野毛山動物園をご存知の方いらっしゃるだろうか?
野毛地区…住所で言うと曙町あたり、駅で言うと京急「日の出町」だ。
ここがどういう地区か?
横浜の赤線地区であり、売春婦がずらっと並んでいる様な通りから風俗店、場外馬券場が目白押し。
実に子供の教育に良い素晴らしい環境下にその動物園はある。
ただ、残念なことに近年、警察の取締りが厳しくなり、赤線地区は撤廃。パトカー警察常時配備。
今では、その手の店も随分と少なくなったという。
私が最後に行ったのは2-3年前、英才教育の一環だ。
だが一度動物園に入ってしまうと実に退屈で、”上野動物園-パンダ” と思って間違いない。
そんな退屈な休日に、嬉しい再会があった。
なんとも、野毛にふさわしい”イデタチ”の中学時代の同級生と10年ぶりくらいに園内で遭遇。
ヤツは、その一族(息子二人)+母親を率いて、野毛山動物園に参上だ。
実に男系家族らしい。
そいつ自身が3人兄弟、男ばかり(当然全員○ンキー)。そして息子×2だ。
平和な園内に、いかにも”○クザ”な見かけを懸念し、私の連れは知らない間に一同退避していた。
10年ぶりなのに、なぜか遠目でも通じ合う二人。
幼稚園から一緒だから?ヤツの視力が2.0だから?二人は運命だから?
頼む~、この見かけ○クザな男じゃなく、素敵な女性と運命の関係になりたいものだ。
おきまりの
ヤ「お前、最近何やってんだよ?」
俺「株屋だよ」
ヤ「俺んトコでも、若い衆が、株やってるっつってたな。エライ儲かるらしいなぁ、おぃー!」
俺「そっちは?」
ヤ「俺はなー、んー…、貿易だな!」
うーん、そうか…、貿易ねぇ…。ものは言いようか…。
俺「ほーぅ。景気良さそうだな。そりゃちょうど良い。実は、今度、香港に行くことになってる。
俺は金の無いヤツを助けることはできない。だけど、金があって困ってんなら、香港に遊びに来いよ。」
ヤ「香港か…、俺んトコの商売もよー中国との競争があって大変なんだよ。ヤツラ港を24時間使えるらしく
てなー。全然違うんだわ。」
彼が息子に言った。
ヤ「もう字とか書けちゃったりするわけ?違うな、やっぱり。でも、ちゃんと勉強したほうが良いぞ~。
勉強しないとこうなっちゃう(自分を指差しながら)からな。バカはつらいぞ~。わかるか?」
ヤツも英才教育には関心があるらしい。だけど血は争えない。
俺が見ている間にもヤツは、ヤツの息子に数発のパンチを入れている。素晴らしい肉体教育…。
ヤツの息子も同じく中学でバンをハルに100ドル賭けよう。
それともう一つ。このペースで行けばヤツは3人目は固い。3人目もきっと男だ。