これ、面白いと思う?? 勧められて読んでみたのだが・・・、相当ウンコだと思うの俺だけだろうか?
感心したところ、興味深いところには付箋を入れていくようにしてるのだが、最後まで付箋使わずに終わった。
稚拙な文章表現とありきたりな想像力、とでも言おうか。
出版社出身の作家だろう。出版の仕事を思い出しながらの妄想だなーと思いながら、作者経歴をチェック。
やはり・・・下らん・・・
推測ではあるが、この作家は、本が好きだね。一つのことをひたすら研究というよりは、色々な本をたくさん読んでる
でも、さらっと一回読んだだけだ。一つの事象に対して、複数の角度と時間をかけて文献をかき集めたり、
足を使って現地調査しながら、自分なりの見解を考えて、ストーリーとして加えたり・・・してないだろう?
途中で出てくる実在上の人物に対する記述とかがさ・・・、浅い浅い。
創作部分が出版社の妄想で、写実部分がこの深みの無さ・・・
このーなんだ、樋口君か。読書家だから読んだことあると思うけど、小説家なんだから
「山崎豊子の華麗なる一族くらい、常識として読み直して損はないと思うよ」
とアドバイスしてさしあげたいねぇ。
そうするとな、豊子が本の中からこう語りかけてくるぞ。
「文学に何の疑問も持たない人間の軽薄さが、書けば書くほど露わになる。」

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樋口毅宏 藤田新策

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