイメージだがな。ジャカ1の話ではマクドナルドでもピザハットでも電話すれば宅配してくれるらしい。
今日はジャカルタ上陸後初の引きこもりデーとしよう。Blok Mの日本スーパー Papaya Fresh Galleryのタイムセールで購入したおにぎり4つ(なんと1個4,600IDR!)で、2日分の朝飯を確保してある。だが夜飯は買いに出かけよう。ピザでも食いたいと思うのだが、Cipeteの近所を無駄に散策するのも嫌なので、結局Blok M PlazaのDomino Pizzaへ。American ALL STARのミディアムサイズが58,000IDR、コーラが8,600IDRで、安いが激安ではない。バーガーキングのWhopper Jr.のセットが29,800IDRであったことを考慮に入れると多少割高だ。そこで簡単に夕飯を済ませ、せっかく来たので、
美容室でCream Bath(洗髪&マッサージ)
5Fで20,000IDR。激安!! KOSTでお湯が出ないこと、シャンプーも付いてないので石鹸で洗っていること、現在人生史上最高に髪が長いので、整髪料を毎日使用していることと、多少のお手入れも苦しゅうないこと、また観光をしているわけではないが昼間篭っていて、パソコン疲れによる凝りは上半身のマッサが有効であること、この5つの条件下では、Cream Bathはかなり有効で割安だ。私が行った美容室は、たまたま男性美容師、私の担当はオカマだった。
最初シャンプー、トリートメントしながら頭皮マッサ、肩首マッサ、お流し、ブローで終了だが、さすがプロの洗髪。心なしか髪がさらさらになった気がする。5,000IDRほどチップを渡しておいた。しかし、ヒジャブをかぶった女性が美容室でマッサを受けているのは不思議な光景だった・・・。髪を見せてはいけない=髪を切る・シャンプーもだめとなり、体を見せてはいけないモスリム女性が、男性美容師に肩マッサを受けているという・・・。良いのかな? ネシア・モスリムだから良いのか・・・。
追加の Blok M Square 床屋情報
3FのYOPIE SALONだが、Cream Bath 22,000IDRだがBlow 22,000IDRが必須なので割高だ。
帰り途中にあるCipeteのFamily Martに寄ってみた。ファミマはFatmawatiを挟んでセブンイレブンの対面にあるのだが、このFatmawatiの道路の交通量は、横断する気が失せるほどの激しさなので、初参りである。驚きの価格、ビンタンビール15,500IDR(激しいインフレについていけず表示価格は14,500IDRのままだ)、マールボロ・レッドが14,200IDRと最安値更新だ! タイでは存在感があるファミマだが、ジャカルタではマイナーなので広告費用なのだろうか? インドマート・アルファマートに比べると圧倒的に綺麗だし、品揃えがいいし、値段も安いと来た。 これからはファミマでビールとタバコを買うぞ!
今日のアクシデント 停電! @12:35(ジャカルタ時間、東京時間14:35)
もーぅ、場中に困るよ。指値してないからいいんだけど、PLしめる時までに回復してくれよーん。まー、個人だからイブニングの適当な時間で、しめても誰も文句言わないし気にしなくていいんだが、なんとなく気分悪い。バタムでも遭遇、当然、ジャカルタのブロックMでも遭遇、そしてここCipeteのKOSTでも、5日目にして初停電だ。しょうがないのでシャワーでも浴びるか・・・、あっ水まで出ない・・・。しょうがない水飲んでタバコでも吸おう。ノートPCはバッテリーだから使えるなぁ・・・。停電の間中、何もすることが無いので、こうやってメモを取ることができる。15分ほどでリカバリー。しかしネットが回復しない! ルーターは作動していそうなのに、Wifiが有効にならず。シャワーでも浴びよう、まだ回復しないので、試しにPC再起動したら復活14:11。引けには間に合いました。でも今は個人なのでいつもは14:09にPL付けているので、間に合いませんでした。いいか、日本国民よ、この停電でも落ち着き払った俺の有様を見て、東電様には感謝しないといかんよ。わかるか? ここじゃ、停電は当たり前なんだ! ネットがしばらく切られることを前提で行動しているんだ。通貨の信認、店を探しながら歩ける道路(ジャカルタの歩道は、足元を常に見ていないと、心配なくらい道が悪い。ランダムに穴、ドブが口を開けて待っている)、そして、電力の安定供給、この全ては当たり前のインフラではないのだ!
日本の固定電話に国際電話(インドネシアの通信会社AXISのプリペイドより)
ある人物の誕生日なので、「誕生日おめでとう」コールをする。しかし、今夜は待ち合わせのアポがあり、その時プリペイドが切れているとまずい。まずBalance Checkの番号を確認。*888#、30,000~32,000IDRほど、まだ残っている。日本にコール・・・「おぅ、俺だ・・・。まだ帰ってない? 今インドネシアで電話あれだから、帰ってきたらSkypeに来てくれ。はい。」 通話時間20秒。もう一度残高チェック。28,000IDR。むぅ20秒=2,000IDR(もしかしたら4000だが多分2000が濃厚)、つまり1秒1円だ。お誕生日コールはいつも10-20分だから、確実に途中で切れていたな。夜のアポの通話料は確実に残っている。若干でも残高があればジャカ1にSMSすれば、チャージできる。※ジャカ1のセカンド・ビジネス プリペイドカード販売 を参照のこと。
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