Lara Djonggrang 外国人(日本人も)が多い、ジャワ料理を中心にしたインドネシア料理店
Jl. Cik Di Tiro No.4, Jakarta Pusat (場所はチキニ、Chikini)
Tel:021-3153252
この店は2年前にジャカ1と来たことがあるのだが、ブログ上で言及していなかった。正直に言うと、インドネシア料理は、日本人の口には合わないと思う。タイ料理はおいしいので、タイでは外国人向けのヌルいレストランで食事をするのは嫌だが、インドネシアでは、この外国人用の無難な味付けがちょうど良い(これじゃ現地化できていないんでダメなんだが)。なので、客はほとんどガイジン、白人から日本人まで。私たちが訪れた時も日本語が聞こえてきたくらいのガイジンプレイス&ガイジンテイストの店だが、日本人の口に合う無難な味付けのインドネシア料理である。昨日まで、Subangのド・ローカルやレストランで食べたリアルなインドネシア料理とは一線を画す、「無難なインドネシア料理w」である。
4品+Nasi Merah(インドネシアの赤飯)+ソフトドリンク2杯で360,000IDRというような値段である。しかし、料理名はインドネシア人のジャカ1をもってしても意味不明な名前(すなわち土着の料理では無い)のようで、英語の解説を読みながら推測するしかない。ただ、私の経験では、ここの店のメニューはどれを頼んでも、「ギョッ、これは食えん」というような代物は出てこないので安心してオーダーできる。
最終夜、〆はジャカ1の店だ。インドネシアに住んでいるわけでもないのに、もはや常連・太客扱い、店の前のガードマン、案内係、カラオケDJ、バーテン、ママ、控えのキャバ嬢、ほぼ店のスタッフ全員が「エキゾ先生のおな~~り~~」状態である。テリトリーを広げない視野の狭さに対する批判はもっともだが、資本と時間を一極集中して得られる宣伝効果とエキゾ・ブランド化は、遊蔵でもここでも、そしてどの国でも通じる私の常套手段である。スタッフ全員に、覚えてもらうために、コミカルで奇異な格好で、オーバー・リアクションし、全員に対して謙虚で低姿勢に挨拶して回っている俺の努力を忘れるなよ。
ジャカ1の夜の女としての能力(語学力、歌唱力、会話能力)には、改めて触れるまでもないが、最終夜なので、我々は次回ジャカルタ訪問の際の計画を練る。今年中はジャカルタ再来は無理で来年になるだろうが、どんな小さなことでも、視点が過去ではなく、未来に向いているのは楽しい。ジャカ1のスマホでAncholからの遠征、1000Islandの画像やS&P500のスポットをチェックしつつ、ジャカ1の来星について、「かまわんぞ、だがシンガポールはホテルが高いから何泊するのかだけが気になる」。ジャカ1の訪日について、「おう、俺で良ければいつでも助けよう」など話していたら、
ジャカ1が唐突に 「京都にゲイシャはいるか?」
なっ…何? ジャカ1がスマホで舞妓の写真を見せてきた。西のことを俺に聞くなw 芸者って見たこと無いし、舞妓はん遊びもしたこと無いよ。古来の歌や踊りができるキャバ嬢みたいなもんで、厳しい修行があるから成り手が少ないから、需給でとても高級な遊びである。私は日本人だが、芸者と舞妓の区別はつかないし、伝統的な歌や踊りの良し悪しの区別もつかない、と説明しておいた。俺が下賤な者なだけかもしれないが、祇園で遊んだことある人いる?
お小言を言うが、ジャカ1が「あのお客さん変な人。XXX(会社名)の人で、いつも裸になってる」。あえてここで会社名は出さないが、海外だからと思って調子くれて、汚い飲み方するなよ。会社名、その気になれば、名前まで突き止められほどに、情報漏洩しておるぞ。雇われの会社員が、不祥事さらしたら困るだろ?
ボトルの残りのウイスキーが少なく、最終夜なのに酔いきれない感はあったが、無駄にボトルを流すのは、嫌過ぎるからしょうがない。退散としよう。ジャカ1、また来年!
使えないスカルノハッタ空港。何も無い。そしてインドネシアLCCのLion Airは90分のDelay。んもぅ…、退屈すぎる待ち時間をしのぐいつものカフェ Old Town White Coffee。アイスコーヒー37,000IDRでWifiだ。ただ、この店、電源コンセントはあるものの全部壊れてて電力が供給されないので、長時間Waitには不向きというお粗末ぶり。ノートパソコンの残り電力を気にしながらのネットサーフィンは最低限できる。スタバと違って喫煙席がすぐそばにあるのもありがたい。
インドネシアに訪れる理由、
1.先進国では当たり前のインフラである、通貨の信認や近代的な都市計画が存在しない首都ジャカルタは、その必要性や価値を改めて教えてくれる。
2.高度経済成長、インフレという50年前の日本で起きていたことが、インドネシアで起きている。高度経済成長は、歴史の教科書で読むものではなく、インドネシアで得られる体験である。
3.発展途上国は伸びるという楽観論の否定。自動車産業の創生、工業化の成功は果たしたものの、山積みになる問題の解決法は見つからない。日本などの先進国のレベルに到達するには、中産階級の育成、政府・行政の汚職問題、もとい、国民意識の創生すら未完のインドネシアは、安易なエマージング投資に対する警鐘である。
4.民に権利を与えれば、高い経済成長は望めない。賃上げなどの労使、地上げが難しくなり開発の妨げになる。貧富の格差の拡大・スラム化問題、環境・大気汚染問題など。全ての民の向上と国家の成長は両立が難しいことを教えてくれる。
発展途上国と先進国の経済成長率は、時として、先進国が高く、国家間格差は拡大する方向にあったのだ。発展途上国ならどこでも成長するという安易な期待は成就しない。このことは東南アジアの優等生であるタイ・マレーシアと東南アジアの劣等生であるインドネシア・フィリピンを比べると明確になる。インドネシアに直接投資をして、儲けようという安易な発想ではなく、インドネシアで得た新思考や体験を先進国の将来の金融危機に活かせるのではないかという考えに重きをおいていることを、再度申し上げておこう。
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