ブギス
後輩から「ラーメン食いに行きませんか?」 即答Yesで、BugisのIlmaの4FラーメンチャンピオンにGo。今1Fは工事中なので、裏手から入場。前回、バリ男の濃厚ラーメンでかなり胃が厳しかったので、今回はつけめんTETSU。魚貝系だしにトライしてみました。前回来た時はできたばかりで厨房は日本人だったが、今はローカルにトランスファーしたようだ。日本人女性客も多い。
後輩が「まだ酒飲みたくないんスけど・・・」 というのでブギスジャンクションでコーヒー。すべて日本語メニューあり(だけどまったく日本とは関係ないただの演出)のチャラチャラした店で、ストロベリーヨーグルトスムージー飲んでました。男二人の客など我々だけしかおらず、フェミニンな雰囲気の中、2時間ばかし、メンズトークしてました。その間、なんとバンコク・タニヤの同志Yuちゃんから電話が・・・
「バンコクはまた行くからそのときね」
今、シンガポールにいます。カッページで働いてます。お客さんいなくて暇だから遊びに来てください」
ぁぁ・・・、バンコクの楽しかった思ひ出が胸の中でリフレイン。Yuちゃんもバンコクで一夜を供にした同志だし、楽しかったなぁと感傷に浸る。ブギス・・・ここは東京で言うなら原宿に相当するフェミニン地区。10代向けのしょうもない雑貨屋や喫茶店の密集地帯だ。2時間もいれば少しストレスがたまるので、「そろそろストレス開放地区に行かないか?」
とりあえず、本当にYuちゃんなのか確認しにカッページに向かう。カッページとは、日本人相手のキャバクラビル、ここではキャバの類はKTVと呼ばれている。ホステスの国籍はフィリピン、日本、タイだ。コストパフォーマンスの悪さを聞いているので、一度も足を踏み入れたことがなかったが、バンコクの同志、Yuちゃんから直接電話があれば、考えなくもない。
フィリピンパブの回想
私が良く行くのはフィリピンパブだから、少しその話をしよう。ホステスの実態は知らないが、あの営業電話と営業SMSのヒット率ってどのくらいなのだろうか? おそらくかなり低いと思われるが、暇人の私には有効だ。「今日、お店暇なんです」「今日、誕生日なんです」(お前、誕生日1年に5回くらいあるだろ?)みたいな感じで、営業をかけて「20時に行く」と私からの返信が来れば、レディースドリンク確定の太客だ。店が暇な時、売上が悪い時に呼べば来るという都合のいい客だ。一杯20ドルのドリンクですら、しぶるケチケチ・シンガポーリアンの中、30ドル×3(9ポイント)ゲットも普通にありうる太客は、多少、店の中で暴れたりするが、オーナーも見て見ないふりをしなければならないくらいの大物ぶり。
たまたま女友達とフィリピンパブに行った時にとった貴重な写真がある。男の社交場のルールを知らない女友達が写真を撮ったから存在するレアもので、撮影直後にオーナーが飛んできて、「店内でのカメラ御使用お控えください」と注意されていたが、もう撮っちまったもんね。
最も長い間、私から御指名を受け続けていたのは、店の中で一番の長身(167cm)、そしておそらく最重量のミーアちゃんだ。踊りが大好きな重戦車ミーアちゃんだが、油断は禁物。ちょっと風邪をひいたりして店を休むと、あっという間にライバルたちが太客を奪いにくるという弱肉強食、恐ろしき女の世界だ。とある新人さんが、「今日、初めてなんです。一杯おごってくれませんか?」とこの私に言ってきた。
「そうか、じゃあ、ウェルカムドリンクね。とりあえず20ドルだ」と答えた。
彼女は自分のドリンクを持ってきて言った。「怖いよー、女の子たちがみんな私を見てる・・・」
そりゃそうだ、太客の動きはホステス全員が見てる。次は自分がお気に入りなれるか? という太客争奪戦が繰り広げられるパブにおいて、ポッと出の新人がいきなりドリンクゲットしたら、「あん? 何やってんだあの女・・・、まさか横取りしてんじゃねーだろな?」という目線が飛んでくるに決まってる。このようにフィリピンパブで遊ぶなら店で注目の太客になった方が効用がデカイと思うんだが、みんなからは無駄遣いと非難されている。しかしカッページで遊ぶことを思えば200ドルには遠く及ばない、100ドル(6000円)程度の日本からフィリピンへのODAだ。
カッページ
さぁ、私が敬遠するカッページ、タイキャバ~どこや~? タイキャバ~と、えーっと2Fって言ってたよな・・・、わからん、見当たらんぞぉー。「Yuちゃん2Fに居るんだけど? カッページだよね?」ともう一度電話する。「エレベーターの前、今、店の前に出た!」「おーう、Yuちゃん、タニヤ以来だ!」 久しぶりのご対面。
セット料金(4杯80ドル)と(飲みホ120ドル)、レディースドリンク15ドル。グロスでこの料金ということは・・・2時間いたら200-300だろうな・・・と察しが付く。店の前で説明を聞いていると、店の中から30人ばかりのホステスたちが猛獣の眼差しをこちらに向けているのがわかる。タイに何も思い入れのない後輩は気が進まなそうな感じだったので、「Yuちゃんごめんな。ちょっと別で飲んで、後で戻ってくる。安心しろ、俺は絶対に約束を守る」
オーチャード
その足で久々にブリックスに向かう。私がサンダルだったので入店お断り。またも歩いてオーチャードタワーへ。今日はロメオとクレイジー・ホースには行かないと決意。今日はTop5だ! ここはヨーロピアン系のポールダンスバーだ。長身・白人のピラニア・ネーさんたちがウヨウヨしていて、ステージの歌と踊りはぴか一だし、10ドルのビールで延々粘れば激安バーと考えられる。アジア人のピラニアに比べて、東欧人のピラニアはおとなしく、店の人なのか、客なのかの区別がつきにくい。アジア人のピラニアは化粧と服がいかにも本職系なのに対し、東欧人のピラニアは、かなりネーさんなみかけの人もいて、どっちなんだろう? と思っていると見分け方法を発見した。白人女性のお客さん=飲んでいる=ドリンクを持っている。確かにそうだ! ドリンクも持たずに座っているなんて不自然ではないか! 目線に注意しないとピラニアが寄ってくるので、ドリンクを持っていない女性に3秒以上視線を固定させるとウインク+立ち上がって向かってきそうな雰囲気だ。しかし、この白人ペースはちょっとだるい。ビール飲むスピード異様に遅いし、動かないでじーっと待ってる感じ。ピラニア相手に、ナンパみたいなアプローチとネゴシエーション。アジアのピラニアは、もっとがっついてるし、俺もアジア人でせっかちだから、このスピード感の無さは少しだるい。
【シンガポールの大人の夜遊び】
2011.05.18: Whisky Live (試飲会)に行ってきました
2011.03.30: BAR84でストラビンスキーを背景に飲んでみた
2010.06.10: ピアノのコンサートに行ってまいりました
2009.12.08: Morton@Mandarin Oriental
2009.11.18: Dempseyに行ってみよう ~Culina Enoteca 肉です
2009.10.21: Whisky Tasting@Flow
2009.09.14: LUNA Night Club
2009.07.27: Whisky Bar ~Screening Room
2009.06.15: しま@Goodwood Park
2009.03.24: Dalmore 12y
2009.01.19: Changi Villege Report
2008.11.17: 静かなBARを発見
2008.08.08: Geylang Street Gambleの期待値
2008.05.17: 相場のことは相場に聞け