証拠金取引・・・一般に10倍から100倍のLeverageをかけ、短期的に収益を狙うもの
Leverage嫌い・超Conservative投資家の私には縁の無い世界と決めてかかっていましたが、
場合によっては、Leverageという選択肢もありうると思いました。
段々、投機色を帯びてきたな と思われそうですが、実は全く逆です。
ここでも、また中立測度(通貨)変換問題が絡んできます。
駐在員の方は、いつの日か日本に帰ることを想定されているので、円中立測度をお持ちかと思います。
円中立の投資家が、USDで給料をもらう場合、給料そのものが為替で揺らいで見えるはずです。
それを嫌う場合、給料をもらったら直ぐに円転するわけですが、それをもう一歩進めて、
先の給料分もHedgeしたくありませんか?
俗に言う先物売ってヤツです。
Leverageを使って、金利というHedge Costを払えば、将来の給料の為替変動を抑えることができます。
何もしないで給料支払日まで待つ行為は、私から見ればRisk Taker。違いますか?
日本国内投資家の方で、株も外貨も売ったから、今はノーポジという人が多いですが、
それは私と認識が違います。あなたのポジションは円の素ロングです!
さて、私の場合、この取引で、やっとSGDの”Intraday” Chartから目を離せます。
SGDが上がったら追証を入れ、余剰キャッシュを高値で売ります。
下がったらこの取引で増えたキャッシュと共に安値でも売ります。
いずれにしても、ポジションは閉じません。
閉じるタイミングは、5ポイントとか10ポイント、為替のファンダメンタルなどではなく、実生活に合わせます。
1.短期間に大暴騰
 例えばSGDが対ドルレート0.3-0.7(現在1.4)まで上がれば、追証を払えないので閉じざるを得ません。
 でも、その時は給料が、USDベースで数倍に膨れ上がるので、国外で自慢できます。
2.この物価なら永住しても良いなと思う(これすなわち測度変換)ほどの大暴落
 SGDが3.0以上まで大暴落すれば、流石に安く見えてくるので、SGD Holdも検討しましょう。
 大暴落は、この取引では儲かるけど、給料半分。トータルでは負けです。
3.SGDのIncomeが止まった時
ね?
Leverageも、所得に見合った量でやるならば、適度な給料Hedgeと言えなくもありません。
おまけ
ちょっとテクニカルですが、個人でできるクオント投資のススメ。
株をCashで買って、その分通貨をLeverageで売れば、通貨Exposure無しのクオントの出来上がり。