パタヤ1号は夜から仕事のようで帰る。仕事は夜のお店ではなく、服屋の仕入れを担当しているらしいが、仕事は不規則で寝る時間も無いほど忙しい時があるらしい。原則はバンコクの工場で買い付けだが、商品のチェック、服のカスタマイズ(縫製)、出展準備なども含まれる。ただ仕入れが一段落すると休みが取れ、2週間、1ヶ月と休むことがありうるなんとも想像が難しい自由業だ。という内容もiPhoneの翻訳機能を使いながら聞き取ったことなので、50%くらいの精度であろうが・・・。
パタヤ1号金持ちだよなーw 話によると、家1軒、車3台持っていて(家族との共同購入っぽいが)、家族全員の医療保険まで払っているらしい。そりゃ金無くなるわ。iPhoneも持ってるし。金遣いが、まさに俺の間逆だ。シンガポールの公共住宅、しかも間借りに家賃を払って住み、車は所有せず、医療保険は割安な日本で一時的な加入、電話は時代遅れなノキアで済ませている。余談だが前回、日本の健康保険料1か月分を4440円役所窓口で支払ったのだが、「保険料金値上げのお知らせ」という手紙とともに3100円が還付されるという事態が発生したので、実際は1300円の健康保険だったことになる。実家の面倒見ている夜の嬢は多い。日本の国民皆保険・国民皆年金のおかげでこういうことが起こらないので、高額納税者であろう読者諸君は文句を言わず、老人福祉・社会福祉と思って払ってやって欲しい。
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「実家は農家なんだろ? 農協からローンしてトラクター買ったりしてるだろう? 俺なんかIBRDに金貸してるんだぞ!」 なーんて小粋なジョークはパタヤ1号には通じないので、ここでつぶやいておこう。IBRDやIMFの筆頭出資者であるアメリカ政府にも金貸してたんだぞ! は事実だが、くどすぎる。「いやー僕はiPhoneは買えないな。アップル株なら持ってるけど。」という通じにくい笑いを取るためだけに、アップルは買えないわ。「お前がノキア株で損した金でiPhoneが何台買えるんだ?」なんて嫌味は言ってくれなくて良いぞ。
昨日渡辺直美と中島みゆきに「数珠は?本は?」と指摘されたので、トレードマークを2つ装備して、夜は、ケバブ60THBをかじりながら、意気揚々とSoi7に向かう。しかし、途中で「酒飲みたくないな」という気まぐれな病気が発生し、引き返してホテルにこもりました。ちょっと昨日飲みすぎたかな。パタヤ1号を大事にしている理由、夜でかつ非おみず系の仕事をしている落下傘部隊は、夜遊び観光を妨げることなく、昼間に遊んでくれるという、大きなメリットがあるのだが、そのオプションを早くも放棄するという贅沢な行為。マジで飲みすぎたんで、ちょっと休憩。
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今日は敢えて120THBのハンバーガー(赤丸)にトライしてみる。ハンバーガーが80THBで入手可能な屋台(青丸)が、歩いて2分くらいの場所にあることはわかっている。その違いは、大きさである。それからオニオンに火が通っているのが、120THB、生オニオンのままが80THBである。私は生オニオンが好きなので、次回は80THBにしよう。ピザは白人サイズなので、よほどお腹がすいている時に。
Soi 7 の店で立体四目ならぬ、平行四目。両サイド・バージョン。これはかなり難しい。立体四目やりながら大分酔ってきたので歩いて帰るかなー・・・
深夜3時のパタヤ、帰り道に財布をひったくられた!
LB風の奴が声をかけてきたので、「ごめんなさーい」と逃げていたら、私のズボンの後ろポケットに入っている長財布にすっと手が伸びていてあっという間にひったくられ、コンビのバイク男の後ろに乗って、逃げられた。ヤバイ・・・無一文だ、とりあえずパタヤ1号に電話。ホテルの近くだったので、即効でホテルに帰ってクレジット・カードを停止したので、被害額は現金のみ13000THB=40000円ほどで大したこと無かった。持っている現金の一部を財布に入れているだけだったので、現金はまだまだある。ちなみに取られた場所は、くしくも上記地図の青丸と赤丸の間だ。
パタヤ1号、何日も前から「パタヤに行く」と言っていたのに、やって来るのは1日遅れのつれない奴なのだが、「助けてくれ」と電話すれば深夜3時にもかかわらず10分で来てくれる心強いガードだ。中国でもインドネシアでもやられたことがなかったのに、後ろ差しの財布をまさか愛するタイでやられるとは・・・、とてもショックだ。クレジットカードを即止めて被害額がゼロであることが確認できているので、金額的には知れている額だが、精神的にとてもショックだ。
パタヤ1号「金が必要か?」
俺「大丈夫だ。まだ金はある。金庫に入れておいた。」
パタヤ1号「何か事故にでもあったのかと思って・・・」
俺「財布取られただけ。クレジットカードは問題無し。怪我は無い。怖くも無い。ただ・・・、とてもショックだ・・・」
パタヤ1号「だから財布の後ろ差し止めろって言っただろ・・・」
俺「ごめん・・・、でもありがとう。」
パタヤ1号「ネックレスやかばんをひったくられるというのはよくあること。タイは、半分はいい奴だが、半分は悪い奴。気をつけないと。」
パタヤ1号は、「いつも余裕かまして偉そうにしているおめーが、金に困っているなんて珍しいじゃねぇか、どーした? ワシが聞いてやろう。」というような表情で私の報告を聞いていた。
とショックを受けている私をカバーしてもらい、私は「お前が居てくれてショックが和らいだわ」というお礼の気持ちをこめて土下座したら、「それは止めろ、男が女にしてはならない。」と怒られた。
とりあえず、明日はパタヤ1号と銀行に行って、カードの再発行手続きをしようと思う。カードを止める際に国際電話をしたので、プリペイドのバランスがほぼゼロ。これではいざという時にパタヤ1号に連絡も取れないので、コンビニでチャージしようとしたら、「ワシがやっといてやる。後で電話する。」と言ってくれ、パタヤ1号は帰っていった。仕事を投げ出して駆けつけてくれたようで、5分後に電話があり、通話できるようになっていた。
【少し騒がしい脅し】
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