私はビルの評価をするときに、外観の美しさよりは、快適なエレベーターを重視します。
何年勤めようがビルの外観を眺めることは一度もありませんが、エレベーターは毎日最低2回は、使います。
香港のIFC2のエレベーター(悪名高きシンドラー)のアルゴリズムは乗るたびに、イライラするほどひどかった。
それに比べ、ここの(三菱製)は最高でございます。
IFC2のイライラするアルゴリズム
10-15フロアを6機のエレベータでマネージします。6機が各フロアで呼ばれたときののアロケーションですが、
なんと一番近くにいるエレベータが止まるというロジックでした。
例えば、32階に1機居て、残りの5機は1階に居ます。そして31,30,29,28階で下るボタンが押されたとしましょう。
すると32階の一機が各駅停車で28階までの全てで止まるというロジック。その間1階の5機は遊んでいる!!
異様な各駅停車率のお陰で乗っているだけでそのアルゴリズムが推測できるくらい酷い。
私はビルのマネジメントにクレームをして確認しているので推測ではありません。
加えて、ビルの清掃員がテナントと同じエレベータを使う。
社内階段スペースをケチっている会社があり、1階の移動のためにエレベータを呼ぶヤツが居る。
などのトリプル安状態で、エレベータに乗るたびに、血管が、血管が~~~!
日本の標準型アルゴリズムは、全てのエレベータが均等な時間で移動するように最適化を計っているはずです。
いつ乗っても、各駅停車せず、大体決まった時間で上り下りができるはずです。
時間こそもっとも貴重なものだと思うので、外観をかっこつけるならエレベータのロジックをちゃんとせい!
とずっと思っていました。
ここのは良いね。イライラしない。
きっと三菱の優秀なエンジニアが考えてくれた素晴らしいアルゴリズムなのでしょう。
ありがとう。