飯島さんが借りていらしたのは月極賃料100万円クラスの物件ですが、業界的にこのクラスの家賃を払う人は、水商売か政治家、ヤクザ絡みが多いんです。それ以外だと外資ですね。ですから貸す側もこのクラスになると借り手の素性は一切聞きません。先に挙げたいずれかと相場が決まっているわけですからね。渋谷インフォスタワーの21階はデータだけ見ますと、業界で一般にいわれる所のリート物件です。この物件で目を引くのは、飯島さんの部屋の所有者として当初名前を連ねていた人物です。設計業界で超一流の建築士、ソニービルや東京芸術劇場などの建築で有名な芦原義信氏の名前がありました。正確には芦原氏の建築会社。また芦原義信氏は2003年に他界している。
マンションの部屋で倒れている飯島愛を発見直後の24日午後3時15分頃、「室内で女性が倒れている」とい119番通報がされている。報道では、「遺体はリビングの床でうつぶせに倒れていたところを発見された」とするものが多く見られるが、捜査関係者に後日改めて問い直してみたところ多少の違いがあった。リビングのいすに座り、机に突っ伏したような格好だった。服装は普段着だった。部屋の鍵とチェーンがかかっていた。玄関のドアを開けるとすぐにわかるくらい異臭がひどかった。注射器など覚醒剤に関わる物は無かった。(遺体から一度は陽性反応が出たが)覚せい剤使用、所有の疑いが無くなったため本格的な家宅捜索はしていない。彼女の部屋は暖房がつけっぱなしで、暖かい室内のためか腐敗が進行していた。また腐敗が進んだために、唇の皮膚が圧迫されて、歯が唇を突き破るように飛び出した状態だった。腐敗が進行して、特に腹部からわき腹にかけての崩壊がひどく、内臓の一部が飛び出しているよな状態だった。
薬物検査キットでクロと出た場合、本鑑定でもクロとなることの方が圧倒的に多いんです。飯島さんが風邪薬を服用しており、その中のある成分が薬物反応を示したのでは、という報道もありましたが、これは明らかな間違いです。
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彼女が死ぬ間際まで頼っていたと目される大物芸能人がいる。日本を代表する御笑いの大御所、志村けんだ。実は、愛が遺体で発見された2008年12月24日に、まさにスタートさせようとしたコンドームを売るネットショップの設立に、志村の大物タニマチが深くかかわっていたという事実が浮き彫りになってきたのである。
綾瀬コンクリート殺人事件と1枚の写真
愛には、ネット上で飛び交っている都市伝説化した噂がある。有名なものとしては、「綾瀬コンクリート殺人事件で、彼女は直接犯行関わっていないみたいだけど、彼女の彼氏が主犯格らしい」といったものだ。「実は”綾瀬コンクリート殺人事件の犯人ら数名、そして被害者女性と飯島さんの4-5人が一緒に写っている写真”が存在するという噂がありました。誰もそんな写真を見たことは無いと思うのですが、これをネタに飯島さんが長年にわたって、ある集団から脅迫を受けていたという噂まであるんですよ。」
ぇっ?これでおしまい? この程度のネタで本書いちゃう? 2ちゃんでも見ながら書いたのか??
ヤナギサワの死因は覚せい剤による薬物中毒、肺気腫と診断された。彼の薬物使用はニューヨークに行ってから始まったものではなかった。実は愛と付き合う前からすでに覚醒剤に手を出していたようだ。
愛は自分に課した純愛の誓いを次のような叫びで吐き出していた。
今日でもう7年と38日SEXしてね~(2006年2月21日5時8分2秒)
これが本当ならヤナギサワが疾走し、2人の恋が破局してから彼女は「セックス」をしていないことになる。
飯島愛の引退劇については、ここまで紹介してきた流れがベースにある上で、さらにきっかけとなった事件がある。それは彼女の個人事務所の会計士が1億円ものお金を横領したというものだ。愛がAV女優をしていた頃に設立してあった「アトリエココット」という名の個人事務所に、彼女に関する権利関係は全てこの会社が保有し、講演会や出版などの契約料や印税のほとんどがこの個人事務所に入る仕組みになっていた。
彼女が美容クリニック開業に奔走していた当時を知る、美容クリニック関係者の証言がある。「彼女は私に医療法人の名義貸しをして欲しかったようなのです。これはもちろん違法ですから、うんとは言えなかったわけです」
「投資会社幹部」「イケメン社長」「飯島愛のビジネスパートナーのX氏」と、マスコミに噂されていた人物がいる。このイケメン社長は志村けんの有力なタニマチの1人と言われている。その青年社長、キクチ氏は、六本木クラブ「M」の実質的なオーナーであり、この他にも複数の企業を率いる敏腕の経営者である。志村けんのグッズを扱う「志村本舗」のスポンサーでもあり、「志村本舗」の運営を手掛けているのだ。キクチ氏が資金協力する形で、愛は死ぬ直前、コンドームをネット販売するための株式会社を設立している。株式会社SIS。所在地は文京区となっており、愛が51%の株式を保有してこの会社の社長になっている。
しかし、事業のスタートを目前にして、なぜかキクチ氏からの資金が突如ストップしてしまった。事業がとん挫し、愛は落胆した。「キクチ氏には大きなプロジェクトを進める時にアドバイザーを務める公認会計士タナカ氏がいるんです。これまでにも2人は何百億というお金を動かすビジネスを大成功させてきました。ところが昨年10月、そのタナカ氏が代表を務める会社に対して東京国税局が強制捜査に入ったんです。タナカ氏の会社が企業買収の際に不当な利益を得ていたのではないかと疑われたからです。キクチ氏には不運としか言いようのない事件だったが、信頼していたタナカ氏の会社に国税局の強制捜査が入ったことで、キクチ氏が愛のビジネスのために用意していた資金を動かせなくなってしまったのではないだろうか。

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