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設計に問題のある金融商品を斬る

1.アンダーライングのボラティリティに問題がある商品

1)原油 Long
2020年4月24日、原油価格がマイナスまで到達した。マイナス価格が許容されている場合、レバレッジなしでも純資産価値がマイナスになることを防ぐために、0近辺で損切すれば、経路依存性が生まれる。

2)VIX Short
2018年2月5-6日、1日で価格が2倍以上になれば、純資産価値マイナス。

3)VIX Long
VIXは大雑把に言えば、Deep OTMのストラングルに近い。この例えが気になる諸君は、詳細はLog Contractでググるか、以下を見てほしい。

ボラティリティ・インデックス、VIXとは何か?
https://ichizoku.net/derivatives/20130709/what-is-volatility-index/

OTMは、Implied Volatilityが高いので、それを買い続ける戦略の期待値はマイナスになる。

アウトオブザマネーのプットは意外にヒットしない
https://ichizoku.net/derivatives/20141031/far-out-of-the-money-put/#more-1752

ここで行われているシミュレーションは、1枚君を続けた場合である。資金が無限にない限り、1枚君は続けられないので、少し甘いシミュレーションの仕方だ。OTMを買い続けていれば、リーマンショックまで資金が順調に減り続ける。勝つ頃には、資金が小さすぎて、一晩で2倍になってもトータルで負けているということになる。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=1552.T
5000円から25000円というボラティリティロマンだが、10年に拡大すると基準値は1/300ほどに下がっていることが分かる。一方のVIX Shortはこの逆で、勝ち続ける。ある日突然死ぬ日が来るまで。

4)値幅制限
レバレッジとアンダーライングのボラティリティ次第では、ETFが東証の値幅制限に引っ掛かり、純資産と価格が大きく乖離することもある。今回の原油相場でダブルブルの純資産の下げは価格の下げより大きく、ストップ安で買って、次の原油が戻しても価格が下がるという事故まで起こりうる。

2.リバランス・トレーディングに問題がある商品

1)レバレッジ
ダブルブル・ダブルベアなど、レバレッジが内包されている商品全般に言えることは、エクスポージャーを保つために、上がったら買い、下がったら売るを繰り返すので、行って来いの相場で基準値が下がる。算数で計算できるのだが、それを具体的に計算したのが、

素人がハマっている必負法 1/3 ~日経レバ2の行く末
https://ichizoku.net/equity/20140425/leveraged-etf/#more-1639

おまけ:買ってはいけない商品ならショートすれば良い、と安易に考える人が多いが、危険なシナリオがありうる。ブルの場合は連騰、ベアの場合は続落、これらが買っている人が最も効率的に儲かり、ショートセラーが踏まれる。連騰相場でドンドン買い増していくので、2Sを積分したx^2が持つガンマショートが効いてくる。

2)ロールコスト
原油、VIXが持つ期間構造。コンタンゴ、バックワーデーション。どっちとも言えないから有利不利は無いように思えるだろうが、アンダーライングが下がり安いから買いという時はコンタンゴ、高いから売りという時はバックワーデーションとなっているだろう。持てば持つほど、不利なロールコストが発生する。

3)日経平均指数
単純平均の問題点、値ぐらいが影響するという欠点を克服するために、みなし額面などという、意味のない数値を使っている。それでもアンバランスなウェイトの偏りが発生していて、日本経済を反映させる指標として不適切。無知な日経新聞社が銘柄を選定している、2000年の銘柄入れ替えで懲りただろうが、また別の要因で発生しないとも限らない。

4)マザーズ指数
時価総額加重の浮動株調整済み、ほぅ、歴史に学んだか、指数の計算方法に問題はないが、市場構造が問題だw残念。つまり、最も重みが多いトップ銘柄が、東証一部に抜けていく。指定替えの価格エラーの影響が大きく出やすい。そして上がらないクズ株が残り続ける。

3.価格形成に意図的に問題(業者にとっては収益)を発生させている商品

1)一物多価性
日本個別株の夜間PTS、アメリカ個別株のアジア時間の円建て決め商い、CFD。わざわざ時間をずらすことや市場替えをして取引所集中義務、一物一価から逃れようとしている業者の罠だ。しかも、手数料無料などとうたっていると報告を受けている。プロの世界の「取引コスト」を説明しよう。

取引コスト=手数料+Ask/Bid Spread+Market Impact Cost

小さな金額の場合はマーケットインパクトは無視してよいが、一応説明すると、自らの買いによって市場が上がってしまうコストのことである。HFTに先回りされるコストはこれに含まれる。
Ask/Bidも姑息なことに真ん中がずれているケースがある。例えば成田の出発ゲートでは円売り不利、円安気味にクォートをだし、到着ゲートでは、円買い不利で円高気味に真ん中をずらすだけで、需給の偏りを吸収できてしまうのであるw ゴールドマンのイーワラントに至っては、この売買の非対称性をフル活用し、客が買いからしか入れないので、OTCよりAskもBidもめちゃくちゃ高く設定してある。

2)クオント
東証に上場しているダウ先。実は闇が深いwこれは指数先物なので時間が取引も良いだろう。問題はNYダウ指数値×100円だw知ってたかね?CMEのドル建て日経平均と同じで、このようにアンダーライングと支払い通貨が異なる商品をクオントと呼び、ガンマはないが、ベガがある立派なエキゾチックデリバティブだw

ダウ指数現物とダウ先物ドル建ての違いは金利と配当がずれるだけで短期では非常に近いと言える。ところがダウ先物円建てとは、為替分までずれてくるのがお分かりだろうか? だから、クオントの理論値には
F=S*exp((r-q-ρcv)t)
ρは為替と株の相関係数、cは為替のボラティリティ、vは株のボラティリティという項が入り込みタイトにマーケットメイクすることを阻害している。しかし米国市場のOTCでは円クオントのフォワードが指数・個別株ともに存在しているのでアジア時間のマーケットメイカーの怠慢、東証の市場形成プランの失敗作といえよう。


金融史から読み解く世界史 紙幣、金属主義からの脱却

利休が秀吉に斬られた理由の金融史的解釈

https://www.youtube.com/playlist?list=PLEusCtuo0BHKg_DJM1zP7MCPFXgMOMQn8


ガンマトレーディングーオプション価格とボラティリティ3/7

1Monthのオプションって短いの?110%Callの10%上の水準というのは遠いの?

https://www.youtube.com/playlist?list=PLEusCtuo0BHLZ5ZMqLLeGikiUHH5-2nsn


ガンマトレーディングークリプト取引所の空売り・向かいのみ2/7

クリプト取引所は証券取引法(表現古い?)やSECの下には居ないので、FX業者と同じレベルの有象無象の世界です。FX業者は原則Aブック、Bブックと言って、Aブックは「うまい顧客」なのでカバー取引、Bブックは「どうせ損する顧客」なのでネイキッドで「向かいのみ」ということを行っています。クリプト取引所もそのような行為が氾濫しています。

全体再生リストは下記。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLEusCtuo0BHLZ5ZMqLLeGikiUHH5-2nsn


出世街道 2/2 ~役員候補生以外にもある優遇枠

私は役員候補生になったことがないので役員コースについて具体的に書けないが、優遇されていたほうだと思うのでそれについて書こう。前回述べたように優遇のポイントは3つ。

新人・もしくは2年目程度で、仕事の実績がない・もしくはほとんどない にもかかわらず、私に与えられた特権は

1.言えば何でも買ってもらえる。
2.部門横断的な仕事が多い。
3.頭越し外交、2階級上からの指示で働いている。

の3点にすぎない。給料が高いとか、役職が早く上がるなどは無かった。

これについて具体的に解説していこう。

1.買ってもらえるのは、当然仕事に使うもの。自分専用のパソコン(普通は1台だとしたら僕は2台など)・専用サーバー・自分だけが使っているソフトウェアなど。一番わがままで買ってもらったのは、「香港への片道切符」

「香港に勤めるかどうか会社と交渉してる」と当時の奥さんに話したら、「株で儲けすぎて税金払いたくないから香港行きたいなんて個人的なわがままを、あんなデカい会社が認めるわけない!英語も話せないくせに!」と言われてしまった。なぜ彼女がそう発言したかというと、私が読んでいた本が、「租税条約、タックスヘイブン、オフショア」などの言葉が並ぶ本ばかりだったからだ。もちろん、会社が許可してくれた理由は、当時アジア勃興の時代だったので、私のわがままとアジアシフトという会社の方向性が一致しているということである。

2.社内外の専門家と会わせてもらえた。同じ部門の同期や先輩方は、席について仕事をしているのが普通だが、私だけ席を長時間、外している状況が公然と認められていた。そのため席が複数あり、1社目は3つ、2社目は2つあった。聞くところによると、上司に箸の上げ下げまで指示され、監視されながら働いているような人も居たようだが、私はその逆で、目が届かない他の部門に行くことは当たり前だった。

3.入社したてのヒラなので、課長-主任-ヒラ(新人)のようになり、主任の小さなチームの一員として働くのが一般的で、主任(先輩社員)の指導を仰ぐ。しかし私が勤めた2社とも、なぜか最初から「課長特命要員」。若いけど仕事ができるからそうなったのではない。最初からだ。特に一社目は組織が大きく、課の規模も大きかったのだが、不思議なことに課長から直接指示が来た。今思えば、後ろで部長が動いていたな。

2015-02-02 サラリーマンは面白い、サラリーマンはもっと自信を持て

数か月の新人研修が終わり、配属された事務所に行くと名刺ができていたので、喜んで部長に「名刺ができました。部長に顔を覚えてもらおうと思って」と渡そうとしたところ、
「この名刺は1枚4円かかっている。うちの会社の半導体部門は1個何十銭の利益を産むために頑張っている人たちもいる。お客さんに配るのは問題ないが、社内で顔を覚えてもらうために配るモノでは無い。自分の部門の部下の名前くらいきちんと覚えていますよ、エキゾ君。」
と優しく諭されてしまった。どの会社も日本企業なら同じような構造だと思うが、部長、課長、主任、ヒラとなっているので3階級も違い、部長となれば部下は何百人もいるのに、たかが一人の新人の名前をよく覚えていたな、と感心した。でも次の会社の部長も、顔と名前だけでなく学歴、しかも最終学歴だけでなく、高校まで覚えていたので、そういう記憶力に優れた人でないと部長になれないのかもしれないw

部長は俺がどこに住んでいるかも、多分、覚えていたのだろう。当時、横浜の実家在住だったのだが、研修先幕張、事務所大井町、配属先桜木町と、どんどん実家に近づいてきて、通勤時間30分くらいだったんじゃないかな。それはおそらく部長が俺の住所を知ったうえで、近くて通いやすいところに配属してくれたのだろうと思っている。

でもね、会議の風景とか変なのよ。(課長会議)おじさんの中で、俺一人で若い
1社目課長「新しいネットワークの設計と構成について、詳細はエキゾから」
2社目課長「この商品のセカンダリーの値動きについて、詳細はエキゾから」
みたいな感じで、相手は全員おじさん(課長)。

課長特命だから、課を飛び越える仕事になるので、2の部門横断は必須になる。仕事の期間も長期的で日々具体的に何をするというのはない。実績ゼロの新人からそういう仕事ってのが、「俺、優遇されてる?」とは思ってました。ちなみに東大特権は関係ありません。他にも東大はいっぱいいるんで。銀行の行内運動会にて、東大だけ集められて、会議室から運動場を見下ろしながら「見たまえ、あれが諸君らの将来の部下たちだ」なんて訓示があったとかなかったとかジョークがあるが、さすがにそれは経験したことがないぞw

2015-02-03サラリーマンは面白い、SEのお仕事

役員候補生が特別待遇を受けていたのを思い出したのだが、俺も役員候補ほどではないものの、優遇されてるほうだったと思いかえし、上の「サラリーマンは面白い」って言い方はちょっと嘘かもなw 今後気を付けよう。

一言で言うと「新人時代から自由に仕事させてもらった」。私は日本で勤めた2社、両社ともに感謝している。役員候補生ではなかったことは辞めた理由ではない。むしろ最も優秀な奴がきっちり役員候補生に選ばれていたので、その点に関しては健全だとポジティブに評価している。俺みたいな狂犬が大会社の役員ってちょっとおかしいだろ。俺は金さえ、もらえれば、役職は要らない。ただ金が欲しいというより、俺だけ特別な給料だと確かに金は満たせるんだが、

多くは日常的に「自分よりできない人」とばかり働いています。

という状態になり、それが気に入らない。相関1とは言わないが高い相関で高給取りは、優秀な人多いから、職場として働きやすいし楽しい。会話が通じないことがない。こっちの言うことはすぐに理解してくれるし、理解できるように合理的に端的に説明してくれる。グーグルのマネジメントボードレベルは、さすがに身分不相応だけど、イノベーションエイエイオーでフィンテックとか言ってる連中は相手にしたくないなw

ちなみに、高額所得者が多い職場が、環境として良いというのと同じ理由で、今、香港やシンガポールを中心に生活している。生活コストのことだけを考えるなら、もっと物価の安い国はある。ただ、生活費の安い国に住んでいる外国人(日本人も含む)の質が悪い。例えば、香港やシンガポールで働くビジネスマン相手なら、会話の中で「デリバティブ」という言葉を説明なく使用できるが、フィリピンやタイでは非常に難しいだろう。


出世街道 1/2 ~役員への道

トップパフォーマーとは、卓越したパフォーマンスを示すごく一部の社員のことで、特定のポジションについている人のことではありません。

「トップパフォーマーなら放っておいても勝手に成長する」と考える人もいます。トップパフォーマーの潜在力を引き出すためには、同じレベルにある仲間との切磋琢磨が不可欠ですが、彼らの多くは日常的に「自分よりできない人」とばかり働いています。国内では高い評価を受けていても、世界に出ると自分の未熟さを痛感させられる機会が多いアスリートと異なり、彼らは組織や業界を超えて、もしくは国を超えて「自分より圧倒的にできる社員」と出会う機会がほとんどありません。このため本人は「自分には、さらに高い場所を目指す必要がある」という意識さえもないままになってしまうのです。
伊賀泰代.生産性

俺は残念ながらトップパフォーマーではないんだが、思い当たる奴がいるわ。

多くは日常的に「自分よりできない人」とばかり働いています。
国を超えて「自分より圧倒的にできる社員」と出会う機会がほとんどありません。

この状況は、まさにソイツが置かれてる状況で、お気の毒にって感じだな。

年功序列型の組織においても、経営者レースが本格化するタイミングではトップパフォーマーの選抜と育成が始まります。将来の役員候補と認められた部長クラスのトップパフォーマーが、子会社や海外支社、新規事業や今まで経験のなかった部門の責任者を任され、その結果に応じて抜擢されたり、レースから脱落したりと選別されることはよく知られています。一方、若手のトップパフォーマーに対しては、昇格など外から見える形での選抜は入社10年後くらいから、遅い業界では入社以降20年近く行われない場合もあります。なぜ多くの企業は経営者レースが始まるまでトップパフォーマーの意識的な育成に乗り出さないのでしょう?なぜもっと若いうちに彼らの実力を引き出す工夫を始めないのでしょうか?一つは「あまり若いうちから実力差をあからさまにしたくない」からでしょう。選抜に漏れた人がそのまま「あきらめられた人」となってしまう組織では、選抜タイミングが早ければ早いほど、選抜に漏れてモチベーションを下げてしまう人の発生が早く、かつ多くなってしまいます。

もうひとつ、日本的な組織において早期のトップパフォーマー選抜が行われない理由は人事評価の主眼が人材育成ではなく、昇格や評価(ボーナス査定など)にあるからだと思われます。どこの企業でも上に行けば行くほど役職に就ける人の数は減ります。このため前者の選抜は「部長になれない人を落とす」プロセスですが、後者では「役員になれない人を落とす」プロセスではなく、「役員になれる可能性がある人だけを選ぶ」プロセスとなります。
伊賀泰代.生産性

トップパフォーマー、私の言葉で言えば役員候補生だが、役員選抜は部長になってから? もっと早いんじゃないの?日本で2社しか働いことないから、俺の経験ですべてを語ることはできないが、面白い事例を紹介しよう。

新役員就任当日、「バカ殿様のおな~り~!」と見たこともない新役員が各部門を回るのだが、新役員が私の部署に来た時、「おう、WXYZ(仮名)、ここで働いてたのか」と言って帰っていきました。

WXYZって僕と同期のヒラ社員です。しかしWXYZは、なぜかいきなり役員と知り合い。役員としては「トレーディング部門か…、俺セールス出身だし、よくわからんな」くらいのノリだったでしょう。「課長は誰なの?」と聞くこともなく、「WXYZの部署ね」って認識で帰っちゃった。

入社から4~5年目くらいの出来事だったかなー、忘れたけど。でもその時、俺は初めて「WXYZは役員候補生として会社に扱われている」ってことを知った。WXYZは5分話せばわかるくらい同期の中でも圧倒的に優秀だったので、4~5年目で役員候補生だったんだ、なんて言ってる俺は出世競争厳しい会社員に向いてない。どうしてWXYZが役員といきなり知り合いだったかというと、役員候補生は社内の研修が多くて、現職の役員や役員候補生たちとそこで会うの。=俺は、「役員候補生・限定研修」には呼ばれたことないので聞いた話だw 官僚組織とかもキャリアは出世のスピード違うし、部長になってから役員選抜ってのは一般的なのかなー?

図は、正しいが部長の中から選ぶのではなく、ほぼ新人の状態から選ばれている組織もあるだろう。なぜそう思うかというと、私自身は日本の会社で2社ほど働いたことがあるのだが、いずれの場合も、「役員候補生」とまではいかないが「優遇社員」ではあった。ちきりんの言葉で言う「ハイパフォーマー」。だが優遇社員という言葉を使っているのはハイパフォーマーとは若干意味が違うからだ。何かというと

新人・もしくは2年目程度で、仕事の実績がない・もしくはほとんどない にもかかわらず、私に与えられた特権

1.言えば何でも買ってもらえる。
2.部門横断的な仕事が多い。
3.頭越し外交、2階級上からの指示で働いている。

の3点にすぎない。給料が高いとか、役職が早く上がるなどは無かった。


香港ドルの残高がわずかになってしまった

9月末からジャカルタに遊びに行くので、インドネシアルピアの資金調達をしに、長慶大廔に行ってきました。まずは銀行でHKDをおろしてっと…。ついでに残高チェックを…、ムムッ、残高がかなり少ない。まだ大丈夫だが、次に香港に戻ってきたとき、確実に資金ショートだなぁ。とはいえ、同銀行にUSDがもっさりあるはずなので、それを香港ドルにすればいいし、中国にも、もっさりと元預金があるから困りはしないのだが…。

Chongking

Chongking

久しぶりの長慶大廔。まずは、前回、オーストラリア旅行の残金を換金する。私一人なら計画的にこういったことは起こらないのだが、投資一族のルールでは、「旅行代は出してやるがお土産の概念は俺には無い。だからお土産代は自分の小遣いから捻出せよ。」ということになっている。さらに、「現地通貨は俺がその日のスポットで売ってやる。余ったら最終日に俺が買い取ってやる」というルールもあるので、彼らが過大なお土産金額を要求してきて、案の定、そんなにお土産を買うわけもなく、余らしてしまったのだ。ただ、俺も甘くない。最終日にもスポットで買い戻してやるとは言っていない。過大要求の罰として2円抜きだ。

AUDに対する現地通貨への交換のスプレッドは、シンガポールのアーケードは0.3%程度(Midから)だったスプレッドも香港では1.0%(Midから)と広い。わー、財布の中のHKDがさらに増えたーw

そして、次はIDR(インドネシアルピア)と。ん? INR(インドルピー)はあるけど、IDRを扱っている店がほとんどなく、スプレッドは5%もある! 一物多価は許せん! 

やっぱり香港は東アジア、そしてシンガポールはASEANなんだなー。

と改めて思う。シンガポールのアーケードでもIDRのスプレッドはあまりタイトではなく1%弱は確実に取られるのだが、いくらなんでも5%も払うと、「スプレッド払えない病」が発症するか、「スプレッド払えない教」の経典に反するので無理。

これならば、スカルノハッタ空港の両替商でやったほうが得だ。あるいはブロックMのPlaza Blok Mの4Fにある両替商もなかなか良い値段なので、そちらでやっても良い。その際にHKDだとスプレッドが広そうだからUSDに替えておこう。

3000USDくださ~い。

香港はカレンシーボード制という強固な固定相場制なので、97年アジア通貨危機の際でも「HKDの為替レートは微動だにしなかった」ほどの安定性を持つ。ちょっと嘘か、通貨アタックを受けるとHKDは確かに動かないのだが、金利が上がるので、不動産と株が大暴落して大変だったんだがな。ま、それはどうでもよくて、固定相場制なので、HKDUSD間のスプレッドは0.1%とタイトだ。ここでHKD->USDにしておいてから、インドネシアにおいてUSD->IDRを取引すれば効率が良いだろう。

アジア通貨 ~HKD 通貨発行差益(シニョレッジ)

すなわちインドネシアの両替商でUSDのスプレッドが香港ドルのスプレッドより0.1%以上タイトであれば俺の勝ちだ。一応、現地で確認するが、0.5%くらい違いそうと予想している。HKDがUSDとスプレッド変わらないってことはあり得ないので負けは無いな、うんうん。

そして、財布の中のHKDがほとんど無に帰した。

そんなことを思いながら、帰りはフェリーで帰ろう~っと。香港島100万ドルの夜景を30円で楽しめるフェリー。好きなんですよ。夜景じゃないし、今日は一人なんだけど、乗って帰ろう。なんて尖沙咀の海沿いを歩きながら、ふと・・・、

ん~~~! 俺はとんでもないミスを犯している! 気づいた人いるかな?

これは循環取引だ。いや、将来的な循環取引を引き起こす、必負法だ! (注:これ僕の造語なんですが、読みはヒツマケホウが好ましいです)

俺は香港ドルが近い将来ショートするからドルを売って香港ドルにする予定だったんだ。なぜ香港ドルを売ってUSDを買ってしまったんだろう? 銀行窓口に行って、余っているUSDを下せばよかったんだ。ああ、3000ドルの0.1%×2=6USDも無駄に使ってしまった。

別に今すぐに香港ドルに換金する必要が無いので、戻ってくるまでの相場変動で、香港ドルが安い時に買い戻せば0.1%のスプレッドなど…という言い訳も、香港ドル=カレンシーボード制では、通用しない。0.2%もHKDが動いたら大ニュースになるくらい絶望的だ。

憎い憎いッ! カレンシーボード制が憎いッ! くやしいのぅ~くやしいのぅ~

もうええわー、フェリー止めた。電車で帰ろう…。

※計算間違いで、長慶のUSDHKD取引のAsk/Bidスプレッドは2%もある。HKDにスプレッドなんてあるわけないという固定観念で1桁間違えてしまったようだ。だが、私が取引した方向、HKD売りのUSD買いに関してはスプレッドがほぼゼロ。インターバンク7.756に対して、長慶が7.755なので、インターバンクより良い値段w なのだが、その逆のUSD売りに関しては長慶は7.6がベストビッドということだ。銀行で確認すると、銀行の取引値はミッドに対して対称で、7.718/7.793となっており、USD買いは長慶、売りは銀行ということを覚えておくとよいだろう。

つーかねー、AUDに関しても、長慶マンション、全然値段よくねーわ。銀行で交換した方がいい。


香港だ

システム復旧したらしい。テスト。

Hong-Kong-desktopsky

写真のアップも成功。


ブログ8周年

2000弱の記事を書いたのかな。根気あるなぁ・・・。サーバーアタックがあって、一部、特に古い記事の画像が消えてしまったのがとても残念です。Google Analyticsの記事別アクセス数ランキングは、見ているが、トップ10は、あいも変わらず、くだらん記事ばかりなので、今年も無視だ。
かばこスタンプなる、LINEスタンプが開発されたらしいw擬人化の擬人化な感じがするが、まぁ良いだろう。
list1.png
サーバーアタックでオリジナルの俺デザインのかば子が消えてるじゃないか! 見つけたからしつこく、再アップロードしてやる!これがオリジナルだっw
Ore-Coveca.jpg
2011.08.12 8/11 かば子決定 天才がデザインしたかば子
かば子のツイッターもある。本当は投資格言とか、投資一族のブログから抜粋で一言、と言われていたのだが、私の言うことが意味不明、長すぎるということで却下。なので私は、かば子ツイッターの発言には関与してませんw
あー、「ダーウィンに消された男」という本を読んだのだが、書評をアップし忘れた。書いた気がするのだが・・・。この本は、今年読んだ中でもお勧めできるほどに結構面白かったのにとても残念だ。
ダーウィンに消された男の概要
アルフレッド・ウォレスという採集家が、インドシナ半島から東方移動し、マレーシア、ボルネオ、スラウェシ、マリクと移動していく島々を移動していく中で、島にいる昆虫が、環境に応じて少しずつ「変化」していることに気付いた。その変化は、変種というより環境適応という「進化」によるものだと、ウォレスが気付いていたのではないか・・・。ウォレスはダーウィンに手紙を送ったはずだが、その手紙は発見されていない。何が書いてあったのだろうか?
今でこそ、インドシナからオーストラリアまでの段階的な生態系というのは有名で、ウォレス線、ウェーバー線などの呼び名で表現されている、ウォレス線のウォレスだ。進化論の前に、ここで昆虫採集していたウォレスが、進化論に気付いたとしても不思議は無い。
読書家の友人MNB氏が3年前にシンガポールを去ってしまって、とても残念です。でも今年は、学者の先生で読書家のお友達ができ、お勧めの本などを教えてもらいながら、読書がまた楽しくなりました。ただ、お勧め本を教えてもらってから、購入するまで、日本で購入するので、日本に行くまで手に入らない。また買ってから読むまで、読んでから記事にするまでと、とても長い時間がかかるので、先生の推薦図書の影響が出始めるのは、2016年くらいからだと思いますが・・・。


ブログ7周年~米英に憧れていた俺

俺は一体いつまでこのブログ書き続けるんだろう…。ブログというネット媒体は衰退しているとは聞いているが、当ブログのアクセス数は毎年、着実に伸び続けているので、時代の流れは無視して書くことにしようか。私にとってブログを書くことは、自身の経験と思考を脳から引っぱり出し、現実に存在する文書化することで、思考や発言が明確になる、というメリットがある。特に読書、読んだ本を文章に書き起こすことで、その本に何が書いてあったのか?が明確に記憶に残り、本を読んだ後の自分の発言に影響を与える。
ブログを書くのを止めるとしたら、自分自身が原因で無く、外部要因、現在私設のサーバーで運営しているので、これが無くなって、他システムに移管ができないなどの問題が生じた時に、止めることになるかもしれない。しかし「インドネシアの物価、2012年時点でビンタンビアのコンビニ価格っていくらだったっけ?」という記録は、自分のブログで調べたり、質問を受けたら、知識や経験が文書化という再現性のある形で蓄積されているこのブログのリンクを送ったりしている都合上、無くなったら個人的にも不便だなぁ。
思い起こせば、よくもここまでアジアフォーカスした人間になったものだ。かくゆえ私も28歳まではニューヨークやロンドンで働くことに憧れていた金融業界に居がちな若者だったのである。有休と自費で、金融先進国であるニューヨークやロンドンのオフィスに行き、その最前線で働いている先輩方のお話を聞いたり、現地で雇われているプロフェッショナルの外国人たちと議論したりしていて、大きな刺激を受け、相変わらず香港やアジアには、1ミリの関心も無かった。
香港には関心が無いので、自費では行くつもりもなかったのだが、たまたま出張で香港に行った時、「せっかく香港まで出張に来たわけですから、仕事もして欲しいのですが、香港の街も見てください。」と言われ、街に出た私は衝撃を受けた。
1.清濁併せ飲む、タイクーン(超富裕層・三大華僑)と貧困層の共存。HSBC本店の1階にて。
2.中国経済・中国パワーの躍進。香港の街の活気とエネルギーに圧倒された。
3.アジアの富裕層は自国通貨を信用しない。金屋(ゴールドショップ)の存在と米ドル建て金融商品嗜好。
ロンドン・ニューヨークは観光には一切関心無かったのでホテルとオフィスの往復、つまりシティとウォールストリートを中心に活動していたのであるが、香港のセントラル金融街から歩いて5分で存在する、あの猥雑な街並みに衝撃を受けた。
イギリスのポンドもアメリカのドルも基軸通貨として君臨していた2大通貨であるから、その価値を改めて考えることは無かったのだが、中国元という中国人でさえ信用していない中国政府が担保している通貨、民間銀行(HSBC、中国銀行、スタチャン)が発券している香港ドル紙幣と接することで、通貨の信認というものを香港にて、生れて初めて考えさせられたのである。測度変換という測度論上の概念が現実世界とつながった瞬間でもあった。
今にして思えば、日本は先進国で日本円はフリーフロート(変動相場制)、通貨規制無しなので、日本とアメリカ・イギリスの差より、日本と中国の差が大きいので、違いが大きい分だけ、学ぶものが大きかったのだけのことなのである。金融的に日本より遥かに遅れた中国・香港・アジアから学ぶものなど何も無いと思い込んでいた当時の私は、自分の認識の甘さと考えの浅さを思い知らされたのである。


ブログ6周年

毎営業日、約1500件、しつこく書き続けているのか・・・。著名ブロガー、アフェリエイトにはまったく興味が無いのだが、インターネットという公開の場に自分の意見をさらす緊張感は悪くないものだ。

今年もまたアクセス分析をして人気記事をランキングしてみたのだが、その結果はあきれるばかりだ。アクセス分析は客観指標としての重要性はあるものの、民主主義の数に何の意味があるのか? という根源的問題を想起させる。人気記事ランキングから浮かび上がる人気のテーマは、「風俗、FX、有名人の個人名」という低俗な3単語に尽きる。これではこのブログは、アジア一国一愛人構想という戦略的消費活動を単なる東南アジア夜遊び日記に貶めるインターネット媒体であることになる。ブログを書くのを止めたいと言っているのではなく、民の行動に基づいたアクセス・ランキングは、来年から重要度を落としていこうか、と思っている。

というわけでユーザーの意見をまったく無視した2012年11月24日から2013年11月23日までの間の私の自信作をエキゾ選びで3つほど掲載しておこう。

最近、趣味で漫画を描いている、とはいえ、ネット上で見つけた画像やドラマ・映画のスクショにセリフを入れるだけのものであるが、私が描いた漫画の中で最高の自信作が登場するのがこれ。いかにも中国人という顔をした鄧小平だ。
Teng-Hsiao-Ping.jpg
記事の内容は読書だが、ほとんど本の内容には触れず、昨今の尖閣諸島・領土問題に鋭く切り込んだ自信作だ。風俗とかFXだとかどうでも良いんで、こういう記事を読んでくれ!

2013.06.06 東京の島

これは市場関係者ではなく、一般の人にもなじみがあるストックオプションによる役員報酬について書いている。やたらとテクニカルな2階微分、やたらとディープな市場構造の話ではなく、プレスリリースの書き方を題材に”一般的な”なことを書いている名作である。内容的にはプロ向けではないが、プロが読んでも納得してもらえる内容だと自負している。

2013.08.20 広報担当者必見、ストックオプションのプレスリリースのひな形を見直すべき

ジャカルタのキャバの話だが、料金制度や店については触れていない。私がインドネシアのキャバ嬢であるジャカ1と何を話したかが書かれているにすぎないのだが、そこには、観光地としてバンコクと比べて明らかに劣るジャカルタになぜ私が行っているのか、という理由が記述されている。高度経済成長を実際に体験していない世代は読む価値があり、ジャカルタに行く価値があるということを示唆した重い記事なのである。

2013.10.09 ジャカルタ・リラクゼーション・アワー 15/16 ~悲しい女

私の主観ではなく、民主主義的客観指標、民衆に支持された記事は、アクセス分析で数値(結果)として残っている。まったく酷い結果だが、集計してしまったので載せておこう。アクセス分析の手法は、去年と同様監視周期を2年間にし、ページビュー数×閲覧時間×(1-直帰率)でソートしてみました。

ユーザーが選んだ人気記事ベスト30。これが世論だ!


ブログ5周年

私のことを知らない読者のために自己紹介いたします。
【名前】一族・エキゾ※1

【職業】デザイナー

ファッション・デザイナーではございませんよ。天才デリバティブ・デザイナーです。日本語で言うと金融複製技術の設計師です。デリバティブを金融派生商品と訳すのは誤訳だと個人的に思ってまして(商品ではなく技術と呼ぶのは倉都康行さんのパクリ)、デリバティブとは、現物証券で複製する技術の総称というのが適切な表現でしょう。ついでにトレーダーという言葉も広義過ぎて不明確です。取引する人という意味ではアマのネット・トレーダーから、金融機関セルサイドでもエージェンシーとプリンシパル、バイサイドではファンドマネージャーとトレーダーとあるわけで、それらは全く違う立ち位置にいると考えています。人手不足で自ら取引することもありますが、主たる仕事はデリバティブのグランド・デザイン。商品設計と取引戦略を考えることが私の主たる活動であり、それを基に取引するのは副次的な仕事にすぎません。

【野望】投資一族の継承

投資は非消費的な経済活動で、私利私欲・物欲を追求する自分勝手な行為ではなく、自己本位的な行為である。経済合理性を追求し、質素倹約を旨とし、慣習や惰性に流されることなく、日々研鑽する。加えて必要とあらば制度・法律をも乗り越える超国家的な存在である家を意味する一族という名前なのである。投資の精神を受け継ぐべく人材の育成は教育であり、幼少時・少年期のコントロールも含め、多少血縁を意識した"一族"と名付けているのである。遊んでいるかのように見えるであろうアジア一国一愛人構想(ACALエイカルと発音してください)も空間的・時間的、両面での勢力圏の拡大を意識した投資一族の継承のための手段なのである。

※1:(当ブログでは、一族が姓、エキゾが名という設定になってます。)

acal.jpg

アクセス数は地味ながら伸びている。このブログはあくまで趣味で書いているので、アクセス数をそれほど強く意識する必要はないのだが、インターネットに公開している以上、不特定多数の読者の目は意識している。市場関係者だけではなく、アジア在住日本人、女性読者などにも読んでいただけるように心掛けていこうと思う。しかし、マスに迎合するばかりに安易な内容にはならないように注意するつもりである。

今年搭載されたブログの新機能についてご紹介しよう。
投資一族のブログ スマホ版
http://www.ichizoku.net/i/
これはスマホからアクセスするだけでなく、PC版でアクセスすると白い背景でお楽しみいただける優れモノである。
アーカイブ 全記事表示(1000件表示) 過去記事の検索にご利用いただけます。
http://www.ichizoku.net/archives/
Twitter Link 記事のタイトルを自動でつぶやきます。
https://twitter.com/exo_ichizoku
タグクラウド いくつかワードを増やしたので、ご興味あるワードをクリックいただければと。

5周年になったので監視周期を2年間にし、ページビュー数×閲覧時間×(1-直帰率)でソートしてみました。こうすることでヘビーユーザーの傾向があぶり出てくる。

 








ブログ4周年

ついに4周年。営業日で書いているから約1000本弱の記事を書きました。ここ最近は新聞よりも本を多く読んでいますが、それはそれで良い蓄積になると考えています。

では例年に則りまして、総閲覧時間ランキング。1位から。

2009.08.06: 血液型占いより有効な兄弟構成占い

ショックだ・・・こんなどーでも良い記事がトップとは・・・。内容的にも全然面白くないんだが・・・。しかし民とはそういうもの。私もこの数年で成長した。「あっぷぅが! 俺の言うことがわからぬか!」とは言わなくなった。「アホでもできる、バカでもわかる、それを提供することが支配者の民に対する責任である。」と考えを改めたからである。

2011.01.11: イトマン・住銀事件 ~脇役 経済事件史顔ぶれいつも同じ

フィクサーの名前を書きまくったからでしょうか?
うーん、なんでだろう。香港と独占禁止法、という方が面白いと思うのだがなぁ。なぜか英資財閥との戦いか・・・。
ジャクリーン、良いキャラしてるもんなぁ。

外務省も興味の関心か? 読者が多様化しているのだろうか。傾向がわからない。
これは女性読者かな? 一般に男が、皇后や嫁姑問題に関心があるとは思えない。
これ、去年もランクインしてたな・・・。バイナリーなんてマニアックなニーズに応えるロングラン記事。

これは自信がある記事です。Gammaをこれ以上噛み砕いて説明するのは無理なんじゃないかと思うくらい頑張って書きました。でもこれ、結局プロ向けの内容だなぁ。読んでくれたのは常連のプロの方々でしょうね。反省。

応援ありがとうございました! でも落選しました!
橘玲、古本屋で高く売れるんだよね。多分、そういうことだな。
これもプロのアクセスだなぁ。僅かに2年前だが、俺自身が頑固職人みたいだな。今の俺だったら、ニヤニヤしながら、「どうして? うーん、すごいねぇ、また教えてよ。」で終わりそうだ。
ゲームオタクの新ユーザの登場でしょうか? 
皇室シリーズ、二つランクイン。やっぱり天皇の国、日本王国ならではですね。
小佐野賢治の結婚生活。そう皆さん参考にするべきです。
橘玲人気。これも2つもランクイン。
美佳りんも最近静かにしているようですが、以前注目度高しでしょう!

書き手、つまりの観点から見たお勧め記事(自信作)
発想が天才だと思わない?
企業としての完成型。一大帝国を作り出しているマクドナルド。フランチャイズという植民地を”民主的”ではない資本の論理で”平和的”に持つ。経済戦争の勝者とも言えるかもしれません。
絵だけ見てね。解説は少し難しめです。
東大の財務分析。他じゃ見れないよー! ほら、寄ってらっしゃい見てらっしゃい!
では読者の皆さん、今年もよろしくお願いいたします。
2010.11.24: ブログ3周年
2009.11.24: ブログ2周年
2008.11.24: ブログ1周年
2007.11.24: 


ブログ3周年

おそいもんで、ついに3年経ちました。3年・・・長い長い月日だなぁ。

思えば、色々なことがあったのぅ。

サイト分析

地味にではありますが、今年もわずかながらのドリフトを伴い、少しずつアクセスが増えています。

閲覧数の多かったページ
 分析では閲覧数となっているのですが、閲覧数と閲覧時間との積で総閲覧時間を算出しその順でランキング。

順位1位から見ていきましょう。

2008.11.19: 発展途上国の定義

にちゃんにコピペされていた影響ですな。恐るべし民の力。

2010.03.11: 遅ればせながらカジノに行ってきました

シンガポールのカジノオープンで注目が集まったのでしょうか? そこそこ書いてますが、真髄は下の

ルーレットと大小の最適戦略を読んで欲しい。これはなかなかディープ。

2009.09.01: バイナリーオプションの性質から読む市場拡張性

これも民の力ですな。バイナリーは資本の小さいプレイヤーのみ。でも民の関心が高いということです。

2010.07.15: 数学を使わないオプション解説 Gammaって?

がんばりました。3年目にしてGamma初解説。力作のつもりだったので評価されて嬉しい。

2009.03.27: 私の株式営業 ~Fiat Moneyの裏打ち

綺麗にまとめたでしょう? 写真付で。米国軍産複合体。

2010.04.12: 日本の軍需産業

あらっ? みんな軍需産業に関心アリかな? ひと口にいうけど、定義はないのよ。一個一個調べるんだから。

2009.08.04: Barrier Option Pricing

去年に引き続きランクイン。これは民の仕業じゃない。こんな記事にアクセスしているのはプロだな。

FXのプロの方が日本は人口多いのか? まぁ、銀行でもやれるからな。

2009.11.11: 巨額暗黒資金 全日空M資金スキャンダル

M資金、キタね。全日空の倒産劇とも関連しているのかな。

2009.10.19: 世界の大学ランキング

ネットで人気の話題。学歴トーク。食いついてくれて嬉しいよ。

2009.08.06: 血液型占いより有効な兄弟構成占い 

占いも人気があるらしい。女性読者かな。このブログの女性読者は殆どいないから脅威の直帰率。

010.06.23: 年収9億円 7201 2009年有価証券報告書によるストックオプションの評価方法

またも大衆迎合型、年収トーク。なっ! ネット住民は、年収なんか気にしてる時点で悲しいってことを悟ってくれ。

2010.03.01: 噂のストップ狩り

FXブームの影響だろうな。債券、株式、FXと行くに従って、市場参加者の”質”が悪くなるという学説はいかに?

2009.12.15: 男は結局、体目的

女性読者に読んで欲しい記事なのだがなぁ・・・。読んでるのは男なんだろうな。間違ってもこれ口に出すなよ。

ほとんどの女に当てはまり、世の女を敵に回すことになるぞ。

2010.03.30: 日経平均配当指数 そもそも日経平均が変な指数

こりゃ、株のプロからのアクセスかねぇ。ほれ、FXより順位が低い。人数少ないんだろうな。

2008.12.15: 年末ジャンボ ~富くじにおける分散の値段

おーーーっ、嬉しいぞぉ。この記事は実に力作なのだ。ところであんた、分散の概念は理解してるかね?

2009.05.12: FX Optionの 25Deltaって?

FX。これも素人の仕業なのかなぁ。直帰率が高くないから、プロも入ってると思われる。Barrier Option Pricingも

そうだが、かなり古い記事なので、気紛れで読んでいるのではないプロのアクセスが多そうだ。でもこの記事を本当に

楽しめるのはEquityのセクショナリズムを持った、エクデリ・プレイヤーなんだぞ。

自己評価での力作

一般読者用

2010.01.06: ラブルキヨシ

これ、複数のもの言わぬ読者からメールにて反響ありました。実話だけに迫力あったみたいです。

非デリバティブ系記事(多少の数学要)
2010.06.04: ルーレットと大小(Big or Small)の最適戦略

良い記事だと思うんだがねぇ。俺の気持ちとアクセス数は比例せず。

ディープ・デリバティブ系

2010.01.08: 50% Knock-In PutのPremiumって実現できるの?@理想的な世界にて

Vanilla Playerも読んだ方が良いExoticの解説

2010.11.01: 三田氏を斬る ~トレーディングの現場の解説

Vanilla Playerは読んだほうが良いVanillaの解説 (Gamma Tradingについて)

では、最後に昔のブログ記念日の記事を張っておきましょう。

2009.11.24: ブログ2周年

2008.11.24: ブログ1周年

2007.11.24: 


愛娘に捧ぐ モテる女になる方法

株式市場においては、
需給の歪みを見つけ、トレードに活かすのが株式トレーダーの仕事
需給の歪みを作り、トレードに活かすのがデリバティブトレーダーの仕事
が基本とされています。
M&A 男と女のM&Aにおいても、需給の歪みを突く、これが基本となりましょう。
その歪みの存在は、私の人生の共にある。女性は、私のように生きれば、それは男しか居ない世界で生きる
ということ。極端な男女比という需給の歪みの恩恵を最大限に受けること間違いなしです。
まず第一の方法は、残念ながら大人な女性読者諸君は既に手遅れです。
このサイトの数少ない女性読者が15歳以下であるとは思っていないので、娘に捧ぐと書きました。
モテる女になる方法1 数学を勉強する
絶大な効果を発揮するのは、理科への大学進学です。
私が通っていた大学は50人のクラス中、女性わずか2名。怪獣でもモテます。本当です。だってこの目で見てますから。
特に、鹿児島の陸の孤島などにありがちな全寮制で、貴重な若い時期の6年を過ごした殿方たちは、遊びなれておら
ず、女を見る目がありませんから、18歳のうぶな時期に早々に刈り取ってしまうと良いでしょう。
「僕の初体験は14歳で、相手は3つ上の男子寮の先輩です。」なんて話がゴロゴロしている環境から抜け出してきた
ばかりの男の子です。女の子の知り合いなど東京に居るはずもなく、心配しなくても、女なら誰でも刈れます。
そんな連中がまずクラスの中だけで、単純計算して25人、美醜の差で劣後したとしても7-8人の独占権は固いです。
仮に18歳の時、仕掛けが遅れて逃した場合、貴女にはまだチャンスがあります。数学科に行きましょう
数学科はなんと50人のクラス中、女性0名。私の一つ上にちびまる子ちゃんを不細工にしたような何の色気も可愛げ
もない先輩が一人。つまり1/100。数学科の紅一点になれます。ちなみにそんな彼女もちゃんと彼氏が居ました。
もちろん、数学科に。ま、相手の方も数学がわかる人なので、未解決問題を解く修士論文を発表したという偉業を評
価してのことかもしれませんが、彼女は、男でも結果を出しているのは事実です。
そこでもまたチャンスを逃した場合、就職は金融機関で数学力を生かしたデリバティブのトレーディングに就くと良いでしょう。
金融機関でも営業は、個人・法人営業問わず女性が多く、熾烈な争いが存在します。
デリバティブでも、ドキュメン・法律系やバックオフィスは、これまた女性比率が50%を超えてしまいます。
あくまでトレーディングにこだわりましょう。ここには女性は居ないと言っても過言ではありません。
女性のデリバティブのトレーダーは私は記憶の限り、一人しか知りません。
モテるかどうかは別としても、女性というだけで、様々な特権があります
まず、唯一の女性という特徴があるので、すぐに覚えてもらえます。外人にも覚えてもらいやすいし、話題にもなりやすい。
唯一の女性トレーダーと私のやり取りを見て、後輩が「エキゾさん、見てて痛いです。気を使いすぎですよ。」と思わず
私に言ったという事例に見られるように、意地悪・鬼として有名な先輩にも、自分だけは優しくしてもらえることでしょう。
モテる女になる方法2 ギャンブルを嗜む
パチンコは個人プレーなのでお勧めしませんが、ありとあらゆるギャンブルの顧客層は男が非常に多いのが事実です。
ですから、雀荘などに乗り込めば、これまた雀荘紅一点。以前に書いたのでメリットは略しますが、チヤホヤされること
は間違いないのです。
2009.02.06: 博打における女性誘致
またギャンブルは需給の差を突くにとどまりません。博打の仕方は人間性そのものとよく言いますし、その通りだと思います。
日本人女性の多くが博打を理解していないので、博打の仕方に殿方の人間性を見ることが出来ないのです。
男を見分ける選眼。それは食事でもカラオケでも飲み会でもありません。博打の仕方に全て反映されているはずです。
どのような博打を好み、どのような打ち方をするか。これはその場で取り繕う嘘がまかり通る「にわか親切」や気遣いと
異なり、人間の本質が必ず現れます。
男性に対するお誘いは「飲みに行こう」ではなく、全てを知り尽くした上でも「カジノでギャンブル教えて」とあえて可愛く
言いましょう
。そこで、得意になって、確率の基礎中の基礎であるギャンブラーの過ちを地でいってしまう男は、そもそも
男として基本が出来ていないので即斬りでOKです。正しいルールの理解と、ギャンブルに対する理解、すなわち、ギャン
ブルを楽しむ教養がまず基本
です。
2008.12.01: 裏か表の10連敗の確率
そして、ギャンブルを楽しむ=教養もありますが、=経済力もみることができます。
女性にとって気になる年収・経済力も賭け金、勝った金、勝った時の反応を見れば察しが付きやすいのです。
人間の心理の根底と気になる経済力を垣間見ることができるギャンブル、これを身に着けない手はありません。
もし貴女がギャンブルを理解していないなら、女として選眼力に劣ると反省した方が良いですよ。
2009.04.21: SGP競馬 データ重視戦略Team VS お気楽運天Team
2008.12.15: 年末ジャンボ ~富くじにおける分散の値段
2008.08.08: Geylang Street Gambleの期待値
モテる女になる方法3 英語を勉強する
これは最も安易な方法です。男と女のGlobal Arbitrage。つまり日本でモテなければ、海外に出れば良い。
小野○ーコのように、なんでコイツが!と思うような人が、外人にモテたりするものです。
そのような例はタイの町にいけばいくらでも見ることができます。
2008.06.20: 美の基準 ~民族を超えたArbitrage
「これなら私もできる!」と喜び勇んだ貴女は、女としてまだまだ甘いです。
安易ゆえに参入障壁は低く、非英語圏全ての女性が同じ土俵にいることを忘れてはいけません。

この方法は、理解し、実践している女性が多いので、注意すべき警告を挙げることとしましょう。
相手の殿方の感覚で、日本人・アジアンな女性である ということが求められていること。(あなたの感覚とは違います)
殿方が求めているのは、単なる男尊女卑であり、その点において日本人はタイ女の献身には絶対に勝てない。
殿方が求めているのは、若さと体を安易に許してくれることであり、経済的困窮が無い日本人は後腐れが無いからである。
以上をきっちりと自覚し、日本人女はモテるなどという勘違いをしなければ、Global Arbはきっと成功することでしょう。
息子に捧ぐモテる男になる方法? それがあるなら俺が既にモテてるわ。ボケ。


ブログ2周年

読者の皆様、いつもお付き合いいただきありがとうございます。2年間、ほぼ毎営業日分書けました。
ネタが尽きることもあるかと心配しているのですが、現在原稿は数か月分ストックがあり、(暇すぎ?)
日々何か考えたことをオブジェクト化し続けていきたいと考えております。
書いている理由
今日一日何をしましたか?何を考えましたか?というのを文章に落とすことでアウトプットを明確にします。
思考を文章という実体にすると、考えの甘さ、知識の浅さがより明らかになり、調べようという動機付け
がつき、その結果完成した文章が、今日の小さな一歩を示しているような気がしています。
自らの夢、道を今日一日、確実に一歩歩む。何も書けないような過ごし方をする=その一歩が無い
夢は単なる妄想になります。
文章に緊張感を与えるのはハイソな読者の皆さんの厳しい目です。改めまして、読者の皆様、そして
管理者兼アドバイザーであるut氏にお礼を申し上げます。ありがとうございます。
一周年記念の記事で「デリバティブ関連の一筆入魂記事に対するコメントが少ない」
とボヤいてみたところ、今年はアツイ、コメントをたくさん頂き、大変嬉しく思います。
新しい読者の皆様、デリバティブの専門知識を持たない読者の皆様へ
当ブログは、詳細な解説を省いている部分もあり、かなり高度な業務経験を要する内容になっています。
奥ゆかしい日本人気質ゆえ、理解できなくても下手な質問はしにくいという読者の方もいらっしゃると思い
ます。
ですが、専門家以外の方の質問は
固定観念がなく斬新、かつ、デリバティブの同志が増える可能性がある
という観点からも歓迎しております。
どんなに初歩的なことでも、ご質問いただければ、真摯に受け止め、なるべくわかりやすく答えるよう努めさ
せていただきます。またご批判・反論などを受け入れなければ、議論に制限ができてしまいます。批判・
反論は自由な議論のためには必要なこと
だと思っておりますのでご遠慮なく投稿いただければ幸いです。
サイト分析
地味にではありますが、少しずつアクセスが増えています。
閲覧数の多かったページ
 分析では閲覧数となっているのですが、閲覧数と閲覧時間との積で総閲覧時間を算出しその順でランキングすると
2009.10.15: BNP作為的相場形成の疑義についての見解
2009.01.15: 株投資家から見たインフレ連動債TIPS
2009.08.04: Barrier Option Pricing
2008.01.31: ガンマ無き者はデリバティブに非ず
2009.08.12: Double Barrier 複雑なるもの
おっ、熱心な読者の傾向が浮かび上がった気がします。
ちょっと変わった検索ワード
volatility of volatility gamma
crossed gamma
variance swap
通貨発行差益
changi villeage
中立測度変換
女に財布を渡さない 欧州
女帝・美佳リン
一部ユーザーに評価が高かった記事
2009.07.22: タイ旅行 農業と宗教vs金融と資本主義
今後ともよろしくお願いいたします。


Bloomberg/Reuterコマンド覚書

Bloomberg/Reuterコマンド覚書作ってもらいました
使用頻度の低いコマンド・・・、忘れてしまいませんか?
前も調べたなー、どこかにメモしておいたはずなんだけど・・・ とかありませんか?
例えば、Equityの人で、
JPYのベーシススワップって今なんぼくらいだっけと思ったときにすぐ出てきますか?
そんな悩みを解決する覚書を作ってもらいましたので、メモ代わりにお使いください。
ブログサイドバー、yahoo広告の下にShort Cut、
あるいは、これbloombergReutersコマンド機能覚書をダイレクトにクリック

bloombergReutersコマンド機能覚書

です。
カテゴリーは、4つに分けて
 Bloomberg コマンド
 Reuter 3000 Extra
 Bloomberg Excel機能
 Reuter Power Plus Pro
としてみました。
私は、タイトルに 「コマンド 機能の概略」 そして、本文には、詳細があればそれを書くようにしています。
もっと美しい書き方があるかもしれませんので、私から書き方のルールは特に指定はしません。
単なる覚書ですから、皆様、気軽にバシバシご利用・投稿ください
私の意図。
Bloomberg・Reuterの使用頻度の低いコマンド機能を紙にメモにしてたりすると、よほど綺麗に
まとめない限り、調べるのに時間がかかると思います。自分のメモとして使う場合は自分の名前をクリック
すれば、自分の記事だけ取り出せると思います。
あるいは、サポート問い合わせなども聞いた時、すぐにメモに残しておくとコマンドの深堀、彼らの内部ロジック
の一部を記録できます。
情報の共有とマニアックコマンドのユーザを増やし、お気に入りのコマンドのサービスを停止・削除させない
目的もあります。
同じ株式市場・デリバティブに従事しながらも、使用コマンドはユーザの個性が出る部分で共有する価値が
あると思います。


ブログ移動のお知らせ

いつもお付き合いいただきありがとうございます。
このたび、アドレスが
http://www.ichizoku.net/
から
http://www.ichizoku.net/
に変更になりました。
それに伴い、ブログ購読されている方は、再度、購読設定をお願いします。
しばらく旧アドレスも、有効のようです。
一族ドメイン・ダイレクトに格上げしました。
検索に引っかかりやすくなり、より多くの方に読んでもらえる機会が広がるらしいです。
ここで、定期的に読んでくださる方、コメントをくれている方に改めて感謝したいと思います。
同時にコメントに対する私のポリシーを再度、記しておきます。
私はプロの「もの書き」ではないので、自身の知識や経験を前提とした文章を書いてしまう
傾向が強くあり、極端に説明が不足している記事もあるという認識はあります。
わかりやすさを追求し、あまりに一般的に書きすぎると、特有の要素がなくなってしまう。
人によって常識・知識は違うので、すべての人にわかるように書くのは難しい。
という事情もあり、今後も説明不足がちなブログにはなると思いますが、このマニアブログに
お付き合いいただいた読者の方には、誠意を持って答えるつもりです。
デリバティブが専門で無い方、金融知識があまり無い方の率直な疑問、初歩的な質問
をコメントしていただくことに全く問題はありません。
今後ともよろしくお願いいたします。


一族の素敵な仲間たち

たまに、ふと昔の仲間を思い出すことがあります。地元に帰ったらまた会えるかな?
1.幸せ者たち
「ワタシ、TOEIC 80点です。」
すいませんでした。流石の私も負けました。
「お前、クラスでハブにされてるらしいなぁ?」
「バカ野郎!俺一人でクラス全員をハブにしてんだよ!」
「生意気なんだよ。クラスに友達居ないクセに~!」
「おう。確かにいねぇよ。俺に友達は、必要無い。俺に必要なのは忠実な下僕だけだ。クラスに下僕は沢山居る。」
金欠でトルエン調達ができず、店で万引きしてきたペイントスプレー缶をビニール袋に吹き付け吸い込みながら
「うぇー、まずーぃ、気持ちわりー。やっぱ、ダメだ偽物は。体に悪い。
2.私を悪者だと決め付けてる人たち
私が車を運転していると、2.0の視力で目ざとく私を見つけ、窓ガラスをガンガンガン!
「おーぅ、無免許野郎。窃盗か?窃盗か?
頼む、その素晴らしい視力で見てくれよ。隣に親が乗ってるだろ?俺にも立場があるんだよ。
「お前最近何やってんの?証券会社?あー、頭使って悪いことするヤツか。ピッタリだな!お前!良かったじゃねぇか!」
私は、気にしないから、いいんですけどね。
株屋のイメージってまだそういうものなのでしょうか?
読者の皆さんの懸命な努力により、それが変わる日が来ることを信じたいと思います。


感謝の言葉を忘れない男

主婦業に理解があるようでタチが悪い男も居る。
男は、毎日の食事に対して、妻に対して、必ず感謝の言葉を忘れない男だった。
一日も欠かす事無く!
普通そんなことはできない。
何故できたのか?
男は、女を一生面倒見る気は全く無かったから、妻の奉仕を不思議に思っていた。
だから感謝と同時に、こんなことをよく口にしていたという�
ご馳走さま、今日もおいしいご飯をありがとう。わかるよ~、毎日ご飯作るの大変だよね。うんうん。
それ・・・、辞めて良いよ。

日本では、主婦業の市場価値が明らかでない。それは労働市場の厳しい外国人規制により市場の
国際化が進んでおらず、Arbitrage-Freeでないエマージングな状態のままだからだ。
十分に効率的な市場ではGlobal Arbの効用により、そういった仕事はフィリピン人がやることになっている。
彼らの月給は6-7万円。それが主婦業の市場価値である。
ご飯も子供も作らなくていいから、主婦の市場価値以上の金を作ってくれよ。
そうすれば連結で黒字だろ?できない?やりたくない?
困ったな~、最近、独立採算制がどうのこうのとかって、赤字会社を抱えてると株主がうるさいんだよ~。
私は君に対して一度でも命令や禁止をしたことがあるかね? そう、一度も無いはずだ。
つまり、実質的な経営意思決定権があるとも言えず、資本関係も明確ではない。
加えてキャッシュフローは完全にマイナス。創立以来、一度もプラスのキャッシュフローになったことが無い
純利益は黒字というが、そもそも仕入れを連結対象内から行っているからだろう?
原価の評価方法が不当に低いのでは?と会計監査法人から疑義を突きつけられている状態なのだ。
この前の総会で大株主が、一体この会社との関係に何のメリットがあるのかわからない。
明確に説明を求む!と言われて私は言葉に窮してしまった。
株主の手前、”そういう”関連会社をこれ以上連結対象内で抱えるわけにはいかないのだよ。
残された道はSpin-Offしかない。私も可愛い関連会社が分割後すぐにつぶれる姿は見たくない。
交付金はいくら欲しいんだ?」
小説「主婦関係と連結会計」より


意外にもFeminism?

前回の記事を書きましたが、私は、主婦の仕事を全面否定しているわけではありません。
私はこう見えて主婦業に理解のある男なのです。
昔、ファミレスで友達5-6人相手に、こんな演説をしました。
主婦業、これをプロの職業として通常の会社員と比較した場合、それはつらい業である。
休み・定年が無い。
 毎日ご飯を作る。書くと7文字にしかならない内容だが、これは、意外と大変なのである。
 土日祝日休みなし。365日働きっぱなし。有休・定年も無しで一生続く。
 1日だけなら誰でもできる。しかし実際は、献立を毎日、休みなく、死ぬまで考え続ける。
 昼下がりのテレビを見れば、「今夜の献立」みたいな番組ばかりだ。主婦たちの苦労の証明だ。
 
 家事・育児を放って一週間旅行に行きたいというわがままを快諾してくれる夫が居るだろうか?
  一週間どころか、たった一晩夜遅くまで飲みに行くことすら良い顔をしない夫が多いのではなかろうか?
  だったら主婦はいつ休みが取れるかと考えてくれたことはあるのだろうか?
 今夜はこれが食べたいと毎日リクエスト・提案してくれる夫がいるだろうか?
 同じものを連続して作って文句を言わない夫がいるだろうか?
 予算を考えることなく食事を作るほど余裕のある家計も限られた人だけだ。
加えて、成功報酬が無い。
 給与と昇進が無い状態で働けますか? 
 この問いには、「それでは、労働に何の意味があるかわからない」という答えが多かろう。
 しかし、それが主婦業というものだ。
 つまり、彼らの成功報酬、それは家族からの感謝と労いの言葉だけなのである。
 一般の家庭において、それを怠り無く、毎日しているだろうか?
 「今月は給料無しね。」って平気で言ってくる会社であんた働けるか?
 お前が飯を作って当然、感謝の言葉が無いというのはそういう状態と等価だと思われる。
そしたら、隣で飯を食ってた家族が妙に静かなんだよね。
隣の席の会話とは言え、だんなも思い当たるフシがあり、口が重くなってしまったのではないだろうか。
奥さんが俺のところに来て
「もしよろしかったら、この割引券使ってください。」って言って帰って行ったよ。
きっと、亭主関白のつらい家で、こんな内容で夫婦喧嘩でもしてたのだろう。
奥さんの言いたいことを、俺がはっきりと言葉にしたから、奥さんは、うつむきながら
「そうだ。その通り! 私だってつらい。もっと言え!」
と思っていたに違いない。
演説部分だけ切り取れば、私は愛妻家の鏡のような男なんですけど、当然それではこの話は終わらない。
続きはまた今度。


女性による女性の格付

最近、ブログ書いていると、女性関係にあまりにも後ろ向き過ぎて、ついに本能の壁を乗り越えてしまう
のではないか?という疑念に苛まされています。
そして、この転換期だからこそ、楽しめる状況をいくつか想像してみました。
私の人生経験に基づく女性心理の分析の結果
女性は
男->おばあちゃん->外人->商売女->主観的にブサイクな女->普通の女->自分より年下の女
の順で低く格付しています。
外人から年下の女にかけてのSpreadは小さいので使い方に注意が必要ですが、男は格段に低いので有用です。
ちょっとうざい女から、
うざ女「好みのタイプを教えてください。」と聞かれ
「個性的な女性が好きですね。」とか適当なことを言って逃げていると
うざ女「わかりません。具体的に有名人で言ってください。」とさらに、しつこく突っ込まれた場合
「中村玉緒、デミ・ムーア」あたりでかわせば、それ以上突っ込まれることは無いと思います。
Partyでむかつく女にあったら、このようにいびります。
「素敵ですよねぇー。芸能人の誰かに似てるなー。えー、そのつぶらな瞳が田村正和に似てるってよく言われませんか?」
思いっきり良い男で言っても相手は相当ムッとするところがポイントです。
厳しかったら、かなり年配の女性も効果的。どんなに綺麗な女優さんでもババアは嫌味になります。
この場合、外人は嫌味にならないこともありそうです。
N股かけて怒られちゃった時は
「あー、あれ?怒らないで。女だと思ってる?違う違う~。俺は無理だから、お前、一晩挑戦してみたらどうだ?」
これは、さすがに言った事は無い。


腐れ社員の功罪

私の出社理由を激白してしまった後で、いまさら弁解の余地は無いかもしれませんが、猛烈社員ぶりを
評価する声があったのも事実です。
今だって、一人で、何の報告義務も無い長期出張なので、いくらでもサボれます。
きっと、上司からアツイ信頼があるのでしょう。
ただ、職場の皆さんに仕事ぶりを披露する、これは当然のこと。
私を評価したのは。私の仕事、あるいは職場すら知らない人です。
無茶苦茶仕事ができて、気合が入っている人に見えるようですよ~、私。
事例1
「私はこの会社で長いこと働いてる。大体どんな人も”場中”に寝てるところを見たことあるんだけど、
エキゾさんだけは見たこと無い
なー。どうして?」
俺「そこに株価があるからです。次の瞬間その株価がどっちに行くのか見たくなりませんか?」
株価見てねぇで商品作れって?
いつも人より早く帰って夜ぐっすり寝てるからだよって?
まぁまぁ、そう言うなって。頭脳労働者だから睡眠が必要なんだよ。
事例2
「私はエキゾさんの口から職場の愚痴や不満を聞いたことが無い。普通ならば、一度くらい言うだろう。
それは不満を口にする必要が無いほど完璧に仕事できるということでしょうか?」
あんたにデリバティブの愚痴を言ったってわからんだろう?わかる人には文句くらい言うよ。
事例3
「人間はバランスが必要だと思う。職場で虐げられた分、せめてプライベートでは、威張りたいと思う人が多い。
エキゾさんは私にこんなに威張られてどうして平気なの?会社でそんなに偉いの?
ええ、偉いんですよ。社長より。なぜならば株主だからです。
事例4
朝暗いうちに起きて仕事に行くとは堅気の仕事とは思えない。サラリーマンがそんな早く行く必要はない。
よほどの気合が無いと普通起きれないと思う。何があなたをそうさせるの?そんなに会社で良くされてるの?」
会社は関係ない。マーケットとの”愛”を育むために�。いずれ冷める君との愛とは全く異質のものだよ。
事例5
「私、エキゾさんに会って安心しました。私は、御社ですとXXXさんしか存じ上げなかったものですから�。
XXXさんみたいな人しか居ないんだったら御社はどうなっちゃうんだろ?って心配してたのですが。
今日は本当に安心しましたよ。」
XXXさん、�社外の人にこんなに悪口言われるって、あんた一体この人に何を言ったんだ??


世界の食糧自給率

昨今、新聞・ニュース等で食料価格高騰が話題になる中、食糧危機が起こったら?なんて脅す人が居るので、
その市場規模を調べてみました。
農林水産省のページで世界の穀物自給率を見ることができます。
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/013.html
自給率が低い場合に、どの程度の資金流出が起こるのか?それ以前に、他のAssetである貴金属やオイルなどに
比べどの程度の大きさなのかが気になりますので、穀物市場規模を見てみたいと思います。
http://www.kanbou.maff.go.jp/www/jki/usda/usda0707.pdf
年間生産量をUSDベースで計算すると
小麦 61,277万t 22.5 bil bu 135bil USD
とうもろこし 77,710万t 30.6 bil bu 100bil USD
大豆 22,205万t 8.2 bil bu 70bil USD
1bu =(とうもろこし)25.4㎏、(小麦・大豆)27.2㎏
穀物全体で
210,000万tなので、ざっくり上記の和の2倍程度ということになり、
600bil USDくらいの市場規模があるのではないかと推測しています。
一方、商品全体を見渡してみます。
地上に存在する金は約11万8,400トン
推定埋蔵量を6万~10万トン、年間の生産ペースを2,000トン
金 20万t 6.43 bil troy ounce 6,000bil USD
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/energy/pdfs/b-1.pdf
2003年時点での確認埋蔵量は全世界で1900億kl。
2001年時点の全世界の産出量は33億5000万トン
1バーレルは約159リットル
1立法センチメートル=0.85g
年間産出量は24.8 bil barrel 2,480 bil USD
埋蔵量量は1200bil barrel 120,000 bil USD
株式市場の時価総額は約40,000bil
これらを総合して考えると、現時点での食料品市場はまだまだ小さいと言う結論になりました。
ただ、逆に言うと、食品は相対的に安すぎるということなのかもしれません。
金の先物を買うくらいなら、大豆の先物買ったほうが良いかな?というくらいでしょうか?


今日は改めて、当ブログにお付き合い頂きありがとうございます

最近、非デリバティブ業務従事者の読者もいらっしゃるという報告を数件いただきました。
私と直接良く話している人は、同じことを書いているだけなので理解できると思いますが、相当解説を
省いていることもあり、わかりにくい内容にもかかわらず、当ブログをお読み頂きありがとうございます。
これには、私の能力的な問題が一つ(参照インテリジェンスをかもし出すモノ言い)と
言葉が多少わからなくても気合で伝わる(参照初めて会った時から好きだった)
と思っていることが挙げられます。
急に丁寧な文体になったのは、昔から世話になっていた先輩とか結構年上の人もご覧になっている
ということがわかったので今日は、妙にかしこまっています。
多分3日で元に戻りますけどね。
コメントくださいよー。マジで。
先輩方が読んでるなら書き方変わりますから、ホントに。
もーう、インターネット上の男色擬似恋愛騒動なんてバカなこと書くんじゃなかったよ~。
非デリバティブ業務従事者の方の質問も歓迎なのです。経験上、なんてことなくても盲点を突くような質問が
来ることが多く、私自身も勉強になることが多いので是非よろしくお願いします。
いつも天狗な感じで話をしているせいか、気付くとブログの文体まで、随分偉そうに言ってるなと
自分でも思うことがあり、「北尾のフリみて、我フリ直せ」と今回は良い反省材料になりました。
先輩方、これからもよろしくご指導お願いいたします。