ページ38 確率密度関数の解釈
関数N()は現在株価Sの状態でスタートして満期時点での株価が行使価格を上回る確率を意味しますと
説明しましたが、株価Sが行使価格Kに対して十分高いとd’が大きくなり、N()が1に近づく・・・すなわち
インザマネーとなる確率が1(100%)に近いということを示しています。
これでオプションの計算式の中身が直感的に捉えられるようになったでしょうか?
なんねーよ!! ボケッ!!
それはDigital OptionやDeltaのBehaviorを熟知しているからそういう発想になるのであって、いきなり
“直感的に捉える”なんて不可能に決まってるよ!!
2次元空間の世界の住人が高さを想像できないように、バニラしかしらない人間が確率密度関数とd’の
意味を直感的に捉えるなんて、よほどな大天才でない限り、起こりえないよ。
エキゾチックや理論に触れることで、バニラに対する理解が深まる。これが凡人の学習プロセス!!
ネットトレーダーは、株価がランダムに正規分布に従って動くとは信じないでMean-Reversionに対する
厚い信仰心があるのだと思います。
株式投資にチャート分析で臨んでいる人たちは、当然のことながらオプションの価格算定にはチャート分
析に基づいて価格算定を行わないと自己矛盾を起こすことにはなりませんか?
Mean-Reversionとチャート嫌いか・・・、俺もだ・・・。では俺から一言、
何も考えずにBlack-Scholesにより計算されるリスク値を盲目的に信じているトレーダー(ネットだけでな
くプロも含む)は、株価が幾何ブラウン運動するという仮定に対する厚い信仰心があるのだと思います。
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Black-Sholes formulaの内容を理解してトレーディングしているトレーダーは実は少ないのではないか
と思っています。得意な数学を利用して正しいバリュエーション(バリエーションと発音する人が随分い
ます。というか、バリュエーションと発音する人の方が少ないのではと感じています。valuationと
variationでは意味が違います)ができるからといって儲けられるか? というとそうではないでしょう。
誤植発見。Scholesだな。他のページでは合っているが・・・。
BSなんか理解しなくて良いんだよ。BSを使わずにトレーディングしているならな。
問題は理解せずにBSを使うことにある。
ネットトレーダー諸君にも朗報だ。アウトライトでプレイするなら、BSなんか要らんよ。むしろBS使うって方が意味不明。
Implied VolatilityだDeltaだ、と翻弄される必要は全く無い。安く買って高く売る。これだけだよ。
不動産の場流エーションって名言があったな。
やべー、検索したら俺も結構Valuationの意で、バリエーションって書いてる・・・キャー怒られちゃう!!
【金融工学理論の実践】
2010.09.15: 株メール Q7.株価のマルコフ性
2010.07.01: 数学を使わないデリバティブ講座 ~リスク中立
2010.01.25: 50% Knock-In PutのPremiumって実現できるの?@最終章 LVの要請
2009.11.10: 為替オプションの基本勝ちパターン? プッ
2009.10.08: 亀井さん日経平均先物禁止
2009.10.06: Black-Scholesは間違っている2
2009.09.29: Black-Scholesは間違っている
2009.08.05: 金利をSalesに教える
2009.06.16: VAR SWAPのGamma+VanillaのGammaでGamma Neutralになるか?
2009.06.02: Multi Underlying OptionのGamma Trading
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2008.10.13: 株と通貨の相関
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2008.01.21: 悲しい時は、中立測度変換
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